前回は、ベトナムのビットコインを始めとする仮想通貨事情について調べてみましたが、より幅広くFintech(フィンテック)分野で見たときに、ベトナムではどのようなサービスが展開されているのかについて調べてみました。(タイトル画像は、Facebook上での決済も売りにしているmPoS.vnのQRコードを使った決済ソリューションより引用)

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1. ベトナムのFintech(フィンテック)市場規模は、350億ドルになる?

7月21日付けのベトナムメディアbaodautuによると、ベトナムのFintech市場規模は、年間350億ドルにもなると報じられています。

その背景としては、現在4,000万台のスマホが2018年には6,000万台に増加する見込みであり、ベトナムでFacebookをビジネス用に使っている(Facebook上で物を販売している)50万以上のアカウントにとって現在広範囲で利用されている電子決済方法が無く、モバイルユーザーのうちわずか5%しかモバイルバンキングを利用していないなど、オンラインでの利用から考えてFintech市場の拡大余地が大きいことが1つ目の理由です。

また現実の世界(オフライン)においても、5,000万枚のATMカードの内、800万枚がデビット等に対応しているものの、現金の引き出し用途が95%であり、カード決済として利用されているのはわずか5%でしかない為、店舗といった現実世界においてもFintechを使ったサービスの市場拡大余地が大きいことが2つ目の理由です。(データは、123PayやZalo Payなどに係わっているZionCo.,Ltd社の話)

そんなベトナム市場を狙って、様々なFintech企業が参入していますが、現在の状況として決済や送金といった分野への参入が多いという特徴があります。7月22日付ベトナムのIT系ニュースメディアICTの記事でも、ベトナムのFintechの内3分の2が対一般消費者向け電子決済関係であると報じられています。

2. ベトナムのFintechサービスをジャンルで分類すると…

ベトナムでどのような分野にどういった企業のFintechサービスがあるのかについて、分類したのが下記になります。

複数の分野にまたがるケースや、サービス内容、変更等により厳密な区分ではありませんが、傾向として決済関係の多さが目につきます。

2-1. 電子決済Fintech:22社

ベトナムでオンラインゲームなどへの課金方法でもあるZingPay

1Pay
123Pay
Payoo
Senpay
VinaPay(現在接続不可)
OnePay
VNPAY
Webmoney vietnam
AirPay(旧CyberPay?)
Momo
VTC Pay
Vimo
Viettel Payment(VTPay)
OnOnPay
Moca
NganLuong
ZingPay(ZaloPay)
SohaPay
2C2P
Baokim
BankPlus
Nodestr

2-2. POS管理Fintech:3社

ベトナムでスマホを使った金利0%のカード決済ソリューションmPoS.vn

HOTTAB
iBOX
mPoS.vn(SOFTPAY.MOBI)

2-3. 個人向けサービスFintech:3社

ベトナムの個人向け家計簿アプリMoney Lover

Money Lover
Timo
Mobivi(iCare)

企業の福利厚生の一環として個人に金利0%で割賦販売を提供するMobivi(iCare)

2-4. ビットコインやブロックチェーンFintech:5社

ビットコインを介在させベトナムへの国際送金が2ドルで済むCash2vn

Cash2vn
VBTC
Bitcoin Vietnam
Copyrobo
CARDANO LABS

2-5. 送金や電子財布Fintech:4社

ベトナムで個人間送金が可能なお財布アプリmatchmove

matchmove
cash2vn
Nodestr
Remit.vn(旧RemittanceHub)

2-6. 金融サービス比較Fintech:2社


ベトナムの住宅・自動車・消費者ローンやクレジットカード比較サービスBank Go

Bank Go
GoBear
GoBearについては、以前こちらの記事で詳しく紹介しています。

2-7. 貸出ソーシャルレンディングFintech:3社

ベトナムのお金を貸したい人と借りたい人を繋ぐソーシャルレンディングサービスtima

LoanVi
tima
Trust Circle

2-8. データ分析Fintech:2社

ベトナムで借入や返済記録が無い人への与信判断情報提供

(クレジットスコアリングサービス)Trusting Social

BI(CircleBi)
Trusting Social

2-9. クラウドファンディングFintech:4社

ベトナムの漫画家向けクラウドファンディングサービスComicola

FundStart
Comicola
Betado
FirstStep

3. 新規参入を狙うなら決済や送金以外の分野が有望?

上記のように個人向け電子決済分野への進出が多いのには、以前にも取り上げたように『ベトナムのEC市場が急速に拡大している一方、決済は現金手渡しが多いこと』『ECに限らずベトナムでは現金決済が非常に多いこと』といった社会背景があり、それを狙っての参入が相次いだからと思われます。
momo | ベトナムでのオフショア開発のバイタリフィ

対消費者向け決済や送金サービスでは、各社宣伝広告に多額の費用を使っている

今後、ベトナム国内向けのFintech(フィンテック)サービスを考えた場合、競争が厳しい決済や送金よりも、例えば特定分野におけるクラウドファンディングや、ブロックチェーンを使った企業向けサービスといった分野の方が競合が少ない分、可能性が高いのではないでしょうか。

4. ベトナムでFintech(フィンテック)開発をお考えなら・・・

ベトナムでFintech(フィンテック)も含むソフトウェア開発をお考えなら、バイタリフィバイタリフィアアジアへお気軽にご相談ください。2017年、オフショア開発のリスクや費用を極限まで抑えた『拠点開設プラン』をご利用頂いて仮想通貨関連のソフトウェア開発を行われた会社もございます。(『リスクを最小限にベトナムで開発拠点を立ち上げ!拠点開設プラン事例インタビュー【bacoor株式会社様】』参照)

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本記事内の画像は、Fintech関係の各サイトより引用したものであり、その権利は各権利者に帰属します。

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