ベトナムでも日本でも、Googleはとても馴染みが深いです。検索をすれば多くの情報を得ることができ、大変便利なツールとなっています。しかし、ベトナムでは現地企業と外国企業が平等にサービスを発展していけるよう、SNSに関して法律で取り締まりを行っています。

2018年1月19日付のVNEXPRESSによると、ベトナムのTruong Minh Tuan広報情報通信部長官が、Googleに対しベトナムの法律を遵守した事業の運営やベトナム駐在員事務所の設置、ベトナムで事業運営を行う際の直接処理依頼や関連する義務の履行を検討するよう伝えたと記載されています。

今回は、なぜGoogleがこのような勧告を受けることになったのか、過去に起きたGoogleに関する問題や、ベトナム国民がいかにGoogleを使用しているかについて調べてみました。(タイトル画像は、2017年11月3日付のtuoi tre onlineより引用)

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1. Googleとベトナムの関係

CONGDONGAMERの記事によると、2000年半ばにGoogleはベトナムへ参入しました。Googleはベトナムにオフィスを構えてはいません。しかし、2017年11月8日付のsaigondautu Taichinhによると、ベトナムは、タイ、シンガポールに次ぐ東南アジアのGoogle3大市場の1つとなっています。

さらに、2017年11月17日付のBRANDS Vietnamは、Googleはベトナムで最も人気のある検索エンジンで、ベトナムのインターネットユーザーの93.3%が使用し、月間ヒット数は39億件となっていると報じています。このようにベトナムでGoogleは大変普及しています。

(画像は、2017年11月4日付のNhan thuc la mot qua trinh…より)

2. ベトナムの法律

2017年11月19日付のTHANH NIENによると、ベトナムでは現地企業と外国企業が平等にサービスを発展していけるよう、SNSに関して法律で取り締まりを行っています。

2017年11月6日付のBAO MOI.comによると、ベトナムのオンラインセキュリティに関する法案第34条第4項で「電気通信サービスを提供する外国企業、インターネットベトナムでは、法律を遵守し、ベトナムの主権、利益、国家安全保障を尊重しなければならない。ベトナム社会主義共和国の領土内で、ベトナムのユーザーデータを管理するためのオペレーショナルライセンスと代表的なオフィスとサーバーの設置をしなければいけない。」という法律があります。

しかし、現在大手SNSサービスを展開するGoogleFacebookなどはこの法律に遵っていない状況です。もしこの法律に遵わず、大手外国企業がベトナムに参入できなくなってしまった場合、ベトナムではSNSを多く使用する学生などに多大な影響がでると考えられます。

(画像は2017年8月1日付のSB LAWより)

3. なぜ法律で取り締まるのか

先述した通り、ベトナムでは現地企業と外国企業が平等にサービスを発展していけるようにするためです。2017年11月19日付のTHANH NIENによると、ベトナムには5500万人以上のインターネットユーザーがおり、これは国民の7割ほどの割合です。

Googleは国境を越え、さまざまな公共情報サービスを提供しています。Googleの2015年のベトナムでの広告収入は1億ドル以上であり、この金額は課税を全くしていないものとなっており、現地企業に比べ優遇された扱いとなってしまいます。

(画像は、2017年11月7日付のDAI BIEU NHAN DANより)

また、近い将来、Googleのような大企業の持つ多くのデータが会社で細かく分析され、集約され、そのような情報が、他国に管理されることで、第三者(国または他の組織)に提供されたりビジネス目的で事業に取引されたりすることも懸念されます。テロ組織に渡れば、人命や財産を脅かす行為に使用されることもあり得るのです。

 

4. Googleとベトナムの今後

2018年1月17日付のAnninhthudo Aによると、今回のことについて、今後ベトナムの関連省庁と接触する機会が増えていくと考えられ、ベトナムの第4次産業革命が発展していくためにも、Googleがベトナムの法律を理解しながら運営求められると思われます。

2018年1月17日付のVnEconomyによると、現在ベトナムでは、GoogleのビデオやGoogle playのコンテンツゲームが、法律違反として多数削除されています。

Googleは今後、東南アジア3大市場の1つであるベトナムで発展していくためにも、政府と連携をとりながら、現地企業と極力平等に運営を行っていき、第4次産業革命に向け、ともに歩んでいくと考えられます。

(画像は、2018年1月17日付のRFAより)

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