2018年5月2日付のVneconomyによると、ベトナムでは多くの企業が学校と連携して優秀な人材を探したり、企業の製品を使用して生徒に学習させたりしているようです。このような取り組みが行われているのは、一体なぜなのでしょうか。(タイトル画像は、2018年5月20日付のGLOBAL MEDICINEより引用。)

1. 企業と学校の連携 -なぜ?

2018年5月2日付のVneconomyによると、この連携は企業と学校それぞれに利点があるようです。企業側の利点として、多くの優秀な人材を得ることができること、学生にとっては早いうちから社会経験に近いものを積むことができるという利点があります。

2018年の時点でホーチミンでは13万人の新規雇用も含めた30万人の雇用が必要となっており、年間で5%も求人のニーズが増加したということから、企業側もこのようなことを積極的に行っているとも考えられます。

(画像は、Bao Nhanh 24/7より引用。)

2. 大学と企業の連携例

(1)Citynow×情報工科大学

Citynow有限会社は、ウェブ開発・就職紹介や日本留学コンサルティングなどを請け負う企業です。

Citynow有限会社によると、201797日に情報工科大学とCitynow有限会社が日本語対応可能なIT技術者を育成することで合意しました。これにより、就職紹介を行う企業側にとっても紹介できる人材が増え、学生にとっても日本語を学ぶ機会や日本で働くチャンスが増えることになりそうです。

(2)日産自動車テクノロジー×パソナテックベトナム×ハノイ工業大学

ハノイ工業大学によると、日産自動車テクノロジーとパソナテックベトナム、ハノイ工業大学は、三機関の間で高度な技術者育成プログラムを組みます。

学生は無料のトレーニングコースに参加することができます。ここでは、高度なソフトウェアの扱い方やトレーニングだけでなく、プロセスを立てる訓練や問題解決の思考の養い方なども学びます。優れた学業成績を持つ生徒には、奨学金を与えるそうです。

さらに最終的に2つの企業のいずれかで働く卒業生が選ばれるため、企業側には優秀な人材確保の利点が、大学側にも学生のモチベーション向上などの利点がありそうです。

(画像は、ハノイ工業大学より引用。)

(3)ハンニュヌー・ベトナム×トン・ドゥク・タン大学

トン・ドゥク・タン大学によると、トン・ドゥク・タン大学とハンニュヌー・ベトナム株式会社が自動化の分野におけるトレーニングを大学に提供し、研究協力をすることで提携しました。

ハンニュヌーは本社が韓国仁川にあり、ベトナムで使用されている産業用電気機器の大手の会社で、センサーや制御装置などをトン・ドゥク・タン大学へ寄付したようです。

実際に大手企業で使用される製品を使用して学習ができることに学生は喜んでいるようです。

ハンニュヌー・ベトナムは、トン・ドゥク・タン大学の学生のインターンシップと卒業後の雇用も約束しています。つまり、企業側には仕事経験のある優秀な学生を雇用できるという利点があるのです。

(画像は、トン・ドゥク・タン大学より引用。)

3. 今後の展望

2018年4月12日付のBAOMOI.comによると、大学を卒業した十分な知識や能力を有した若者は多いが、企業が欲しいのはそのような能力を有したうえで、海外でも重要視されているソフトスキルも備わっている人材だそうです。

2018年1月9日付のCareer Globeによると、ソフトスキルとは、人と人との間の行動に関連するスキルを指します。例えばコミュニケーション能力・コーピング能力・ビジネスマナーといったものです。

ベトナムでは高等教育の段階でこのスキルを訓練しないことが原因で、ソフトスキルが備わっていない学生がまだまだ多いと報じられています。

大学と企業の提携は、学生のインターンシップ活動推進などによって、技術や知識だけでなく、ソフトスキルも身に着けさせる重要な手段となっているため、今後も大学と企業の連携は増加すると考えられます。

(画像は、2018年1月9日付のCareer Globeより引用。)

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