先日、AIを組み込んだ新商品『MAL Visualize Emotion』を発表し、保育園での採用にあたってご利用頂くことになりました。

どのような商品なのか、この商品でどんなことができるのかについて紹介します。

1. 『MAL Visualize Emotion』はどんな商品か?

まず元になった独自開発の顔感情認識AI『MAL Face Emotion』(2020年4月発表)では、真顔・喜び・驚き・怒り・悲しみといった5種類の表情を0~100で数値化して出力可能なSDK(ソフトウェア開発キット)です。こちらは、AndroidiOSの両方で実際にダウンロードして認識精度などを確認できます。

このAIを活用しパソコンの管理画面上で数値や推移などが確認できるようにしたのが、2020年7月15日に発表した『MAL Visualize Emotion』になります

1-1. どうやって使うのか?

使い方は簡単で専用のアプリをダウンロード後、スマホ上でアプリを立ち上げて対象者の表情をカメラから取り込みます。

パソコンで管理画面にログインするとアプリから送られてくる感情値の推移がグラフ形式で表示されます。さらに計測開始時からの感情値の平均値や、基準値以上の感情値を出した長さも表示可能です。

例えば、基準値を70とした場合、特定の時間内に70以上の笑顔(喜び)を出した長さが合計何秒かといった数値を出すこともでき、また70以上の数値を出したグラフだけを表示させることもできます。(70といった基準値は自由に変更可能です)

管理画面上では、過去の計測ごとの履歴の確認やCSV形式で計測値を出力することもできます。

2. 『MAL Visualize Emotion』活用方法

Visualize Emotionは様々な用途に利用可能ですしカスタマイズもできますが、例えば以下のような用途に活用できます。

2-1. 採用活動に利用できる!

面接時に『MAL Visualize Emotion』利用して、候補者の表情を定量化(数値化)し判断材料に加えるという使い方があります。

実際に愛知県内で5つの保育園を運営するグローブ・ハート社では保育士新卒採用にあたって、より笑顔(喜びの表情)が多い人を採用したいという希望があり、このシステムを導入して『笑顔面接』を実施することに致しました。

2020年7月20日時点グローブ・ハート社のWEBより

 

面接時間中(1人15分)に一定以上の笑顔値を出し続けた時間(長さ)も計測して併せてリアルタムのグラフ表示ができ、採用にあたっての判断材料として活用できます。

上記「笑顔」以外の面接時の活用方法として例えば、困難な状況になったときに怒りや悲しみなどがすぐに表情として出ないか、冷静に対応できるのかを客観的に計測するツールとして利用することも可能です。

2-2. 接客応対の評価や迅速なヘルプにも活用できる

店舗での各ブースごとに設置することで、お客様の表情から感情の推移を計測できます。

これにより、お客の「喜び」「怒り」「悲しみ」の長さや推移などから、接客応対が良かったのかどうかを定量的に判断することができ、接客品質の改善に繋げることもできます。

また「怒り」の数値の推移をリアルタイムに把握して「数値が増加(悪化)傾向にある」「急激に増加してその状態が継続している」といった場合、システム的にアラートを出すことも実現可能で、管理者が該当するブースへ迅速なヘルプとして入るといった利用方法もあります。

2-3. マーケティングリサーチに活用できる

スーパーなどの店頭で行われる実演販売や、商品棚に設置された商品紹介のビデオ映像を見た人がどんな反応を示したのか?もしくは商品を手にした人がどんな反応を示したのか?

特別なハードウェアを用意しなくてもスマホ1台を設置するだけで、消費者の顔感情値を取得してその推移を計測することができます。

2-4. オフィス内での雰囲気の可視化にも活用できる

『MAL Visualize Emotion』を改変することで、複数名の顔を同時に認識してその合計値や平均値といったデータの取得が可能です。

例えばオフィス内に設置することで社内の雰囲気を可視化(数値化)することができ、社内環境の改善につなげることもできます。

その他、お客様の要望や用途に応じてカスタマイズ開発も可能ですし、無料で試しに使って見たい方はご体験も可能ですので、ご相談お待ちしております。

3. 感情認識、画像認識・判別のAI開発実績

バイタリフィ・バイタリフィアジアでは、上記MAL Visualize Emotionと元になった顔感情認識MAL Face Emotion以外でも様々なAI商品を提供しております。画像関係のAI商品の例としては、

顔認識の「MAL Face recognition」

OCRの「FirstReader」
写真から動物(鹿)判別集計ソフト

といった商品もありますし、製造業向けに検品(不良品判別)用AIモデルをこれまで十数種類作成した実績があります。

画像以外でもオリジナルAIモデルをご希望の場合は、kaggleという世界的なAIコンペの「Predicting Molecular Properties」において、2749チーム中10位を受賞しMasterの称号も得るなど世界トップレベルのAIエンジニアが開発いたします。

AIをWeb・スマホアプリ等のソフトウェアに組み込んだサービス開発も可能ですので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。


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