ベトナムには美味しい食べ物も多く、物価が安くショッピングが気軽に楽しめるので日本人観光客が増加しています。
2018年には日本からベトナムを訪れる観光客が初めて80万人を突破し、その数は右肩上がりです。
こちらの記事によると、1ヶ月で9万人ほどの日本人がベトナムを訪れているとのこと!
ベトジェットが就航して、日本からベトナムへ往復3〜4万で行けるようになったことからも、今後ますます増えていくでしょう。
外務省の情報でも、ベトナムの治安は悪くないとされており、凶悪犯罪も少ないベトナムですが、それでも日本人が遭いやすい詐欺などの犯罪が未だに横行しています。
これからベトナムに来る人に向けて、これらの犯罪について解説していきます。
目次
1. スリ・ひったくり
一番危なくて、日本人がよく狙われやすいベトナムの犯罪がスリ・ひったくり。
他の国でもよく起こっていますが、例外なくベトナムでもかなりの確率で被害に遭う人が多いです。
特に、日本にいる時と同じような服装をしている女性は、一目で日本人だと判別されてしまうためターゲットになりやすいように思います。
よく聞くのは、
道でスマホでマップを見ながら歩いていたら、バイクでスマホをひったくられた
という被害。
特に観光客はスマホでマップを開いたり、Grabアプリでタクシーを呼んだりすることから狙われやすくなっています。
ベトナムでの犯罪としてはカバンのひったくりも多く、私の友人も道を歩いていたら後ろから来たバイクにカバンをひったくられて、転んで怪我をしていました。
肩掛けのカバンなどはひったくりに遭いやすいので、できればリュックまたはウエストポーチを使用することをオススメします。
カバンの中にパスポートなどをいれていると全て盗られてしまって出国できない…ということにもなってしまうので、パスポートなど貴重なものはなるべくホテルの金庫に預けて、必要最小限のものだけ持ち出すのが良いでしょう。
また、ズボンのポケットに財布や携帯をいれていると非常にスリにあいやすくなります。
ベトナムでの犯罪として、繁華街を歩いていたら客引きに体を触られて、気づいたら財布がないというのもよく起こっていますので気をつけましょう。
2. タクシーぼったくり
初めて来る人が遭いやすいベトナムの犯罪は、タクシーぼったくりです。
特に、空港についた際にホテルに行くタクシーとして乗ったのがぼったくりタクシーだった、というのが一番よく聞くパターンです。
空港についてタクシー乗り場のあたりにいる、「タクシー!」と声をかけて来る人たちは大抵ぼったくりです。片道10万ドン(500円)のところでも2倍〜5倍の料金を請求してきたりします。
ベトナムでの犯罪の記事などを見ていると、よく言われるのが「メーターがあるのを確認」ということですが、そのメーターも始まりの料金がすでにおかしかったり、回るのがやたらと早かったり、わざと遠回りしたりするので確認してもあまり意味がありません。
タクシーに乗る場合は必ず緑の「マイリンタクシー(MAILINH Taxi)」か、白の「ビナサンタクシー(VINASAN Taxi)」を利用してください。
この2社の運転手はほとんどがきちんとしていますので安心です。(上の写真に写っている白い車はビナサンタクシーです)
この2社のタクシーの写真はこちらに載っていますので、参考にしてください。
ベトナムでのこの犯罪の対策として一番おすすめなのは、Grabというタクシー配車アプリを使用すること。
ピックアップの場所と、目的地を入れることで先に料金が表示され、目的地をわざわざ口で伝える必要もないので便利です。
Grabタクシーは車とバイクが選べますが、大人数できた時でも7人乗りの車を選べたりと選択肢が多いのも嬉しいですね。
3. 観光案内ぼったくり
街中を歩いていて、急にベトナム人から日本語で話しかけられたら大抵は観光案内やバイクに乗ってのツアーの勧誘です。
全てがぼったくりとは言いませんし、ベトナムの犯罪と呼ぶほどでもないですが、観光案内料として高いお金を取られたり、最初に言っていた値段から何かしら理由をつけてお金を取ろうとするので、あまりオススメできません。
実例としては、この記事にあるような「50万ドンを払おうとしたら不服な顔をされて、さらに払おうと財布を出したら財布からお金を抜かれる」というような被害も出ています(強盗ですね)。
特徴としては、下記が共通しています。
・簡単な日本語(こんにちは!日本人?など)で話しかけて来る
・観光に連れて行った人の感想が書いてあるノートを見せて来る
普通にツアーに参加した方が良いかと思いますので、話しかけられても断るのが良いと思います。
ちなみに、シクロで観光するタイプの観光案内の料金の相場は、6kmほどで10万ドンが相場だと言われています。
外国人に対しては、50万ドンから!と行ってくる人が多いので、もし乗りたいときは値下げ交渉に挑戦しても良いかと思います。
4. 写真撮影でぼったくり
ホーチミンだとグエン・フエ通りなどによく出るのですが、子どもや若い人には着ぐるみなどをきた人が近づいてきて一緒に写真を撮ろうとして来ることがあります。
写真を撮ると、撮影代を請求されるそうです。
ベトナム人の友人から金額は5万ドン程度だと聞きましたが、外国人相手に値段を釣り上げて来る可能性も高いので、よっぽど一緒に写真を撮りたいのではない限りやめておきましょう。
バリエーションとしては、着ぐるみ、ピエロ、大きな犬を連れた人などがあります。
特に大きな犬は、ついつい「可愛い〜!」と写真を撮ると料金請求となるそうなので気をつけましょう。
5. お金見せて詐欺
最近よく発生している手口で、ベトナム人ではなく外国人が行う詐欺ですので引っかかりやすいです。
手口としては、外国人(ニュースではドバイ人と出ていました)が「道に迷った」などと話しかけてきて、道案内をしていると「自分は日本に興味がある」「日本のお金はどんなの?」と言ってくるというものです。
ここで財布を出して日本円を見せたりすると、財布からお金を抜き取られてしまうのです。
ベトナム人からボッタクリや詐欺に遭う、とだけインプットしていると油断して引っかかりやすくなるので気をつけましょう。
6. 置き引き
日本人がたまにやってしまうこととして、カフェやレストランで荷物を置いたままトイレなどに行ってしまうこと。
ベトナムでは、カフェ、レストラン、バーなどで置いておいたものを盗まれてしまう置き引きが多発しています。
席を外している間に盗られることもありますし、荷物のそばにいても巧みな手口で盗まれることがあるようです。
実際に聞いたことのある例では、バーカウンターでスマホを机に置いておいたところ、隣の人がシャツをスマホに被せ、そのままスマホも一緒に持って行ってしまうというもの。
バーでおしゃべりに夢中になっているとなかなか気付きづらいと思います。
荷物は同伴者に見てもらうか、席をはずす時も貴重品は絶対に身につけましょう。
できれば荷物全て持ってトイレなどに行くのがおすすめです。
もし席取りをしたいときは、ハンカチやノートなど、なくなっても大丈夫なものだけおいておきましょう。
7. まとめ:もし被害に遭ってしまったら?
特に旧正月前の12月〜1月には、ベトナム人は正月のためにお金を作らないといけないためこのような犯罪が多くなってきます。
ここにご紹介したもの以外にも新しい手法が出てきていますので、少しでもおかしいなと思ったらすぐに助けを求めるのが大切です。
最後に、もしも被害に遭ってしまった場合の連絡先を記載します。
ベトナムの警察の電話番号:113
ホテルの受付の人に頼んで連絡してもらうなど、ベトナム語がわかる人に対応してもらうのが良いです。
日本国総領事館
ハノイ:
27 Lieu Giai, Ba Dinh, Hanoi, Vietnam
+84-24-3846-3000
ホーチミン:
261, Dien Bien Phu Street, District 3, Ho Chi Minh City, Vietnam
+84-28-3933-3510
※土日祝は休館です
基本的には治安のいい国なので、上記のようなことに気をつけていれば大丈夫です。
ぜひ安全に観光を楽しみましょう!
8. ベトナムでAI開発をするならバイタリフィへ
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