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今回は『ベトナムで進む少子高齢化』。日本や東南アジアの人口大国と比べてベトナムの人口ピラミッドはどう異なるのか?合計特殊出生率の状況や、高齢化の進展速度、そしてほとんど知られていない日本の40年前と現在のベトナムが年齢構成や、実質的な豊かさが近いことなどを数字データを交えて紹介します。

1. サクッとわかる3分動画で確認

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2. 日本の人口ピラミッド(2020年)


日本の人口ピラミッドは、長期にわたる少子高齢化の影響を受けています。0歳から並べてちょうど中心となる人の年齢を中位数年齢といい、ほぼ平均年齢に近い年齢となります。日本の国立社会保障・人口問題研究所が発表している「人口統計資料集(2020)」によると、2018年時点で47.8歳となります。

3. 東南アジア人口大国の人口ピラミッド


東南アジアで人口1億人以上の人口を抱える国と言えば、以下の2ヵ国。
フィリピンの人口ピラミッド年齢中央値25.7歳
インドネシアの人口ピラミッド年齢中央値29.7歳

4. ベトナムの人口ピラミッド(2020年)


ベトナムの人口ピラミッド年齢中央値32.5歳

5. 進むベトナムの少子化


2019年のベトナム国勢調査結果によると合計特殊出生率は、
■ベトナム全土:2.09(日本:1.36
■ホーチミン:1.351.39
■都市部:1.83
■農村地域:2.26
■2011年:1.99、2012年~2019年:2.04~2.1の間で推移

人口が増えも減りもしない人口置換水準は(医療水準などもあって)国によって異なりますが、ベトナムの場合2.1とも言われておりこれを下回った状態が続いています。

6. 日本以上の速度で高齢社会へ


■高齢化社会:人口の7%が65歳以上の高齢者(日本は1970年到達、ベトナムは2011年)
■高齢社会:人口の14%が65歳以上の高齢者(日本は1994年到達、ベトナムは2031年?)
■超高齢社会:人口の21%が65歳以上の高齢者(日本は2007年到達)

高齢化社会から高齢社会への移行期間を倍化年数といい、高齢化の進展速度を計る指標の1つです。
日本は24年で、フランス(115年)、スウェーデン(85年)、オーストラリア(73年)、米国(69年)、カナダ(65年)、英国(45年)と比べて短いことで有名ですが、ベトナムは20年ともっと短い期間で進展し、同リンク先の記事によると2050年には総人口の20.4%、2340万人になると予想されています。

7. 40年前の日本の人口ピラミッドと同じ


今から40年前(1980年)の日本の人口ピラミッドは、現在のベトナムと形がよく似ています。

また1980年の日本の中位数年齢は、32.5歳で、既に述べたように現在のベトナムと同じです。

さらに平均寿命も1980年の日本が男性:73歳、女性78.7歳であり、2019年現在のベトナムの平均寿命である男性:71歳、女性76.3歳に近い水準です。

8. 実質的な豊かさも40年前と同じ?


似ているのは人口構成だけではありません。豊かさの指標を物価水準の違いを考慮している購買力平価ベースの1人あたりGDPで見てみます。

IMFが発表している2020年10月時点の「Gross domestic product per capita, current prices PURCHASING POWER PARITY; INTERNATIONAL DOLLARS」で比較してみます。

日本(40年前)
1980年:8,948.255ドル
1981年:10,133.069ドル
1982年:11,037.843ドル
1983年:11,792.616ドル
1984年:12,685.330ドル
1985年:13,685.879ドル
ベトナム
2019年:10,537.559ドル
2020年:10,754.526ドル
2021年:11,619.439ドル
2022年:12,590.541ドル
2023年:13,625.816ドル
2024年:14,723.707ドル
2025年:15,879.356ドル

1980年の日本と2020年のベトナムの購買力平価でみた1人あたりのGDP(豊かさ)は、1万ドル近辺でほぼ同じことが分かります。なお同じ購買力平価でみた時の1人あたりGDP(日本)は、2019年43,193.858ドルまで拡大しています。

なお使用する対米ドルの為替レートによって上記数字は大きく異なるため、あくまでも参考値として認識頂ければと思います。

もし興味あれば、以前書いた『2017年は、ベトナム100年に1回のターニングポイントか?~生産年齢比率でみる日本とベトナムの時差40年がチャンスを生む~』もご覧ください。


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