ベトナムのBtoB向けの金融サービスについて、大手サイトの詳細情報を元にご紹介したいと思います。各社金融コンサルや投資アドバイスという名目でライセンスを取得している会社が多く、新しいサービスであることから規制等も現状整備されてなく投機的な見方もありますが今後の動きに注目です!

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※本記事内の画像や数値は、各ニュース記事・レポート・サイトなどを元に引用や作成をしたものであり、その権利は各社に帰属します。また各社のサービス内容は調査時点でのものであり、予告なく変更となる可能性もあります。

1. BtoB向け金融サービスってどういうの?

ベトナムのBtoB向けの金融サービスについて、情報をお届けしていきたいと思います。過去2年間で約40社が設立され、各社金融コンサルや投資アドバイスという名目でライセンスを取得している会社が多いようです。

有名どころは、tima.vn、borrowmuon.vn、fiin.vnなどのサイトがあります。 各社は月1.2~1.5%で借りれると宣伝していますが、金利以外にコンサルタント料、資産鑑定料、資産保管料、記録管理手数料といった各種手数料が発生し(これにより合法的に法定金利上限を超過可能に?)、結果銀行からの借り入れより5~6倍ほど高い月9~10%(年利110-120%)の実質金利となっています。

tima.vnでは1日に4,600件〜4,700件、現在までの通算件数は510万件くらいの融資申請があるそうです。サイト上では、
– お金を借りたい人:320万人
– 融資出来る人:約34,300人
が登録されおり、両者のマッチングが行われています。

 

 

2. どれくらいの取引があるの?

上記記載した融資する側と融資を受ける側とのマッチングでは、65兆ベトナムドン(日本円で3,100億円)ほどの額が融資として実行され、融資実行件数は420万件弱だそうです。概算ですが融資額から平均値として出すと一人あたりの調達金額は97,000円ほどになります。件数ベースの場合は1件あたり74,000円ほどです。1人が何度も融資から調達したケースがあるので金額に幅が出ています。

また、融資を実行した人(約34,300人)の平均ですと、一人あたり約900万円をここで貸し出している計算になります。ベトナムではまだ新しいサービスのため、規制等がはっきりしていない部分もあり良い会社もそうでない会社も参入している現状です。今後何かしらの規制や上限が入ってくるのではないでしょうか。

 

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