ホーチミンで路線バスを使う際に便利な無料アプリがあります、このアプリはGoogleに研修生として選抜もされたという、優秀なベトナム人学生が作ったことがわかったのでアプリを含めて紹介します。

ホーチミンの路線バス事情

路線バスは、上手く使えば安く移動できる乗り物ですが、外国人はもちろん普段乗り慣れていないベトナム人にとっても、以下の点でハードルが高い乗り物です。

・現在地から目的地まで、どのバスに乗ればよいのかわからない
・地名や住所などが出てきても、それが地図上のどこにあたるのかわからない
・今バスが走っている場所が目的地停車場の近くなのか、もしくはあと、どのくらいで降りる準備が必要なのかわからない
・乗降近くに複数の停車場がある場合、徒歩も含めてどれを選べば一番早いルートで目的地に着くのかわからない
・運転手や車掌などは、基本的に現地語(ベトナム語)しか話せないので外国人にとっては意思疎通が困難である

(停車場にMAPがあっても印刷が小さく滲んでいて見づらい上、図もわかりづらい)

さらにバスを取り巻く外部環境として
・ベトナムではタクシー料金が安い
(ホーチミンでは、空港から中心地まで8kmほど乗っても約1,000円ほど)
・最近ではGrabやUberといったスマホアプリを使った配車や、バイクタクシーの手配もでき、料金もタクシーより安い場合が多い
・市内のベトナム人は、ほぼ1人1台ともいえるほど普及しているバイクを使って移動、最近では自家用車も普及してきている
といった状況にあります。

現在ホーチミンでは、136のバス路線(内31が補助金を受けて運行されているルート)があって、2,000近いバス停車場を使ったネットワークをもつ路線バスですが、2002年には3,618万人であった路線バスの利用者は、2012年に4億1,314万人でピークを付けた後、2013年には4億1,112万人、2014年には3億6,700万人、2015年3億3,454万人へと徐々に減少しているとのことです。

一方で、まだ地下鉄も無いホーチミンでは、様々な理由で通勤や移動などに路線バスを利用している人も大勢おり、その利便性の向上が必要とされていました。

ホーチミンBus Mapアプリとは?

2年ほどの開発期間を経て2013年に公開されたというスマホアプリ「BusMap – Xe buýt thành phố」は、上記で上げたような課題をうまく解決した無料スマホアプリです。

WEB版
Android版のダウンロード
iPhone版のダウンロード

BusMapアプリの便利な機能

アプリを起動すると現在位置を基に、近くのバス停の場所が表示されます。(起動時にベトナム語か英語を選択できます。)

アイコン(バス停)を選択すると、その場所で乗れるバス番号や、そのバスの待ち時間、このバス停で乗れるバス番号一覧が出てきます。

バス番号を選択するとそのバスがどこへ向かうのかや、バスの路線図をMAP上に表示しどこに停車していくのかなども確認できます。

また現在地もしくは自分で地図上の任意の場所を指定し、目的の場所(目的地の名前=例AEON MALLや、MAP上で指定可能)を入力し、乗り換え回数上限や現在運航中のバスかどうかなどを設定することでルート検索もできます。

いくつかの候補の中からルートを選択すると、どこまで歩いて行ってバスに乗りどこで降りる・乗り換えるのかがMAPも交えてさっとわかる仕様です。

なおバスの料金は、18km未満の路線で一律5,000ドン、18km以上の路線で一律6,000ドン。一部クチなど長距離を行く13番と94番は7,000ドン、96番は10,000ドン。大きい手荷物などを持っていると追加料金を取られる場合があります。2017年2月現在、1,000ドンでだいたい5円ほどですので、だいたい100円あればどこへでも行って戻ってこれそうです。

日本人であってもタクシーがなかなか捕まらない時間帯に、このアプリでさっとルートを調べて、バスで安く移動するということが可能ですね。

アプリを作った優秀なベトナム人学生Le Yen Thanh氏

調べてみるとこのアプリは、ベトナム人学生のLe Yen Thanh氏が作ったことがわかりました。彼は、ベトナムにおけるGoogle研修生7人のうちの1人にも選ばれたり、本田宗一郎が創設した本田財団によって「Y-E-S奨励賞2015年」を受賞したうちの1人です。(この賞は、科学技術分野における将来のリーダーの育成を目的とした賞で「ベトナム最優秀の学部学生」10名が毎年選ばれています。)

また、国内外で約100の賞を受賞するなどベトナムを代表するような若手エンジニア(1994年生まれの現在23歳)であることがわかります。

ベトナムでは国家を挙げてIT人材を育成しており、これからも彼のような優秀なベトナム人ITエンジニアが続々と出てきて、ユニークな役立つITサービスを作っていくと思われます。

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