News
記事詳細
AWS Certified Cloud Practitioner 資格取得者3名にインタビュー
23.06.22
コラム
開発において欠かせない存在と言っても過言ではないAWS。
このAWSに関しての有資格者は2023年6月現在グループ総勢32名に上ります。
今回はその中でも「AWS Certified Cloud Practitioner」の資格を持つバイタリフィの3名(プロジェクトマネージャー兼ディレクター:里山智秋、バックエンドエンジニア:Pham Viet Son Tay、ディレクター兼バックエンドエンジニア:近藤健生)に、この資格についてや、資格を取ろうと思ったきっかけ、受験に向けて準備したこと、さらには今後取得を目指している資格についてなどインタビューしてまいりました。
是非ご一読ください。
Q:まずは簡単にみなさんの自己紹介をお願いします。
里山:
制作部の部長をしています、里山です。職種としてはプロジェクトマネージャーとディレクターの仕事をしています。元々はエンジニアとして開発を行なっていました。現在はアプリ開発やWebサイト制作などの案件の進行管理を中心に行なっています。
Tay:
制作部のTayと申します。第2グループのリーダーを務めています。普段はバックエンドとして仕事をしています。
近藤:
制作部の近藤と申します。バックエンドのエンジニアとディレクターの仕事をしています。元々は貿易関係の会社の情報システムを担当していました。バイタリフィに入社してちょうど1年になります。
Q:今回みなさんが取得された「AWS Certified Cloud Practitioner」がどのような資格なのか教えてください。
近藤:
我々が取得したCloud Practitionerは、AWSに関して網羅的に理解できる資格です。実はあまり難易度の高い資格というわけではありません。ただ、僕みたいにITに詳しくない人間やITに就いて間もない人には是非取ってほしい資格だと思っています。AWSは名詞、動詞含め、特殊な言葉を使用することが多く、知識のない状態だとお客さんと商談した際などに出てきた単語がわからない場面が多いんですよね。AWSについて理解するために最低限知っておくべき知識を網羅するにはCloud Practitionerがいいのではと考えて僕は勉強しました。
ITの業界用語だけではなくて、AWSの中だけで使用されるような単語がたくさんあるということなんですね。
近藤:
そうです。なおかつAWSはサービスもたくさんあるので、Cloud Practitionerを勉強することで、代表的なサービスの大方は覚えられると思います。
この資格を勉強する過程で身になるものが結構大きいんですね。バイタリフィ社内に資格取得者が増えたらいいな、といった考えはありますか?
里山:
みんな取ってほしいですね。笑 資格を取るか、もしくはCloud Practitionerに相当するくらいの知識はやっぱりみんな持っておいた方がいいかなと思いますね。
社内で勉強会のようなものが開かれることもあるんでしょうか?
里山:
不定期で開催しています。資格を取るためというよりは、AWSで構築した実績の共有やナレッジ共有をしています。エンジニアから共有することもあればディレクターから共有することもあり、教える側になる人は様々です。
Q:里山さん、TayさんがCloud Practitionerを取得しようと思ったきっかけは何ですか。
Tay:
最近私が対応している案件でAWSに関するものが増えてきていたということもあり、広く理解できていることが自分のためにもなると思ったので勉強しました。
里山:
僕の場合は、対外的に客観的な実力を示すものが最低限ほしい、というのがあったからです。お客様へ提案する際、「僕が担当します」と言った時に資格があるかないかで、安心感や説得力が多少違うと思っているので。
Q:資格取得に向けてどんな対策・準備をしましたか。
里山:
僕は、予想問題が解ける無料アプリや参考書を使って勉強しました。元々AWSは実務で触れていたこともあり、半分以上はその中で知っていました。そのため、わかっていない部分に絞って問題を見ながら解いていました。勉強期間としてはゆっくり進めて2ヶ月はかからないくらいだったと思います。ただし、0から始める人だと3ヶ月くらいは必要な気がします。近藤くんがそれに近い感じかな?
近藤:
そうですね。累計としては3ヶ月ほどで取得しました。
近藤さん、Tayさんはどういう対策をしましたか?
近藤:
僕は0からのスタートだったので、まずはホワイトペーパーという無料のオンライン動画を観て、AWSがどのように動いているか全体像を把握しました。その動画は、AWSをコーヒーショップに例えて、AWSの各サービスがどのように動いているかをわかりやすく説明してくれるものでした。全体像が理解ができたので、その後の勉強がすごくスムーズになり、キャッチアップもしやすくなりました。その後は問題集をひたすら解きました。
Tay:
私はオンラインでAWSのコースを購入して、毎日会社までの電車の中で1〜3時間勉強していました。あとは、AWSに関する案件を対応する際に、わからない部分については自分で調べて理解できるようにしていました。私も元々業務でAWSに少し携わっていたので、勉強期間は2ヶ月くらいでした。
試験はどういった形で受験するのですか?オンラインですか?
里山:
試験はオンラインあるいは会場で受験できます。僕はオンラインで受験しました。
Tay:
私もオンラインです。
近藤:
僕は会場で受けました。
オンラインはご自身のタイミングでご自身のPCで受験するのですか?
里山:
そうですね。試験官の枠さえ空いていればいつでも自分の環境で受験出来ます。オンラインの試験なのでやっぱり厳しく監視はされますね。常時カメラをONにして、カメラ越しに試験官から1対1でずっと見られている状態です。喋ったらNG、試験中に部屋に家族など他の人が入ってきてもNGです。テストをする前にPCを持ち上げて周囲をカメラで映して怪しいものがないことや、サブモニターの電源がオフになっていることなどを隈なく確認されてから受験しました。結構徹底していましたね。
Tay:
1人の環境が必要だったので、私は家族が寝てから夜10時に受験しました。
会場は何人か集まって試験を受けるイメージですか?
近藤:
そうですね。会場には他の人も居て、漢検、TOEICのような雰囲気でした。いろいろな場所で、毎日のように開催されているので、都合もつけやすいです。パソコンが一人一台用意されていて、会場の場合は携帯電話やデジタルの時計を含む全ての電子機器を会場のロッカーに入れてから受験します。
難易度はいかがでしたか?
里山:
試験は広く浅くという感じで、意外と難しい部分はあったかもしれないですね。普段使っているものであればスラスラ解けましたが、あまり馴染みがないソリューションも少なからずあるので、そういうところに触れてくると正直わかりづらい部分はありました。
近藤:
僕も合格したので、出来はある程度よかったのですが、先ほど里山さんが仰ったように、馴染みのない、勉強して出てこなかったマイナーなサービスについての問題は難しいと感じました。ただ、結構シンプルな問題が多かったですね。
Tay:
難易度は高くないですが、たくさんの知識が必要なので、勉強して覚える部分で苦労しました。ただ受験の前に、オンラインでAWSの試験と同様の模擬試験に参加したので、自信を持って本番に臨めました。
AWSの試験はベトナム語がないと思うのですが、Tayさんは何語で受験しましたか?
Tay:
英語で受験しました。
Q:資格を取得した前と後で、変化したことはありますか。
里山:
提案する時に資格を書けるようになった部分かなと思います。お客様向けの提案書にAWSのバッジを載せたりもできるのでお客様にとっては一種の安心材料になるのではと考えています。
Tay:
資格取得のための勉強をする前は、案件を対応する際、AWSに関しての資料を読んで理解するのに時間がかかっていました。今はベースの知識が身についたので、調べるのも、理解するのも早くなりました。作業効率がグンとあがりました。
近藤:
Tayさんと似ているのですが、自分で調べられるようになったのは大きいと思っています。正直今でもわからないことがたくさんあるんですけど、それまでは調べる時に、前提として知らなければいけない用語が出てきて、それを調べないといけない、それでまた、前提として知らないといけない単語が出てきてそれを調べないといけない、というスパイラルがありました。この資格を取ってからはある程度は知識がついたのでわからないことも調べやすくなりました。他の先輩やお客さんとの会話でもキャッチアップができることが増えていることも感じています。
Q:今後新たに取得を考えている資格はありますか。また、自身の仕事にどう活かしていきたいですか。
里山:
僕はSysOps Administratorを取得したいと思っています。この資格はどちらかというとAWSの開発より運用にフォーカスしている資格で、サーバーの監視などのナレッジが含まれた資格です。構築するところももちろん大事なのですが、構築した後にお客様に長く安定したサービスを提供することも重視していきたいので、SysOps Administratorの資格取得に向けて勉強をして、知識を深めたいと思っています。Cloud Practitionerよりも難易度は若干上がります。
Tay:
私はAWS Certified Solutions Architectという資格を取りたいです。この資格を目指すことで、お客様と開発チームにとって一番いいコストとパフォーマンスで提案できると思っているからです。
Solutions Architectも今回の資格より難易度は上がりますか?
近藤:
そうですね。Solutions ArchitectはCloud Practitionerの直接ワンランク上という感じですね。他の資格は運用中心だったりデータベース中心だったり何かに尖っていているのですが、Solutions ArchitectはCloud Practitionerと同様に、汎用的な資格です。お客さんに何かを提案するとなった際はSolutions Architectがぴったりだと思っているので僕も取りたいと考えています。
里山:
僕も元々Solutions Architectを狙っていたんですけど、みんな狙っているので別のにしようかなと思って。笑 Solutions ArchitectとSysOps Administratorは被っている部分も結構あるんです。被っているけど構築寄りなのか運用寄りなのかという違いがあります。
様々な種類の資格を持っている人がいるという点はお客様の安心材料にもなりますよね。取得したらまた是非教えてください。いつ頃の取得を目指していますか?
里山:
夏頃には取りたいなと思っていますけど、どうかな。結構深い知識もあると思うので、すぐ取れるかはわからないですが、参考書を見て勉強を進めているところです。
Tay:
私は年末には取りたいと思っています。今勉強中で50%くらいの進捗です。
近藤:
僕も今年中に取りたいですね。
Q:最後にバイタリフィのアピールをお願いします。
Tay:
バイタリフィでは、Cloud Practitionerの資格より上の資格を持っている方も多く、資格取得に向けて勉強している人も多いです。サーバーの部分も含めて是非相談していただけたらと思います。
近藤:
Web、アプリ制作だけではなく、インフラに関しても問題なく相談できる体制を整えた万屋みたいな感じです。何か困っていることがあれば、何か作りたいものがあればバイタリフィに連絡いただければと思います。
里山:
バイタリフィはWebもアプリも何でもできますが、その中でAWSを使って、堅牢かつスケーラブルなシステム構築ができるという部分は強みかなと思います。また、24時間サーバーの運用監視を行うグループ会社もあるため、そういった連携もしながらご提案ができる点も強みです。あとはものづくりが好きなエンジニアが多いので、日々新しいサービスがリリースされているAWSにも理解を深めつつ、新しい取り組みを積極的に取り入れています。是非色々な視点から最適なものづくりの提案をさせていただきたいです。
前回までのインタビューはこちら
》第一弾:
【18期スタート】社長が語る、バイタリフィの変化とは
》第二弾:
「お客様のビジネスの成功が僕らの成功です」
現場PMOが語るバイタリフィの変化とは@オフショア編