香港を視察した際に現地の若い女性の間で流行っていたアプリがMeitu(美图秀秀)。昨年12月15日に香港で、騰訊(テンセント)以来の大規模IPOとして評価額5000億円で上場した会社が作っている無料自撮りアプリですが、最近の新機能追加によりここ数日ベトナムの各メディア「ictnews」「vnreview」「techz」でも報道され始めるなど徐々に広がり始めています。
Meitu(美图秀秀)は、どんなアプリ?
自撮り系のアプリで、プリクラの様に自動で写真が調整されてキレイに見せることができます。日本でもここ1年ほど利用者が多いスマホアプリsnowの様に、動きのあるフレームを付けて楽しむといったアプリではありませんが、写真を撮った際に肌を自動で滑らかにしてかつ顔もスリムになるなど、簡単でかつ可愛く見せる機能が素晴らしいです。
このアプリは、以下からダウンロードできます。
写真が絵になるHand-drawn機能が凄い
このアプリの急激な人気拡大理由は、最近追加されたHand-drawnという機能によるものと思われ、これは写真から絵の様な画像を生成することができる機能です。
スマホのカメラで撮影した写真やダウンロードした写真を「Angelic」「Blossoms」「FairyTale」「NewYear」「Petals」「Mermaid」「Baroness」といった7種類のテイスト画像を変換することができます。
まるで漫画家やデザイナーに描いてもらったような絵にすることや、それを組み合わせて下記のようなポスター風味にアレンジでき、さらにその写真をFacebookやInstagramといったソーシャルメディア上で公開できるので、友人同士で盛りあがるネタが簡単に作れます。
なおダウンロードしてからしばらくは、このHand-drawn機能は使えなかったので、ダウンロード順かアクセス数に応じて機能を一時的に制御している可能性があります。
一方、ベトナムのメディアもそれぞれ指摘していますが、このアプリがユーザの位置情報、電話番号、キャリア、端末識別番号といった、通常のアプリとは異なる情報までを収集し、中国のサーバへ送っているため、プライバシーの観点で問題を引き起こすことになるかもしれません。
ベトナムでの女性向け写真アプリの可能性
ベトナムの女性も自撮りした写真をFacebook、Instangramで公開するのが好きなので、このアプリが短期間で一気に広がる可能性があります。
またホーチミンのコンビニでは、店舗によってテーブルや椅子など飲食コーナーを設けており、さらに無料のWifiを飛ばしているので、学校帰りなど友達同士で集まってドリンク1本買い、テーブルにスマホを置いてその場にいない友達向けにライブ配信(日本のニコ生のような形)や自撮り写真をUPしているのをよく見かけます。
こういったシーンで使われるようなスマホアプリ(皆で集まってワイワイ盛り上がるアプリ)にベトナムでのチャンスがあると思われます。
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