2021.04.20

WEB/アプリ開発

【徹底解説】補助金を活用すべき理由5選!メリット・デメリットについても

「補助金ってよく聞くけどどうやって活用するの?」
「補助金を活用したいけど申請方法のハードルが高くて難しそう…」
「補助金のメリット・デメリットを理解して自社に必要か判断したい!」

コロナ禍において売上減少や経営難が話題になっている昨今、原則返済不要の補助金を活用した資金調達は、非常に有効な手段です。

申請方法が難しそうだったり、導入までのハードルが高いといった壁はありますが、補助金が使えるのに使わないのは“非常にもったいない”といえます。

そこで今回の記事ではそんな「補助金の活用」について…

  • 補助金を活用すべき理由5選
  • 補助金とは?
  • 補助金をもらうまでの5STEP
  • 代表的な補助金の種類
  • 補助金のメリット・デメリット

などについて徹底的に解説しています。

また弊社では「補助金申請サポート〜システム開発」まで一括でご依頼できる個別相談も承っております。

▶︎弊社に相談したい方はこちらから

1. 【まずはここ】補助金を活用すべき理由5選

まずは補助金を活用すべき理由5つについて解説いたします。

補助金を活用すべき理由は…

  1. 原則返済不要で資金面のスケールアップができる
  2. 助成金と比較してもらえる金額が多く種類も豊富
  3. 会社の信用度が上がる
  4. 事業が必然的に走り出す
  5. 失敗のリスクが小さくなる

こちらの5つです。

では1つずつ解説していきますね。

1-1. 原則返済不要で資金面のスケールアップができる

補助金を活用すべき、原点にして最大のメリットは「資金面が大きくスケールアップできる」という点です。

補助金は原則返済不要で50万円〜1億円以上の金額の交付がされる制度であり、事業費用の1/2や1/3など資金面において、だいぶサポートをしてくれます。

▶︎原則返済不要でお金がもらえるメリットについて詳しく見る

1-2. 助成金と比較してもらえる金額が多く種類も豊富

補助金と一緒に並べられるのが「助成金」という制度です。

様々な違いはあれど1番の大きな違いは「審査の有無」でしょう。

補助金は申請したとしても交付されないことがありますが、助成金はしっかりと要件を満たしていれば交付されます。

こうみると助成金の方がハードルが低くよく見えますが、補助金はそのハードルが高い分、助成金と比較して「もらえる金額が多い」「補助金の種類が豊富」といった特徴があります。

▶︎補助金と助成金の違いについて詳しく見る

1-3. 会社の信用度が上がる

活用すべき理由の3つ目は「会社の信用度」が上がることです。

補助金の申請をして採択を受け補助金が交付されるということは、国や自治体の審査を通り、事業内容が良いと判断されたものといえますよね。

そのため、事業の価値がUPし会社の信用度もUPするわけです。

▶︎事業価値UPと会社の信用度UPについて

1-4. 必然的に事業が走り出す

あとで詳しく解説しますが、補助金は前払いではなく後払いの制度なので、補助金の交付を受けるにはしっかりと事業を起こし走らせていく必要があります。

補助金を活用するということは「必然的に事業が走り出す」ともいえるわけです。

ビジネスを成功させるためには、事業を起こして走らせないと何も始まりません。

そのため、お金がもらえるという恩恵を受けながら必然的に事業も走らせることができる補助金は活用すべき制度といえるでしょう。

1-5.失敗のリスクが小さくなる

補助金を活用すべき理由5つ目は「失敗のリスクが小さくなること」です。

基本的に「払った経費に対して給付される」というのが補助金ですが、もし事業が失敗したとしても払った経費の一部(もしくは全額)が戻ってくるならチャレンジしやすくなりますよね。

2. 補助金とは?3つの特徴を解説

まず補助金とは一体どういうものなのかという基本から解説いたします。

簡単に言えば、補助金とは「原則返済不要のお金を交付してもらえる制度のこと」を指します。
とはいえ申請すれば誰でも簡単にもらえるというわけではない点や、全額保証されるわけじゃないといった点は注意が必要です。

この章ではそんな補助金の“3つの特徴”について解説いたします。

2-1.補助金によって目的や対象・仕組みが異なる

補助金にはさまざまな種類があり、国や自治体の政策目標に合わせて、さまざまな分野で募集されています。

なので補助金の交付を受けるためには、各補助金の「目的や趣旨」を理解し、自分の事業とマッチングするものを見つけることが大切です。

2-2. 事業全額が補助金で保障されるわけではない

また先ほども記載した通り、補助金は事業の全額が補助されるわけではありません。補助率が1/2,1/3であったり、上限が50万円、100万円となっていたりする場合もあります。

自分が申請しようとしている補助金が「どのくらいの補助率で上限額はいくらなのか」ということは把握しておくのがおすすめです。

2-3. 補助の有無や金額については審査がある

補助金は銀行の融資とは異なり“原則返済不要のお金”になりますが、申請したら必ずもらえるというものではありません。

また、補助の有無や金額は「事前の審査」と「事後の検査」によって決まります。

補助金は基本的に後払いなので事業の実施後に必要書類を提出して、その検査が通れば補助金を受け取ることができます。

3. 番外編:補助金と助成金の違いとは?

また補助金と一緒によく聞くのが「助成金」ですよね。

この章では簡単に「補助金」と「助成金」の違いについて解説いたします。

ざっと簡単に図に表したものがこちらです。

  • 補助金:審査が厳しくハードルが高いお金。金額として50万円〜1億円まで。
  • 助成金:要件を満たせばもらえることが多いお金。金額としては5万円〜数百万まで。

ここで注意が必要なのが「補助金」や「助成金」という言葉は明確に区別されていないというところです。

補助金という名前がついていても助成金のようなものがあったり、その逆のパターンもあります。
そのため「〇〇補助金」「〇〇助成金」という名称がついているからといって「これは補助金だ(助成金だ)」と判断せず、公募要領や内容で判断することをおすすめいたします。

4. 補助金をもらうまでの5STEPを解説

ここからは「ハードルが高い」「申請方法が難しい」などと言われている補助金申請の5STEPについて解説いたします。

補助金申請の5STEPは

  1. 知る
  2. 申請する
  3. 採択される
  4. 事業の実施
  5. 補助金の交付

の5つです。

では1つずつ解説していきますね。

4-1. 知る

まずは補助金の種類について知っておきましょう。
補助金は国の政策ごとにさまざまな分野で募集されているので、まずは自分の事業とマッチングする補助金を探して理解しましょう。

また代表的な補助金は

  1. 事業再構築補助金
  2. ものづくり補助金
  3. IT導入補助金
  4. 小規模事業者持続化補助金

などがございます。

▶︎主な補助金の解説はこちらから

4-2. 申請する

自分の事業とマッチングする補助金が見つかったら、公募要項や申請書を確認のうえ、申請必要書類一式を事務局に提出します。
また、補助金によっては電子申請から書面による郵送もあるので、公募要項をしっかり確認することが大切です。

4-3. 採択される

申請が終わったら採択事業者が決定され、結果が事務局から通知されます。

(補助金における)採択とは?
審査や評価の結果、補助金を受け取ることのできる事業者を決定すること
※ 当選結果みたいなもの

採択後は補助金を受け取るための手続きである“交付申請”が必要となります。

そしてその交付申請の内容が認められたら「交付決定(補助事業の開始)」となります。

4-4. 事業の実施

交付決定された内容で事業をスタートしていきます。
事業内容を変更せざるを得ない場合は、事前に所定の手続きが必要です。

また補助金の対象となる経費については領収書や証拠書類は全て保管しておきましょう(補助金の交付を受けるために報告が必要なため)

4-5. 補助金の交付

そして実施した事業の内容や経費に関して、結果を報告します。

事前に申請した事業の内容が正しく実施されたことが確認されると補助金額が確定し、補助金を受け取ることができます。

5. 代表的な補助金の種類を解説

ここまでで「補助金とは?」といった基本的なところから、補助金をもらうための5STEPについて解説してきました。

この章では代表的な下記4つの補助金について解説いたします。

  1. 事業再構築補助金
  2. ものづくり補助金
  3. IT導入補助金
  4. 小規模事業者持続化補助金

では1つずつ解説していきますね。

5-1. 事業再構築補助金

事業再構築補助金はコロナ禍でお困りの事業者の方におすすめの補助金です。

中小企業等の新分野展開、業態転換、業種転換等の思い切った「事業再構築」の挑戦をサポートします。

5-2. ものづくり補助金

ものづくり補助金は生産性の向上に取り組む事業者の方におすすめの補助金です。

ものづくりやサービスの新事業を創出するために、革新的な設備投資やサービスの開発、試作品の開発などをサポートします。

5-3. IT導入補助金

IT導入補助金はITサービスを活用したい事業者の方におすすめの補助金です。

日々の業務の効率化や自動化のためのITツールの導入をサポートします。

5-4. 小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は販路開拓をしたい事業者の方におすすめの補助金です。

小規模事業者が作成した経営計画に基づいて行う販路開拓の取組をサポートします。

6. 補助金のメリット・デメリットを解説

ここからは補助金のメリット・デメリットについて解説いたします。

  • メリット① 返済不要のお金をもらうことができる
  • メリット② 事業の価値がUPする
  • メリット③ 事業計画について客観的に見ることができブラッシュアップが図れる
  • デメリット① 補助金についての情報収集が難しい
  • デメリット② 審査があるため、申請すれば貰えるわけではない
  • デメリット③ 補助金は事業実施後の後払い
  • デメリット④ 申請や手続きのハードルが高い

では1つずつ詳しく解説していきますね。

6-1. メリット

まずはメリットについてです。

①返済不要のお金をもらうことができる

補助金の最大のメリットは「原則返済不要のお金がもらえる(一部を除く)」という点かなと思います。

事業を起こすには莫大な資金が必要です。

例えば5000万円の事業を行うとしてもし自己資金が2500万しかない場合、残りの2500万円は銀行や信用金庫といった金融機関から借りる必要があります。

こちらは融資になるので「返さなければいけないお金」です。

事業がうまくいけばその利益から返していくことができますが、事業が失敗したら“借金だけ”が残ってしまいます。

そんな時、補助金で事業にかかるお金の1/2がもらえたら非常に助かりますよね。

公募要項が難しかったり申請のハードルが高くても補助金申請をするべき理由はこの「原則返済不要のお金がもらえる」という点が1番大きいかなと思います。

また弊社バイタリフィは、補助金申請サポート〜システム開発まで一括でご依頼できる個別相談も承っておりますので「補助金活用したいけどなんか難しそう、、」といった場合は、ぜひ気軽に相談してみてくださいね。

▶︎弊社に相談したい方はこちらから

②事業の価値がUPする

補助金は前述したようにさまざまな審査があって、採択後の検査もあって初めてもらえるお金であり、ただただ申請したら絶対にもらえるといったお金ではありません。

書類審査や面接審査など事業に対する審査を受け、お金がもらえるというものになります。

そして、そういった国や自治体からの厳しい審査に通るということは、それだけ「お金を出す価値がこの事業にはある」と思われているともいえるわけです。

つまり、補助金の審査に通りお金がもらえるということは「事業の価値がUPする」「企業の信用度もUPする」といえます。

③事業計画について客観的に見ることができブラッシュアップが図れる

「事業の価値がUPする」という章と少し被りますが、補助金申請を行い、審査を受けるということは“自分の事業を客観的に見ることができる”ともいえます。

決められた申請書に則って事業について記載することで、事業のいいところや悪いところなどを客観的に見ることができます。

6-2. デメリット

続いてデメリットについてです。

①補助金についての情報収集が難しい

補助金最大のデメリットは情報収集が難しい点にあります。

補助金の情報がメディアに出ることはほとんどないため、補助金に関する情報は全て自分で調べていく必要があります。

そのため、メリットがたいへん大きいのに情報収集の段階で諦めてしまう方も少なくありません。

もし補助金の情報収集の段階で難しいといった場合は、補助金申請のプロにお願いするのも1つの手段です。

②審査があるため、申請すれば貰えるわけではない

何回か記載していますが、補助金は助成金とは異なり、要件を満たして申請すれば誰でももらえるというものではありません。

補助金の交付を受けるには、各補助金の公募要項をしっかり満たして、採択を受けられるように準備するしかありません。

③補助金は事業実施後の後払い

補助金の交付と聞くと「事前に審査を受けてお金をもらってさぁ事業スタート!」といったイメージが浮かぶかと思いますが、実は補助金は事業開始前にお金をもらうことはできません。

つまり“前払いではない”というわけです。

事業を先に走らせる必要があるため、事業に必要なお金は自分たちで立て替えておく必要があります。

ここが補助金で“最も誤解されやすいところ”になるので、ぜひこの機会に頭に入れておいていただければと思います。

④申請や手続きのハードルが高い

補助金は工房要項を満たして申請すればもらえるというお金ではないにも関わらず、申請や手続きにおけるハードルが高いです。

もちろんもらえる金額が50万円〜1億円まで非常に大きなお金が動くので、しょうがないっぶんではありますが独学で情報を収集をして申請まで行うにはハードルが高いと言えるでしょう。

ちなみに補助金申請には

  • 書類作成
  • 面接(何度も伺う場合も)
  • 事務処理
  • 事後結果報告

などさまざまな準備や手続きを行う必要があります。

この高い申請や手続きのハードルを超えるには、独学で補助金申請を行うのではなく、補助金のプロに一旦相談してみるのがおすすめです。

弊社バイタリフィは、補助金申請サポート〜システム開発まで一括でご依頼できる個別相談も承っておりますので「補助金活用したいけどなんか難しそう、、」といった場合は、ぜひ気軽に相談してみてくださいね。

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7. 結論:補助金を活用することで事業成長につながる

ここまで補助金の基本やメリット・デメリットについていろいろ解説してきましたが、たいていのデメリットはしっかりと知識を深めて理解することができれば、補助金は非常にメリットだらけの制度です。

なので補助金を検討するのであれば、まずは補助金申請をサポートしてくれる企業へ相談してみることがおすすめです

補助金は「原則返済不要のお金がもらえる制度」で、非常にメリットが大きいものになります。

弊社バイタリフィは、補助金申請サポート〜システム開発まで一括でご依頼できる個別相談も承っておりますので「補助金活用したいけどなんか難しそう、、」といった場合は、ぜひ気軽に相談してみてくださいね。