こんにちは。バイタリフィでWEBマーケを担当している藤木と申します。
本日は、日本最大級のクラウドソーシング仕事依頼サイトである「Lancers」の運営を行い、個人間や個人法人間で請負業務のマッチングサービスを提供しているランサーズ株式会社の秋好様に独占インタビューをしてまいりました。
下記インタビューの模様をまとめましたので是非ご一読ください。
目次
■最初にランサーズ様の事業内容について教えてください。
我々ランサーズはフリーランスのプラットフォーム事業をメインとしています。主軸のサービスは今回一緒に開発していただいた「ランサーズJP」というサービスです。オンラインで“仕事を発注したい人”と“仕事をしたい人”のマッチングができ、依頼から納品までワンストップでできるというものです。その他にも受託の事業や、オンラインアシスタントといって企業様から営業事務、記事のライティングや採用アシスタントなどの業務を月額の定額制で継続的に発注いただくサービスなども展開しています。
■秋好様は普段どのような職務を担当されていますか?
ランサーズJPの事業推進を行うオンラインマッチング事業部という部署に所属しています。私はその部署でプロダクト開発のマネジメントとエンジニアのマネージャーをしています。PMOの役割に近いと思います。部署自体は30~40名ほど、うちエンジニアが20名ほどで構成されています。
■ご依頼いただいた開発内容を教えてください。
今回一緒に開発していただいたのは月額報酬方式クライアントとフリーランスの方をマッチングするサービスです。クライアントとランサーズが事前にやり取りを行い、契約締結後に、毎月継続的に仕事を依頼していただきます。依頼いただいた仕事とフリーランサーの方を月額報酬型でマッチングするという内容です。
ランサーズには元々3つの仕事方式がありました。一つ目がコンペ方式です。創業当時からある方式で、「ロゴ作ってほしい」「名刺デザイン作ってほしい」というような募集に対して、フリーランスの方がデザインを応募し、そこから一つが選ばれるというものです。
二つ目にタスク方式です。こちらは大量の調査依頼、例えば「渋谷で上場している企業の住所を全て調べてほしい」というような業務を不特定多数の人に依頼するというものです。
三つ目に今回ご依頼するきっかけとなったプロジェクト方式です。こちらは提案の中から一つを選んで費用が発生するというものではなく、実際に見積を出してもらい、そこから選んで契約を締結するというものです。このプロジェクト方式は継続契約ではないため、フリーランスの方が継続的に仕事を受けられるように、と新たにチームが立ち上げることになりました。
■今回の開発プロジェクトを実施することになった背景を教えてください。
フリーランスの方は雇用契約がないため、いつ仕事が終わるかわからない、継続的に安定的な仕事が得られるかわからない、という不安が常に隣合わせです。継続的に仕事ができる契約形態があることで、安心して仕事ができる環境を作りたいという思いがありました。
元々時間報酬という契約形態はありましたが、中には時間単位で依頼しにくいものもあります。例えば、コンサルタントや、月10本のライティング記事を継続的に書いてほしいなどです。こういったものは時間というよりは納品物を重視するものなので、時間制だと担保しきれない部分がありました。今まではプロジェクト方式の契約を毎月結んでもらっていましたが、すごく効率が悪いと感じていたんです。この仕組みを簡略化したい、フリーランサー・企業様双方にとってのUI/UX改善したいというのが今回のプロジェクトを始動した背景です。
こうした課題部分は、社内で分析することはもちろん、実際にフリーランスの方と継続的にコミュニケーションをとっているチームがあるので、そこから情報を吸い出したり、ヒアリングしたりしています。
■バイタリフィを何で知りましたか?
以前に案件の相談をしたことがあり、その際名刺を交換させていただきました。その後、弊社内で今回のプロジェクトに伴い、チームを1つ立ち上げるとなった際にたまたま営業の一場さんからメールをいただいたのでご相談させてもらいました。
■数ある開発会社の中からバイタリフィに決めた理由を教えてください。
バイタリフィ社を選んだ理由は2つあります。一つはチームで開発を行っていただける点です。今回、お声がけ自体は数社にしましたが、チームで入っていただける会社はバイタリフィ社のみでした。
もう一点は技術的な面です。事前に相談をさせてもらった際に、弊社が開発したいものに関して、使用する開発言語について問題がないか等の確認をさせていただき、問題ないという回答をいただけました。契約前にディレクターの方に入っていただいてお打ち合わせを重ねられたのでよかったです。
■バイタリフィで制作中の対応やプロジェクトの進め方はいかがでしたか?
今回は準委任型契約のため、決められた期間の中、チームで動いてもらう契約でした。お互いの進め方が違う中で変えたり調整したりしなくてはならないところもありますが、その点をフレキシブルに対応いただきました。
また、開発を依頼する側と依頼される側という立場上、上下関係が生まれがちですが、改善策なども対等な立場で率直に言っていただけたのはすごくありがたかったです。
リリース間際はディレクターの小玉さんが特に頼もしく、安心感がありました。チームの行動を細かく見ているな、と感じました。調整役になりがちなディレクターがフェアに課題点を指摘してくれたことでスムーズに進められたと思っています。
■納品物の品質はいかがでしたか?
当初予定していたものは無事リリースができ、リリース週から多くの問い合わせをいただきました。その後も続々契約を結ぶことができていて予想以上の反響がある状況です。
今後も機能を追加してより良いサービスを作っていきたいと思っています。
■準委任型で開発を行うメリットはなんだと思いますか?
準委任での開発は、丸ごと依頼して終わり、ではなく「自分たちで作り上げていくサービス」として依頼側と開発会社が一つのチームとして組んでやっていけるというのが魅力だと思います。
一つの成果物に対して、あらゆることをガッチリと決めてから開発となると時間がかかってしまう場合もあります。もちろんゴールは決めつつも、考えながら走れるというのは準委任型開発のいい点ではないかなと思います。弊社としても、何かを開発する際は継続的な開発を前提としているので、その点は準委任での開発が向いているなと思っています。
■今後の貴社のサービス展開について教えてください。
ランサーズでは今後も“仕事を依頼したい人”と“仕事をしたい人”がスムーズにマッチングできるよう開発に力を入れていきます。また、最近では「教えたい人」と「学びたい人」をマッチングするサービス 「MENTA」もグループ化しました。仕事を獲得するだけでなく「学び直し」の面でもフリーランスの方を支えていきたいと考えています。
■まとめ
インタビューのお時間いただき誠にありがとうございました。
予想を上回る利用をいただいているとのことで弊社も嬉しく思います。
バイタリフィでは、今回ご依頼いただいたような準委任型での開発はもちろん、請負でのアプリ開発やシステム開発も可能で様々な開発実績を保有しています。エンタープライズ系、エンタメ系、IoTなど多種多様なジャンルを得意としておりますのでご興味ある方はぜひお気軽にご相談いただけますと幸いです!
■バイタリフィサービス一覧
「ShareDrive」は自社専用オンラインストレージ上で簡単・安全にファイルやフォルダの送受信ができるオンラインクラウドサービスです。ページのデザインを会社独自の仕様にカスタマイズできる上に、独自ドメインのためプロモーションを併用することも可能です。
脱PPAPに伴い、お客様とのファイル共有をもっと手軽にしたいという方におすすめのサービスです。
AIチャットボット「FirstContact」
チャットボットをWeb上で実用化するなら弊社「FirstContact」がおすすめです。
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シナリオ作成はExcelでのインポートプランもご用意しております。こちらのプランではExcelを編集しインポートするだけでシナリオの作成、更新、追加が可能です。
SNS運用プラン
バイタリフィでは、投稿の写真撮影はもちろん、アカウント立ち上げからデータ分析まで幅広くサポートします。
また、ランディングページの作成までワンストップで自社対応可能で、チームになって価値のあるものを作り上げていきます。
DXパートナー事業
弊社では2008年より開始したベトナムのオフショア開発サービスを、2021年4月よりDXパートナーサービスとして事業展開することになりました。
主に3種類の開発サービスを通して、ITによるお客様ビジネス促進のサポートに携わります。
- DXを促す伴走型オフショア開発
お客様専属の開発チームを構築し、ビジネス・DX並びにプロダクト開発を成功に導くためのパートナーとして開発業務にあたります。WEBサービス・業務システム開発やシステム保守・運用、iOS・Android・PC用アプリ開発など、幅広いニーズに対応します。
- モバイルとAIを組み合わせたサービス開発
課題解決や新たな価値創造に繋げるべく、AI(人工知能)の開発や導入を支援します。Googleが主催する世界的機械学習コンペ「Kaggle」にて2749チーム中10位(Top0.3%)、Kaggle Masterを獲得したAIチームが対応します。
- Unityを用いたゲーム・AR・VRほか各種コンテンツ開発
モバイルの利用率が高まっている時代の流れに沿って、世界で最も使用されているゲーム開発プラットフォーム「Unity」の専門チームを構築し、カジュアルゲーム・AR・VRほか各種コンテンツ開発が可能です。