山形県で地域に貢献、人材の循環という点に着目し、多角的に事業を行っている株式会社森の学校。
今回、占い×メンタルヘルス×AIという新たな形の運勢アドバイスアプリの開発をご依頼頂きました。
森の学校の村上様、高橋様に今回の開発についてのインタビューを行いました。
下記インタビューの模様をまとめましたので、是非ご一読ください。
目次
●事業内容について教えてください
高橋様(以下、高橋):
「人のやらないことを人のやらない方法でやろう」という考えのもと、農業や農作物を作る際に出る廃棄農作物の再利用、スポーツ領域やメンタルヘルス領域での事業など、様々な事業を行なっています。
村上様(以下、村上):
山形という地域で、様々なことが循環、特に人材が循環できるような場を作りたいと思っています。
利益を追求するだけではなく、地域発で地域に還元して、より良い地域にできるようなことがしたいですね。
●お2人の業務内容を教えてください
村上:
主に新規事業の立ち上げに携わっています。先程お伝えしたように、人材の循環という観点で、大学と連携しながら地域に根づくような事業構築を行なっています。IT関係のサポート相談や、地域で活躍されている方の事業サポートなど、様々な立ち上げを現在も行なっております。
高橋:
現在は、今回開発した「きみのゆくて」という運勢アドバイスアプリ周りでの業務が中心です。
新規事業になるので、社内での連携はもちろんのこと、占い師さんとのやりとりなども行なっています。
●開発プロジェクトを実施することになった背景を教えてください
高橋:
弊社の社長が、以前から占い師さんに運勢を見てもらっていて、よく当たるし、どんな話題でもポジティブなアドバイスをくれるので物事の判断の時、参考にしていたようです。
そして、この占いを何らかの形で、世の中に広めるきっかけを探っていたようです。
村上:
メンタルをポジティブに持っていけるということを実現したくて、弊社と関わりのあるYume Cloud社のマインドスケールを世の中に広めたいという思いもあり、そこで今回のアプリを思いつきました。
マインドスケールは法人向けにリリースしていますが、今回の「きみのゆくて」では個人ユーザー向けにリリースし、新たな層にリーチしていけたらと思っています。
●今回ご依頼いただいた開発内容を教えてください
村上:
1月のあなたはこんな運勢ですよと教えてくれる占いアプリが世の中にあると思いますが、弊社の「きみのゆくて」アプリでは、運勢を見れるだけでなく、メンタルヘルスケアやAIチャットも組み合わせた、新しい形の運勢アドバイスアプリです。
参照:きみのゆくて
iOS:https://apps.apple.com/jp/app/%E3%81%8D%E3%81%BF%E3%81%AE%E3%82%86%E3%81%8F%E3%81%A6/id6450102167
Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.mori.uranai&pcampaignid=web_share
●アプリは具体的にどのような内容ですか?
村上:「きみのゆくて」は、元々同じ人生数*の人や写真を通して、ゆるく繋がれたらという意図がありました。マインドスケールとの連携があることが目玉で、実際のメンタルコンディションも加味したアドバイスが得られます。AIがアドバイスをしてくれて、チャットでもパーソナルな相談ができるので、気兼ねなく相談ができます。
ユーザーには、占いを通して暗い気持ちになって欲しくないですし、アプリとしては、日常生活からかけ離れたアドバイスではなく、身近なことを言ってほしいという思いがあり、AI側の設定は最後まで苦労して調整しました。
このことにより、「きみのゆくて」では日常に近いアドバイスを得られるようになり、意味のあるアドバイスになったと思います。
*人生数とは生年月日から導き出されるキーナンバーであり、その人生数に基づいて運勢やアドバイスを行います。
●ユーザーにはどのように使ってほしいですか?
高橋:例えばですけど、身体の状態を見たい時に体重を測りますが、お風呂に入るついでに何気ない気持ちで測る人が多いと思います。このアプリも、そのような形で気負わずに気軽に長く使ってもらえたら嬉しいですね。
人によって、コンディションが良い時も悪い時もあると思いますが、良い時にはこの占いを通して追い風になってくれたら嬉しいですし、悪い時には支えになってくれるようなイメージですね。
全てを鵜呑みにするのではなく、「きみのゆくて」からのアドバイスはあくまで参考として捉えてもらい、最終的には自分で自分の進む道を見つけられるようになったら良いですね。
例えばですが、いつか、都内で電車に乗っているときに近くにいる人が「”きみのゆくて”でこんなアドバイスをもらって・・・」といった会話が聞けたらすごく嬉しいですね。
村上:まだリリースしたばかりなので、アプリとしては今後ユーザー数を2年後に1万人ユーザーまで増やすということをまずは目標としたいです。
●ベトナムのオフショア開発のイメージを教えてください
・事前のイメージは?
村上:オフショアというか、前職では海外の人材が日本に来て一緒に仕事をしていました。でも、良くも悪くも開発前は、特にオフショア自体へ具体的なイメージはなかったですね。
高橋:前職ではニアショアの経験はありましたが、ベトナムの企業との仕事は初めてでした。ただ、ニアショアとの対応では、オンラインミーティングを行ったことがあったので、特にオフショアに対しての抵抗はありませんでした。
・実際にやってみてどうでしたか?
高橋:みなさん真面目で積極的で、応用力がある印象です。
また、Figmaやその他色々と新しいツールを使えたことは、新鮮な経験でした。
村上:自分で実装をしたり、プロジェクトマネージャーをしたり、外注先のマネジメント経験を踏まえると、色々なツールを使えたことによって煩わしい部分がなく、時短に繋がったと感じました。
開発メンバーの方々が、新しいツールを使える状態にして臨んでくれたことも良かったですね。
また、コミュニケーションも密に取れていたと思います。
●開発中のバイタリフィアジアの対応やプロジェクトの進め方はどうでしたか?
村上:研究熱心で前向きで、新技術のキャッチアップも頑張ってくれていたと思います。新しい技術を常に取り込むことは、エンジニアにとって大変だと思うのですが、AWSの提案やChatGPTなどで活用の改善など色々と提案してくれて良かったです。
また、上流工程に踏み込めるメンバーのアサインができる体制があることは、会社として強いと思います。BPMやエンジニアがどこまで対応するのかが明確になっていて、役割が明確な人がアサイン出来るのは良い部分だと思います。
高橋:弊社から開発において何かを要望した際に、その対応が結果的に出来ないということもありましたが、出来ないですと終わってしまうのではなく、必ず代替案を出してくれたのは良かったです。
●貴社から見た、バイタリフィアジアを使うことのメリットはなんですか?
村上:森の学校はソフトウェアに特化しているわけではないので、開発パートナーが出来たこと自体がメリットです。
先程お伝えしたように、新技術のキャッチアップ含め前向きな姿勢が良かったです。前職での取引先を考えても、バイタリフィアジアさんが一番良かったと思います。今回の開発は私たちとしては満足できる状態です。ありがとうございました。
高橋:BtoC向けアプリ開発の経験も豊富で安心できました。今回のアプリ開発では、Appleの審査を通すことが苦労したポイントでしたが、その時もノウハウを発揮してくれました。
また、補助金に関する知識もあったりと、純粋に開発をするだけの会社ではなく、開発周りのことも対応できる会社なんだと心強く感じました。
●今後弊社に期待すること
村上:バイタリフィアジアさんは、アプリ開発といってもただ依頼されたことを実装するだけではなく、様々な角度から考え、提案していただいたり、ニーズに合わせた開発をしていただけるため、とても信頼ができます。
自社の商品としてプロダクトを開発し市場に出していくという経験がある開発会社は、とても価値があるので、今後もビジネスの幅を広げて知見を溜めていただけると、パートナーとして心強いですし、ありがたいです。
●今後の貴社のサービス展開について
村上:色々な事業を検討しているところですが、具体的には大学と連携しながら、アスリート向けのソリューションであったり、個人ユーザー向けアプリの開発をしていきたいと思っています。
未来ある学生が主役であり、今後も地域に残りたい、地域で会社を立ち上げたいと思ってもらえたらいいなと思ってます。社会のニーズを色々なところから引き出して、人材の循環に繋げられるようにしたいですね。後は、大学で寄附講座を行い、学生の興味や関心を探りながら携わっていきたいと思っています。
●まとめ
インタビューのお時間を頂き、本当にありがとうございました。
バイタリフィアジアでは、今回ご依頼頂いたようなエンドユーザー向けのアプリ開発をはじめ、法人向けのアプリも数多く開発しています。
業界も、エンタメ・ヘルスケア・金融・ITなど多岐に渡っており、様々な業界のシステムやアプリの開発が可能ですので、お気軽にご相談ください。