こんにちは。バイタリフィのアプリ開発ラボマガジン編集部です。
当社では、2008年から12年以上に及ぶベトナムでのオフショア開発事業を行っております。
今回は、バイタリフィのハノイ拠点であるスク―ティーにて開発のご協力をさせていただいたアールナイン社の長井様、合田様、古谷様にインタビューさせていただきました。
ただの開発パートナーではなく、ビジネスパートナーとしてかけがえのない存在だとお褒めの言葉をいただいております。オフショア開発のメリットが分からない、オフショア開発には興味があるがなかなか一歩目が踏み出せない、という方は、是非、読み進めてみてくださいね。
目次
◆御社の事業内容について教えてください
2009年に立ち上げをし、RPO(Recruitment Process Outsourcing)サービスとして、採用に関する根本的な課題解決から業務アウトソーシングまで、あらゆるレベルのサービスを提供しております。
例えば、人事・採用担当の皆さまに代わって面接や説明会など、選考フローを代行や採用実務におけるバックオフィス業務の代行をしております。
企業が抱える人材に関する課題や、その課題を取り巻く環境は1社1社異なります。アールナインでは、その課題を根本から解決できるサービスを提供するために、日本全国400名を超えるフリーランスの方とパートナー契約を結んでおります。
定型のサービスパッケージをあえて作らず、採用計画や人員計画の見直しから、職場の離職率改善まで、現状の課題に合わせてカスタマイズしたプランをご提案しております。
◆開発依頼内容に関して教えてください
前述した通り、弊社では、業務に携わっていただくフリーランスが約400名以上在籍しております。1人1社というわけではなく1日に複数社動いたり、弊社担当からお仕事を依頼する場合にダブルブッキングをしないようにする等、既存のツールだとスケジュール管理が難しい状況でした。
そこで、弊社の業務内容に沿った一元管理できるようなシステムの改修開発をご依頼させていただきました。
◆なぜ数ある開発会社の中からスク―ティー社と契約することを決めたのでしょうか?
きっかけは、外部のITアドバイザーの方の推薦で、スク―ティー社の代表の掛谷さんをご紹介いただきました。
実際に、アドバイザーの方から聞いていた通りで、お打ち合わせやチャット上でもコミュニケーションがスムーズで、ヒアリング内容も非常に細かく、業務改善の相談まで受けてくださいました。
システム開発をするまでは、弊社内の業務フローが乱雑になっていたり、それを業務システムとして形にできるのか不安も大きかったのですが、最終的には予定していたものよりも遥かに良いシステムを開発していただけて、非常に満足しています。
今では開発パートナーというよりビジネスパートナーのような存在のスク―ティー社に頼んで本当によかったと感じております。
◆一緒に開発をしてみて、スク―ティー社の魅力はずばり何だと思いますか?
魅力としては、2つあります。
まず一つ目が価格面です。国内の企業に同じことを依頼すると価格面で数倍になってしまうのではないかと思います。
なんと言っても、ベトナム人のエンジニアの技術は非常に高かったので、エンジニア不足な世の中で、このようなハイレベル人材を国内の企業が自社で雇うことはなかなか難しいんじゃないかなと思いますね。仮に雇用できたとしても、相当なコストがかかることになるでしょう。
スク―ティー社(海外)に開発を依頼するというのは、低コストであるからこそ、ベンチャー企業でもシステムに先行投資ができ、非常にメリットになると思います。
二つ目としては、掛谷さんがビジネスレベルまでコミットしてくれた点です。
弊社の社員と同じくらいの知識を持ってプロジェクトに携わってくれたので、抜けている視点を補ってもらうことができ、システム開発も弊社内の業務体制も整いました。
掛谷さんがいなかったら難しかったですね。むしろ、掛谷さんがいたからこそ、このシステムを実現できたように思えます。
特に、税金、業務委託の考え方、日本人でも難しい部分をシステムに盛り込んでいたので、単なる通訳ではなく、日本のことをわかっていないベトナム人のエンジニアスタッフに理解してもらえたのは、PMとしての掛谷さんの存在が大きかったです。他社だとできていなかったでしょうね。
◆コミュニケーションに関して、御社側でも工夫されていたことってありますでしょうか?
まずコミュニケーション方法としては、週に1回、オンラインで繋いで打ち合わせを行い、その他は、チャットにてコミュニケーションをとっていました。
その中で、1番工夫していたこととしては、主なコミュニケーションの仕方であるチャットが文面のやり取りなので、弊社側の要望の温度感が伝わるように文章を作成していました。
例えば、その要望が、今すぐ出なくても良いのか、緊急なのか等、優先順位を常にお伝えするようにしておりました。
基本は、毎週、掛谷さん自身が打ち合わせに入ってくださっていたので、日本文化や文章のニュアンスも、ベトナム人のエンジニアの方にも丁寧に伝えてくださったので、安心してコミュニケーションがとれました。
◆御社のようにオフショア開発の成功する秘訣は何だと思いますか?
1番はコミュニケーションのスムーズさだと思います。
普段のコミュニケーションは通訳で問題なくできていましたが、プラスアルファで、掛谷さんがビジネスモデルの理解を促してくださったので、コミュニケーションがスムーズになりました!
その他では、弊社の場合だと、スク―ティー社のブログを見たり、エンジニアのプロフィールを顔写真付きでもらい名前を覚えるようにしてコミュニケーションをとっていたので、距離が近くなった気がして、コミュニケーションがとりやすくなったように思えます。
◆ちなみに、コロナが流行る前にベトナムへ現地視察には行かれましたか?
はい。これまで、弊社の代表とITアドバイザーが現地に2~3度赴いています。
やはり、文化が違うので、ベトナムのスタッフの方は、昼休憩になると地面でお昼寝をしていたり、日本よりもオンオフしっかりしていたので、面白いなと感じました。
◆今後の御社のサービス展開に関してお聞かせください!
採用代行業務がメインでしたが、約5年前から”定着”という部分に力を入れています。
具体的に言いますと、企業の中に”キャリアコンサルティング”を入れるということをおこなっております。
理由としましては、採用をするだけでなく、働いている社員がみんな活き活きと働ける環境作りを広めて行きたいと考えております。
「採用だけでなく、社員が辞めないような環境作りを行う。」それが今後の世の中的にも大事になってくる部分なのではないかと思います。
◆まとめ
インタビューのお時間いただき、ありがとうございました!
オフショア開発では、リモートのやり取りになるので、やはりコミュニケーションが肝になってくるようですね。
スク―ティー社、特に代表の掛谷さんが信頼されているのが非常に伝わるインタビューでした!
◆上流工程もお任せください!バイタリフィのベトナムオフショア開発に関して
バイタリフィ並びにスクーティーでは、日系オフショア企業のパイオニアとして、ベトナムでのオフショア開発に加えて、将来ベトナムのマーケットを狙っていきたい企業のお手伝いができるよう現地情報の提供を行っております。
お客様のニーズ/環境/諸条件に対応したシステム構築およびエンジニアリング等、上流工程からお任せいただくシステムコンサルティング開発が可能です。
選べるプロジェクトマネージャー制度があり、日本在住の日本人をPMとして起用したり、請負型・ラボ型、どちらの開発形態も可能なため、柔軟に御社の開発プロジェクトに対応します。