COLORS

2022.09.26

インタビュー[オフショア開発] インタビュー

AI-OCRで複雑な作業を簡素化!
戸籍謄本から自動で家系図を作成する「らくらく相続図」とは?【COLORS社インタビュー】

官公庁や不動産業者など顧客からの依頼を受けて、不動産の物理的状況を調査・測量し、図面作成や登記申請手続きなどを行うCOLORS社。今回、AI-OCR技術を用いて戸籍謄本から自動で家系図を作成するアプリの開発をご依頼いただきました。

本日は、COLORS社の代表取締役 中村様に今回の開発についてのインタビューをしてまいりました。

下記インタビューの模様をまとめましたので是非ご一読ください。

■最初にCOLORS様の事業内容と中村様の普段の業務内容について教えてください。

COLORS_website

弊社は土地家屋調査士の在籍する士業事務所です。普段は主に官公庁や不動産業者から依頼を受けて、お客様の大切な不動産の物理的状況についての調査や測量を行なっております。具体的には土地の境界や面積の確認、また新築の建物について、法務局に提出するための申請用の図面作成などです。

私自身もお客様と打ち合わせしたり、実際に現場へ足を運んで図面を作成したりしています。

■今回ご依頼いただいた開発内容を教えてください。

らくらく相続図website

戸籍謄本をAI-OCRで読み取り、自動で家系図を作成するアプリケーション「らくらく相続図」の開発を依頼しました。

■バイタリフィに開発をご依頼いただく際に抱えていた課題はなんでしょうか。

法務局が発注している相続登記を長期間放置している不動産について、相続人の調査、いわゆる戸籍調査が必要なのですが、この際に戸籍謄本を扱うことがあります。戸籍謄本の内容を解読して必要情報をまとめるというのは、心理的ハードルも高く、専門的知識を伴う難しい作業です。戸籍謄本をもっと簡単に解読できたらいいのに、というのは常々考えていました。

また、2017年5月に施行された「法定相続情報証明制度」により、戸籍謄本書類を銀行や登記所に何度も出し直す必要がなくなり、「法定相続情報一覧の写し」のみで相続手続きを同時並行で進められるようになりました。しかし手続きは簡素化されたものの、「法定相続情報一覧の写し」の作成には専門的知識を要するため、誰でも簡単に提出書類の作成ができるようになればいいなと思っていました。

■バイタリフィを何で知りましたか?

色々調べていく中で、たまたまバイタリフィ社のAI-OCRサービス「FirstReader」にたどり着きました。バイタリフィ社を知ったのもこのタイミングです。

FirstReader」は無料でお試しができたので、個人情報などを載せていない文書などでいくつか試してみました。精度などを調整していない段階だったので、もちろん読めたり読めなかったりはありましたが、OCRを使えば戸籍謄本の読み取りをもっと楽にできるかもしれない、という可能性は十分に感じました。

バイタリフィ社を調べていく中でオフショア開発やラボ型開発を行なっていることを知り、OCRを含めた開発の相談ができると思いました。

OCRのサービスは弊社以外にも何社か見ていただいていましたか?

別の開発会社さんに相談させていただいた時に他社のOCRサービスを紹介いただいて、読み取りの精度が弊社の求めているものとマッチしそうだったため、このサービスを使うことに決めました。このOCRサービスと組み合わせて開発を行なってもらえる会社にお願いしようと思っていました。

■営業からの提案内容はいかがでしたか?

相談してからとてもスピーディーに提案していただきました。依頼内容も的確に捉えていただき、費用についても最初の打ち合わせの段階で明朗会計にご提示いただいたため、安心できました。

バイタリフィ社の他に5社ほど相談しておりましたが、貴社に相談させていただいた際に「おもしろそうなので是非一緒にやりましょう」ととても前のめりになって言っていただいたのが印象的でした。弊社のやりたいことに対して興味を持っていただき、一緒に頑張れそうだなと思いました。

■なぜ数ある開発会社の中からバイタリフィと契約することを決めていただけたのでしょうか?

バイタリフィバナー

前述した通り、提案も早く明確で、何より興味を持っていただいたという点がすごく大きかったですね。元々請負契約だと厳しいかなと思っていたので、ラボ型の開発を行えるという点も決め手でした。

初回の打ち合わせから、営業さんの他に開発の責任者の方にも同席いただき、様々意見をいただくことができました。弊社にとってプラスになる要素が多かったので、決断するのには時間はかかりませんでした。

■ベトナムのオフショア開発についてどのようなイメージをお持ちでしたか?

オフショア開発についてなんとなくのイメージはありつつも、どういう感じでプロジェクトが進んでいくのか、コミュニケーションは大丈夫なのか、というのはぼんやりありました。

ただ、ベトナムでの開発という点については、そこまで遠い国という印象はなかったので抵抗はなかったです。ベトナムにも日本人の方が多数いらっしゃるとのことで結果的には安心してお任せできました

■開発中のバイタリフィの対応やプロジェクトの進め方はいかがでしたか?

週に1度の定例会はもちろんのこと、それ以外での質問や意見に対しても迅速に対応していただいたので、すごく円滑に進めることができたと思います。PMの多久和さんを中心に、依頼者側と開発側とがワンチームとなって、一体感もあり、非常に楽しく取り組めました。営業の飛田さんも定期的に進行についての確認があり、フォロー体制も含めていい印象を抱きました。いいものを作る上でのチームワークの重要性をものすごく実感しましたね。

■開発させていただいたアプリの品質はいかがでしたか?

らくらく相続図キャプチャ

シンプルなUXでありながら、プロが使用しても満足できる品質に到達していると思います。まだリリースから間もないので改善の余地はありますが、今後もユーザーのフィードバックをもらいながらアップデートしていけたらと思っています。

■バイタリフィに開発を委託する前と後で、コスト面やビジネス面等で何か数値的な効果はありましたか?

2022年8月にリリースをしたばかりでまだ数値的な効果はないのですが、社内で使うだけでも大幅に業務が効率化されています。実際に今後コストダウンにも繋がっていくのではないかな、と期待しています。

今はお試しで司法書士の方や税理士の方に使っていただいているのですが、「これは便利ですね」といったお褒めの言葉もいただいています。

■貴社から見たバイタリフィの強みはなんだと思いますか?

COLORS_中村様

依頼者と受託者が一つのチームとして取り組んでいただける、というのが最大の強みじゃないかなと思います。

■今後弊社にどのようなことを期待されますか?

先日ベトナムにあるバイタリフィ社にも訪問させていただき、PMの多久和さんとも直接お会いできました。今後の相談もできましたし、実際に開発している現場を見ることができ、非常にいい機会でした。是非今後も、弊社のベンダーとして末長く寄り添っていただければと思っています。

■今後の貴社のサービス展開について教えてください

戸籍謄本というのはこれまで専門家が解読するのが常識でした。しかし、「らくらく相続図」ではその常識を破り、AI-OCRの技術を用いて自動で戸籍謄本を解読することが可能です。「らくらく相続図」は、戸籍を読んだことない方から大量に扱っているプロの方まで幅広い方のお役に立てるアプリだと思っています。業務の大幅な効率化を実現できる「らくらく相続図」を是非一度試していただけるとうれしいです

参考:相続手続きをシンプルにするツール「らくらく相続図」

■まとめ

インタビューのお時間いただき誠にありがとうございました。

バイタリフィでは、今回ご依頼いただいたようなAI-OCRを用いた開発をはじめとして、外部ツールを埋め込んだ新規アプリやシステムの開発も可能です。ご希望の要件に合わせて、最適なご提案をさせていただきます。その他、エンタープライズ系、エンタメ系、IoTなど多種多様なジャンルを得意としておりますのでご興味ある方はぜひお気軽にご相談いただけますと幸いです!

問い合わせ

■DX時代に適応した開発ならバイタリフィへ

DXパートナー

バイタリフィは、「ベトナムラボ型オフショア開発サービス」を「DXパートナーサービス」へ事業展開し、AIやIot、AR・VR・カジュアルゲームのUnity案件などの最先端技術にも対応できるようになりました。

主に3種類の開発サービスを通して、ITによるお客様ビジネス促進のサポートに携わります。

1. DXを促す伴走型オフショア開発
お客様専属の開発チームを構築し、ビジネス・DX並びにプロダクト開発を成功に導くためのパートナーとして開発業務にあたります。WEBサービス・業務システム開発やシステム保守・運用、iOS・Android・PC用アプリ開発など、幅広いニーズに対応します。※要望に応じて、伴走型(ラボ型)だけでなく請負型での開発も可能です。

2. モバイルとAIを組み合わせたサービス開発
課題解決や新たな価値創造に繋げるべく、AI(人工知能)の開発や導入を支援します。

3. Unityを用いたゲーム・AR・VRほか各種コンテンツ開発
モバイルの利用率が高まっている時代の流れに沿って、世界で最も使用されているゲーム開発プラットフォーム「Unity」の専門チームを構築し、カジュアルゲーム・AR・VRほか各種コンテンツ開発が可能です。

料金など詳しくは以下からお気軽にお問い合わせください。

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