ベトナムでのオフショア開発のバイタリフィ

2017.07.13

オフショア開発

【後編】「ベトナムでエンジニアを採用するには?」〜FB等活用チャレンジ編〜

こんにちは。Vitalify Asia(バイタリフィ アジア)営業/PRの渡久地です。

ベトナムも、時はエンジニア採用 戦国時代。

先日投稿した前編では、エンジニア採用の基本として、人材紹介会社や、求人情報サイト、また社員からの推薦/紹介があって初めて成り立つリファラル採用についてまとめました。

今回は、弊社でも模索してきた、というか今も模索し続けているような方法を3つご紹介します。
うち2つは、採用戦略としては、どうしても前編でご紹介した方法より即効性には劣ります。どちらかというと、将来の候補者となり得る層へのPRや企業ブランディングに近いかもしれません。
ただ、将来的にベトナム現地に根ざして開発事業を運営していく企業にとって、自分たちだけで募集〜採用決定までを完結させることができれば、人的リソース確保の未来は明るいと思っております。

ステップ4:facebookのコミュニティグループサイトで募集する

求人情報の露出は、何も求人サイト、自社サイトのリクルートページだけではないですよね。
事前の登録が必須になってくるところが多いですが、ベトナムにも、facebook上に星の数ほどエンジニアのコミュニティがありますので、一度はそちらに求人情報を投稿してみることも一つの手です。

ソフトウェア開発者(PHP)の募集投稿。給料からしてハイスペック希望か?


ただ、弊社のベトナム人マネージャーの話では、この方法で応募者が集まることはあまりないとのことです。費用ゼロで行えるが、あくまで他の媒体と併行して実験的に試せる方法と捉えましょう。

とはいえ、私個人の勝手な印象で言うと、投稿するコミュニティや職種によってもエントリー数は異なると思います。

以前、3Dコンピューターグラフィックデザイナー探しが難航していた際に、他のベトナム人グラフィックデザイナーにAdoha CG Artという、2D/3Dグラフィック専門学校の人事総務担当者を紹介してもらったことがあります。その担当者にスクールのFacebookページに求人情報を掲載してもらったところ、すぐに優秀な方からのエントリーが複数ありました。

活動が活発であったり、投稿がきちんと担当者に管理されているようなコミュニティのページであれば、目に触れた人の信頼度も違うのでしょう。

うまくいけばコミュニティの窓口的な人との繋がりを持つことができるかもしれません。

ステップ5:イベントを開催し、企業について知ってもらう。

最近、弊社Vitalify Asiaで力を入れているのはこちらです。
以前は社内エンジニア向けに、同じく社内のテックリーダーやマネージャーが行っていた勉強会を、ある時から社外にも向けて行うことに致しました。
告知方法は

1. Face bookでイベントページを作成
2. 社員にシェアもしくはイイねを促す。
3. ステップ4で紹介したエンジニアのコミュニティグループのFBページに投稿して告知
4. 予算を少額くんで、1ヵ月程度facebookでイベント広告を配信する。

まずはこれだけです。

ものの見事にfacebook一本頼みですが、PRにかける時間と費用を勘案した結果、日系企業がベトナム人を対象に催し物(しかも一般大衆向けではない)を行う際に、これが現時点での最良の方法かな、という結論が出ました。

規模が大きなってくれば、情報誌への広告掲載なども検討したいとは考えております。(主に私が。予算おりるかは別問題!)

こうやって開いたセミナーに参加した方は、自分から知識を得ようとするような向学心あるアクティブなエンジニアばかりです。そういった人たちの間で少しずつ少しずつVitalify asiaの知名度を上げていく......千里の道も一歩からを実践しております。
また、受付にて任意でイベント参加者の連絡先を控えておけば(個人情報の扱いには注意しなければなりませんが)また次回のイベントの際に、アプローチすることができます。そうでなくとも、facebookイベントページ上で"参加" ”興味あり”表明をしてくれた人のデータは残りますので、それを後々利用することもできるでしょう。

エンジニアの興味を引くトピックであれば、低予算で期待以上の集客が可能になります。
例えば、Javaのフレームワーク React Nativeのセミナーを開いたときには予算5,000円・広告配信期間3週間で参加者50人、興味あり150人を集めることができました。
ちなみに、当日の実参加者は36名でした。これが多いと捉えるか少ないと捉えるかは人それぞれでしょうが、主催者側の期待する人数以上となり、当日は追加で席を設けることになりましたので、かけた予算からすれば、満足のいく集客となりました。

ステップ6:エンジニアコミュニティーやイベントへ参加して存在感を出す

最近、弊社Vitalify Asiaで力を入れているのはこちらです、のその2です。

少し前から、社外で何か面白そうなカンファレンスやセミナー、イベントなどを見つけたら、社内の開発メンバーやマネージャーに紹介して希望者には参加してもらうようになりました。

その中で、主催企業の代表者と知り合ったり、この人/企業はイケてる!と感じたら、弊社の日本人代表やベトナム人マネージャーを中心にあらためて表敬訪問などを行ってパイプを作る、といったことに取り組んでおります。

情報技術系大学のOBに顔の広い、IT企業のベトナム現地代表者を訪問に行ったときに。

タイムリーな話なのですが、直近では15日(土)〜16日(日)にシンガポール発のベトナム現地IT企業と主催するReact.jsのカンファレンス・セミナーにスポンサーとして参加することになりました。

以外だったのは、最初は特定のメンバーのみに参加してもらう予定でしたが、噂を聞きつけた社内のバックエンドエンジニア達が「自分も参加したい!」と希望を出してきたことです。

対外的な自社PR活動に留まらず、社内のエンジニア達の勉強意欲を刺激したり、リテンションにも有効とあれば、これからも積極的にこのようにベトナム現地のローカルコミュニティやイベントに参加していきたいです。

おわりに:私たちは、9年にわたり、数百人のエンジニアを採用してきました。

この記事を書いているVitalify Asiaは、2008年にベトナム ホーチミンでスタートしてからこれまで、数百人のエンジニアと面接を行ってきました。ベトナム人エンジニアの特性や思考についてよく理解しており、採用に関しては蓄積されてきたノウハウがございます。
オフショア開発をご希望の貴社のために、スキル的にも、キャラクター的にもピッタリの人材を選抜し、貴社専属の開発チームを構築致します。
ご興味がありましたら、是非お気軽にお問い合わせください。