今や数多るFinTechサービスが存在していますが、AIでもさまざまな領域への適用が進んでいます。特に融資等の審査やクレジットカードやキャッシュカード等の不正検知、投資や商品購入へのアドバイス(ロボット)、株価予想や数値予測等のマーケティング、大量データから情報の収集・分析、などなど、活用範囲が広く、金融とAIの組み合わせはとても相性が良いと言われています。
今回は機械学習ツール、ファッション、医療に続いて第4段、金融系サービスについてまとめてみました。
※本記事内の画像や数値は、各ニュース記事・レポート・サイトなどを元に引用や作成をしたものであり、その権利は各社に帰属します。
1. kakeibon
引用:kakeibon
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が提供している「kakeibon(カケイボエヌ)」は、人工知能「SOINN」がユーザーの収支や支出傾向から、各費目が使いすぎていないかをチェックしてくれる家計簿管理アプリです。カレンダー形式のシンプルな画面なので、初心者でも簡単に利用でき、様々な機能を使いこなすことでより便利に家計を管理することが可能です。もし使い過ぎている費目が見つかれば「みんなの節約Q&A」で節約方法もチェックできます。
主な機能として、KakeibonとGoogleカレンダーとの連携したスケジュール管理機能や、レシートをスマホで撮影しアプリ上で費目を自動的に振り分けてくれる機能、銀行口座や電子マネーも一緒に管理でき自動で明細を取り込み家計簿を作成してくれる機能など、一つのアプリで様々な機能を実装しています。取り込み可能な電子マネー(モバイルSuica、ApplePayなど)、クレジットカード、金融機関の連携数の上限は、無料・プレミアムともにないというのも魅力的ですね。
2. THEO(テオ)
引用:THEO
株式会社お金のデザインが提供する「THEO」は、「グローバル分散投資」手法を用いた資産運用のロボットアドバイザーサービスです。世界中さまざまな地域の、さまざまな種類の資産。例えば、香港の株式、米国の債券、不動産、金をはじめとした商品、原油を含むエネルギーなど、投資先・投資対象を世界規模で分散させることで、リスクの分散と収益の安定化を狙えるという特徴があります。
ユーザーの「資産運用を考えたいけど、どの◯◯に投資すればいいかわからない」といった悩みを、ロボットが自動的にそれぞれのユーザーに対し最適かつ合理的な資産運用を、世界の様々な地域・様々な資産にバランスされた「分散投資」へのシフトを実現しています。ゼロ金利の現代において、1つの国の一つの資産に偏った「円預金」の形で持っていても、利子に期待することはできずリスクが高い中で、グルーバルに分散して投資を行うニーズはこれから増えてくるのではないでしょうか。
3. J.Score(ジェイスコア)
引用:J.Score
ソフトバンクとみずほ銀行が立ち上げた合弁会社J.Scoreによる、ユーザーに関する様々なデータを最新のAI技術を活用し無料で分析、AIスコア化。AIスコア
AIスコアとは、AIを活用して、ユーザーのさまざまな情報から、信用力と可能性をスコア化したものだそうです。AIスコアは、信用力のスコア化において従来重視された情報に加え、必ずしも重視されなかったユーザーの情報を活用することで、スコアの精緻化を目指しています。AIスコアは、20歳以上で、かつ日本国内に居住されているユーザーが利用することができます。
J.Scoreは「オープンで公正なAIスコア」・「これまでに無いまったく新しいタイプの個人向け融資サービス」・「みずほ銀行とソフトバンクのこれまでの与信管理能力と情報分析力」を強みとしているそうです。年齢や年収、勤務先といった情報だけではなく、性格や好み、ライフスタイルなど、これまで加味されてこなかったような多種・大量の情報を先進的なAI技術で分析してくれるので、今までの与信管理アプローチより情報が網羅的になり、可能性の幅は広がっていきそうです。
4. VESTA
引用:VESTA
株式会社Good Moneygerが提供する「VESTA」は、金融のプロの投資戦略ノウハウを人工知能で一般投資家に届ける資産運用アドバイスサービスです。コンセプトは「家族にも使ってもらいたいサービスを」ということで、初心者・初級者でも「安心かつ簡単に」投資を行えるツールとなっています。ポイントとしては「投資のプロが毎月1回アドバイスを提供」「暴落時など危ない時にはアラートでお知らせ」「アドバイスは完全無料」「1タップで世界各国に簡単に投資」などです。
20万円から投資できる低リスクさや、専門用語や難しい文章が少なく、必要なことを分かりやすく教えてくる点など、長期的に安定した資産運用をお考えのユーザーには、コンパクトでとてもわかりやすいサービスですね。
5. Smiles Wallet
株式会社デジタルワレットが提供する仮想口座からの国際送金やペイメントサービスが利用できるアプリ”Smiles Wallet”は、独自のFinTechとAI(人工知能)の技術を活かしたシステムにより、ほとんどリアルタイムで海外送金ができる完全モバイル型のサービスです。銀行や国際送金サービス事業者の窓口で海外送金するのに比べると手数料も安く、休日や夜間でもスマートフォンアプリから海外送金の申し込みが可能です。
日本語の他、英語、タガログ語、インドネシア語、ベトナム語のほか、日本在住の多くの外国人の方にも理解できるようやさしい日本語(ひらがな分かち書き)にも対応にも対応しています。「日本在住で、同じ相手への定期的な送金が必要なユーザー」「海外渡航が多く、場所・曜日・時間を問わず、どこからでも送金手続きをしたいユーザー」「窓口で待たされたり、書面の記入が面倒なユーザー」にはオススメなサービスですね。
6. Alpaca
引用:Alpaca
AlpacaJapan株式会社が提供する「Alpaca」は、日々のトレーディングのプロセスをAIによって自動化していくことができるサービスです。深層学習(ディープラーニング)のAI技術に加えて、ビッグデータ解析や金融向けデータ・ストレージなどの技術にも強みを持ち、日々のトレーディング業務をAIによって自動化できるウェブサービス「アルパカアルゴ」を提供。また、マーケット予測プラットフォーム「AlpacaForecast(アルパカフォーキャスト)」を開発し、複数の金融機関・事業会社に提供しています。
AlpacaForecastには、同じ機能でサポートしているプロダクトの範囲が異なる2種類(通常版とPro)のサービス提供しており、ユーザーのニーズによって選ぶことが可能。特徴的な機能として、マーケットのプライスの動きを数分から数十分の短期予測をディープラーニング技術をベースに行うことができ、さまざまな時系列データを解析して数週間の中長期予測も可能にします。また、Alpaca独自の金融時系列データベースMarketStoreとDockerのコンテナ技術をベースにしたさまざまなコンポーネントから構築されているので、AWSやMicrosoft Azureなどさまざまなクラウド上で動作でき、予測モデルの研究から稼働までをシームレスに行うことができるそうです。
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