DX推進時代の今、ニーズが高まっているIoT(アイオーティー)は日常の暮らしだけでなく、ビジネスでも活用されるなど注目が高まっています。
今回は、そんなIoTの技術を活用した”スマートホーム”について解説していきます!
バイタリフィでは、スマートホームの実現には欠かせない管理画面の開発に加え、デバイスが扱うAPIの提供、AWS IoT Coreの構築を行うことが可能です。IoTを活用したスマートホームに興味ある方はお気軽にご相談いただけますと幸いです!
目次
1. スマートホームとは?
スマートホームは、日本が提唱する「Connected Industries」の重点分野の1つであるスマートライフ分野における1つの核として定められており、
経済産業省では以下のように定義づけされています。
スマートホームとは、「子育て世代、高齢者、単身者など、様々なライフスタイル/ニーズにあったサービスをIoTにより実現する新しい暮らし」であり、IoTに対応した住宅設備・家電機器などがサービスと連携することによって、住まい手や住まい手の関係者に便益が提供されます。
参照:経済産業省
つまり、スマートホームとは、”IoT技術を駆使することで人々の暮らしを豊かにしていこうといった取り組み”であるといえます。
2. スマートホームの市場規模とは?
スマートホームの取り組み自体は1990年代から始まっていると言われていますが、実際スマートホームが日本で話題となったのは、2017年~Amazonアレクサなど家庭で利用可能なスマートホーム家電の発売が行われるようになったのがきっかけといえます。
2020年となった現在では、コロナ禍中であるものの世界的に市場規模が拡大傾向にあるとされており、今後も継続的に拡大していくことが予想されています。一方国内では、IDC JAPAN が発表した、国内IoT市場における産業分野別の予測とユースケース別の事例考察から、2019年ユーザー支出額7兆1537億円,2024年には12兆6363億円に達すると予測されており、2019年~2024年までの国内IoT市場の年間平均成長率は12.1%と言われています。この中で、スマートホームにかける個人消費者のIoT支出額が今後高まっていくことが予想されており、IoTの成長と共に、スマートホーム市場の高まりが起こることが考えられています。(参照:IDC Corporate)
3. ではなぜスマートホーム市場が伸びているのか?
ではなぜスマートホーム市場が高まりを見せているのでしょうか?その理由としては、冒頭でも記述した『日本が提唱する「Connected Industries」の重点分野の1つであるスマートライフ分野における1つの核としてスマートホームが定められていること』、またそれが今後も継続的に取り組まれる政策とされていること、クラウド、アナリティクス、AI(人工知能)といった技術の飛躍的な発達が見受けられること、コロナ禍における巣ごもり需要の拡大がスマート家電の購入に繋がったことなどが影響していると考えられます。
DX推進時代の中で、産業がDX化する流れだけでなく家庭内においても、DX推進の波が訪れる日がもしかした近いのかもしれません。
4. スマートホームで実現できることとは?
国をあげて取り組まれているスマートホームですが、実際、スマートホームに取り組むことで実現することは一体なんなのでしょうか?いくつか紹介していきたいと思います。
4-1. 人々の暮らしを便利にすることができる
スマートホームを人々の暮らしに取り入れることは暮らしを便利にすることに繋がります。例えば、スマートホームの代表例でもいえるスマートスピーカーを使えば、声で家電機器の操作を行うことが可能となり、家電機器を操作するために発生する移動における負担を減少させることに繋がります。また、スマートホーム実現のために用意したIoT対応のテレビや空気清浄機、電気やエアコンなど様々ある家電機器をインターネットに繋げることで、1つの管理画面だけで操作を行うことも可能となり、家電機器それぞれにリモコンを用意する必要がなくなるため煩雑な手間を省くことが可能となります。
人々の暮らしにおいてこれまで発生していた”動作”をスマートホームは軽減してくれるので、人々の暮らしを便利にすることができます。
4-2. 暮らしをデータ化することができる
スマートホームの基本はモノとインターネットを繋げるIoT技術からなされています。モノをインターネットに繋げることで、モノから得た情報をインターネットを介してデータ化、数値としてみることが可能となります。例えば、スマートウォッチと呼ばれる腕時計型のスマートホーム機器では、血圧や睡眠指数、歩数計やカロリー消費データなど、スマートウォッチをつけているだけで得られる情報をインターネットを介して見ること、また記録することができ、自身の体調管理に用いることができます。最近では、スマートフォンアプリと連携しているスマートホーム機器が多くあるため、スマートホーム機器で得られた情報をスマートフォンアプリで簡単に管理することも可能となっています。
暮らしていく中でこれまで得られなかったデータを、数値化することができるので暮らしを便利にすることに繋がります。
4-3. 得たデータを用いて更なるサービス開発に活用できる
スマートホームで得た暮らしのデータを活用すれば、更なるサービス展開に繋げることができ、人々の暮らしをより豊かにすることも可能となります。実際、経済産業省が掲げるスマートライフ政策の中でも以下のように提唱されており、今後もサービスの発展が起こる可能性が考えられています。
宅内では、家電やウェアラブル、センサ等の多様な機器で生活情報を収集できる。また、サービスや小売り等のサービス事業者、行政・Web等が保持する各種データなど、生活関連情報は多数存在している。これらの情報を連携させることで、消費者ニーズに合ったサービスの高度化につなげられるのではないか。
参照:経済産業省
5. まとめ
いかがだったでしょうか?スマートホーム並びにIoTは今後も拡大していくことが予想されています。
DX推進時代でもある今、IoTを活かしたスマートホームを取り入れることを検討してみてはいかがでしょうか?
6. バイタリフィが得意とするIoT開発とは?
バイタリフィは、マイコンが搭載されたデバイスとスマートフォン、サーバ間の連携に強みがあります。例えば、これまでには、マイコンのデータ処理の負担を軽くするAPIの開発に実績があります。
また、一昔前はデバイスの状況をポーリングしてサーバ側がデバイスの情報を取得していたのが主流でしたが、弊社では、AWS IoT Core のシャドウ技術を用いて、デバイスの取得、コントロールをほぼリアルタイムでコントロールすることが可能です。
ポーリングで情報を取得していた時と比較し、AWS IoT Core は状態が変わったタイミングで通知がくるため定期的なアクセスが不要となり、結果、状態が変わるときに通信が発生するサーバの負担を減らすことができます。
7. IoTを活用した開発ならバイタリフィにお任せ!
バイタリフィでは、これまで紹介させていただいたスマートホームの実現には欠かせない管理画面の開発に加え、デバイスが扱うAPIの提供、AWS IoT Coreの構築を行うことが可能です。IoTを活用したスマートホームに興味ある方はお気軽にご相談いただけますと幸いです!【ご相談は無料です】
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