「ASO対策のやり方について知りたい!」
「ASO対策を行うメリットって何?」
「GooglePlayとAppStoreのASO対策の違いについて知りたい」
スマートフォンは2010年ごろから日本に普及し始め、現代では日常生活に不可欠なものになりました。
また現代ではそんなスマートフォンで操作するアプリが数多く配信されています。
スマートフォンのアプリはAndroidではGooglePlay、iPhoneではAppStoreで配信されています。
そんなアプリですがただ配信するだけではダウンロード数は増えません。
アプリのダウンロード数を増やすにはアプリストア内の露出度を高めるために「ASO対策(AppStore Optimizationの略)」を行わなければいけません。
※ ASO対策とは、アプリストア内で自社アプリの認知度を高めて、ダウンロード数を増やすための施策のことを指します。
そこで今回の記事ではそんなアプリダウンロード数UPを目的とした「ASO対策」をテーマに解説していきます。
具体的には…
- ASO対策のやり方
- ASO対策のメリット
- そもそもASO対策とは
- GooglePlayとAppStoreで異なるASO対策
などについて解説していきます。
この記事を参考にASO対策の知見を深めて、自社アプリのダウンロード数を増やしていきましょう。
目次
1. ASO対策のやり方9選
まずはASO対策の具体的なやり方について分かりやすく解説していきます。
ちなみにASO対策が重要な理由はASO対策をするのとしないのとで、ダウンロード数が大きく変わってしまうからです。
アプリをダウンロードする時を思い浮かべていただくと分かりやすいのですが、何かアプリをダウンロードする時「こういうアプリが欲しい」と思って検索をかけて、上位に表示されたアプリからみていくことが多いのではないでしょうか。
例)日記のアプリが欲しいとしてアプリストア内で「日記」と検索をかけて、上位にある日記のアプリを順番に見ていくといったもの
つまりアプリストア内の検索順位を上げるだけで、アプリのダウンロード数は増えるというわけです。
なのでASO対策は非常に大切なんです。
そんなASO対策の具体的なやり方は…
- アプリの名前に検索されそうなキーワードを入れる
- アプリのダウンロード数を増やす
- アプリのレビュー数を増やす・点数を高める
- 検索エンジンでアプリのことを書く記事を増やす
- アプリのアイコンは分かりやすいものを設定する
- アプリの利用率を高める
- アプリの説明文にキーワードを入れる
- アプリの内容が伝わるスクリーンショットを入れる
- ディープリンクを設置する
こちらの9個です。
では1つずつ解説していきますね。
1-1. アプリの名前に検索されそうなキーワードを入れる
まずはアプリの名前に検索されそうなキーワードを入れていきましょう。
SEO対策でも同じことが言えますが、検索されやすいワードを入れたり、アプリの特徴となるワードを入れることは非常に大切です。
少し極論の話にはなりますが、日記アプリもタイトルに「日記」と入っていなかったら、どれだけ優れたアプリだとしてもダウンロード数は伸びないでしょう。
またタイトルが非常に大事だと分かるエピソードを1つご紹介します。
「どうぶつタワーバトル」という対戦型のアプリを知っているでしょうか。
今でこそAppStoreで205,108件ものレビュー、AppStore1位の獲得、「ZIP!」「王様のブランチ」「マツコ会議」などのテレビで紹介されるなど輝かしい実績ばかりですが、リリース当初はユーザー数も少なく、同時接続するユーザーは数人だったといいます。
そんな「どうぶつタワーバトル」がどうして人気のゲームになったのか。
その理由の一つとして挙げられるのが「どうぶつの森 ポケットキャンプ」のアプリリリースにあります。
このどうぶつの森のアプリバージョンがリリースをきっかけにアプリストア内での「どうぶつ」というワードの検索が増え、「どうぶつタワーバトル」が関連アプリとして表示され、ダウンロード数がうなぎ上りに増えていったと言われています。
もしこれがどうぶつではなく「アニマル」であったり、そもそも「どうぶつ」という単語が入っていなかったりした場合、ここまで話題になっていなかったはずです。
このようにアプリのタイトルというのは非常に大切です。
- アプリの特徴を端的に表したもの
- アプリ内で検索されそうなワード
- 人気アプリの関連として表示されそうな検索ワード
といった観点からアプリタイトルに入れるワードを決めると、ひょんなことからバズり、爆発的な人気を得ることができるかもしれません。
適当につけるのではなく、ぜひしっかりと考えてアプリタイトルは付けていきましょう。
1-2. アプリのダウンロード数を増やす
一見矛盾しているようにも感じますが、アプリのダウンロード数を増やすにはアプリのダウンロード数を増やすことが大切です。
アプリストア内の検索のアルゴリズムはアプリのダウンロード数も考慮されるようになっています。
つまりダウンロード数が多ければ多いほど上位に表示されやすいというわけです。
また検索に対してダウンロード数が多いというのも大切です。
例)日記というワードで検索した人に対するダウンロード率が高いと上位表示されやすい
一見矛盾しているASO対策にはなりますが、非常に大切なものにはなるので、ぜひこちらも意識していきましょう。
1-3. アプリのレビュー数を増やす・点数を高める
レビュー数というのは故意的に運営者側で増やしたり点数を高めることはできません。
なのでここでいうASO対策というのは「ユーザーをレビューへ誘導する」といったものになります。
- アプリ利用中にレビューを促す
- レビュー投稿でプレゼントのキャンペーンを行う
などユーザーがレビューしたくなるような仕組み作りを行っていきましょう。
また実際に届いたレビューと真摯に向き合っていくのも大切です。
- 何か改善点を記載してくれていたら対応する
- 悪いところを記載した低評価のレビューに返信する
などユーザーの声を拾ってアプリをどんどん良くしていきましょう。
1-4. 検索エンジンでアプリのことを書く記事を増やす
SEO対策でいうところのE-A-Tと似たようなものですが、ASO対策でも他のメディアによる記事などは非常に大切です。
Webページでアプリについてどれほど記載されているかといったところは、アプリストア内でも重要なので、そういったアプリストア外での露出も意識していきましょう。
1-5. アプリのアイコンは分かりやすいものを設定する
アプリのアイコンはアプリストア内ではもちろんのこと、アプリをダウンロードした後もホーム画面などで目にするものになるため、時間をかけて目を惹くアプリを設定していきましょう。
1-6. アプリの利用率を高める
アプリストア内の検索順位を高めるには「アプリの利用率を高める」というのも大切です。
つまりアプリはダウンロードされて終わりではなく、ダウンロードされてからも大切というわけです。
1-7. アプリの説明文にキーワードを入れる
アプリタイトルにキーワードを入れることが大切と前述しましたが、大事なのはタイトルだけではありません。
アプリの説明文にキーワードを入れることも非常に大切です。
とはいえキーワードを乱用してしまうと文章が読みにくくなってしまい、逆効果になるので、あくまでユーザーファーストを意識して、自然にキーワードを入れていきましょう。
1-8. アプリの内容が伝わるスクリーンショットを入れる
アプリのスクリーンショットも入れて、アプリの内容を分かりやすく伝えていきましょう。
どういったデザインなのかどういう使い方なのかというのをスクリーンショットで伝えることができれば、ダウンロード数は自ずと上がっていくと思われます。
またこのスクリーンショットを入れるといったASO対策は検索上位を目指すような対策ではなく、アプリをクリックしてくれたユーザーをダウンロードまで導く対策になります。
ここの数値も意識して対策をすると、よりダウンロード数が上がっていくでしょう。
1-9. ディープリンクを設置する
ディープリンクの設置も非常に大切です。
ディープリンクとはWebページやアプリからアプリの特定コンテンツへ移動するリンクのことを指します。
つまりディープリンクがあると…
- Webサイト→アプリ
- アプリ→アプリ
といったような導線を作ることができ、ユーザーの利便性が増しました。
ディープリンクは簡単にアプリへの導線を引くことができるため、ダウンロード数の増加などにも貢献するというわけです。
2. GooglePlayとAppStoreで異なるASO対策
ここではGooglePlayとAppStore、それぞれのASO対策について解説していきます。
GooglePlayとAppStoreで行うASO対策の主な違いは…
- アプリタイトルの文字数
- キーワードの登録可否
- 詳細ページのファーストビューの閲覧範囲
- 検索結果のファーストビューの閲覧範囲
- アイコンのサイズ
- スクリーンショットのサイズや掲載できる枚数
- レビューの表示
などなど。
またGooglePlayではA/Bテストをすることができます。
そのため、一旦GooglePlayでリリースしA/Bテストを通して、良い結果だったものをAppStoreに反映させるといった流れがよく見られます。
3. そもそもASO対策とは?
この章ではそもそもASO対策とは何を指すの?といった部分について解説していきます。
ASO対策とは?
まずASOというのはAppStore Optimizationの略のことで、日本語で「アプリストア最適化」と呼びます。
つまりASO対策とはアプリの認知度を高めて、アプリのダウンロード数を増やすための施策です。
そしてASO対策は主に2つの観点から対策を行います。
- SEO:アプリストアの検索ランキングで上位表示するための対策
- CRO:アプリの詳細ページを充実させることでダウンロード数を増やすための対策
こちら2つの軸をベースにASO対策が行われます。
よく「ASOはアプリのSEOだ」と言われますが、ASO対策には「検索上位を目指すSEO」の側面と「アプリ委詳細ページからのダウンロード率を上げるCRO」の側面の2つの側面があることを知っておきましょう。
4. ASO対策を行うメリットとは?
ここからはASO対策を行うメリットについて解説いたします。
ASO対策は…
- アプリのダウンロード数が増える
- 会社の売上UPに貢献する
- 広告のコストを抑えることができる
といった3つのメリットがあります。
では1つずつ解説していきますね。
4-1. アプリのダウンロード数が増える
メリット1つ目は「アプリのダウンロード数が増える」という点です。
検索順位を上げて上位表示を目指したり、アプリ紹介のスクリーンショットを改善した利する目的は、最終的にアプリのダウンロード数を増やす行為です。
アプリがダウンロードされれば新たな顧客獲得にもなりますし、会社の売上UPにもつながっていきます。
4-2. 会社の売上UPに貢献する
先ほども記載しましたがASO対策をして、アプリのダウンロード数が上がれば、会社の売上UPに貢献することができます。
さらに売上UPはダウンロードされて終わりではありません。
アプリが長く継続して利用されれば、アプリのジャンルにもよりますが、アプリ内の課金で合ったり、アプリ内広告の収益などの売上も見込めます。
4-3. 広告のコストを抑えることができる
ASO対策は基本的に無料で行うことのできる改善施策です。
そのため、上手く施策がはまって成果を出すことができれば「広告のコストを抑える」ことができます。
もちろんASO対策を今日やったからといって明日から効果が絶対に出るわけではなく、効果を出すまでにはある程度の期間が必要ですが、効果が出始めると非常に長い期間成果を出し続けることができます。
広告のコストも継続して利用するとなかなかの金額になるので、ぜひ無料で行えるASO対策でコスとパフォーマンスを高くして成果を出していきましょう。
5. ASO対策をしてアプリダウンロード数を増やそう
今回は「ASO対策について詳しく知りたい」といった悩みを抱えているあなたに向けて、それを解決するためにそもそも意味から具体的なやり方について解説しました。
またASO対策も大事ですが、自社アプリの認知度を高めるなら検索エンジンからの流入も非常に大切です。
しっかりとSEO対策についても見直して検索順位向上に努めていきましょう。
またSEO対策をして検索順位を上げていくためには、Googleアナリティクスで自社サイトを分析するのが非常に重要です。
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