「成果につながるLPはどうやったら作れる?」
「はじめてLP制作をするけど、どういう構成で作ればいい?」
オンライン施策が活発化している昨今「ランディングページ(LP)」はマーケティング施策の鉄板として様々な企業で制作~運用されています。
しかし、作ってみたものの
・全然成果につながらない
・早い段階で離脱されてしまう など
お悩みを抱える方が増えている様子もみられます。
そこで本記事では、LP制作の構成づくりにおけるポイントを解説していきます。
・売れる、成果が出るLPに共通する構成のパターンとは何か?
・LP制作で意識すべきポイントは?など
売れるLP制作作りを網羅的に学べますので、ぜひ最後までご一読ください!
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目次
1. LPとは?
まずそもそもLP(ランディングページ)とは何か?振り返りです。
LP(ランディングページ)とは、訪問者が最初に辿り着く(アクセス)ページのことを指します(英語の綴りでは「Landing Page」と記載)。
LPに辿り着く方法には大きく
・検索結果(GoogleやYahoo!、bingなど、検索サービス経由)
・広告(検索広告)
といった2つの方法があります。
どちらも調べものをした際、最初に辿り着いたページをLPと呼ぶことに変わりはないですが、LP自体が「自然検索で表示されているものか?」「広告で表示されているものか?」という違いがみられます。
2. LPの構成とは?
LPにおける構成とは、LP施策が成功するか否かを決める重要な要素として注視される場合が多いです。そしてLPの構成には大きく分けて3つの構成が存在します。
- ファーストビュー
- ボディ
- クロージング
2-1. ファーストビュー
まず1つめはファーストビューです。
ファーストビューは、ユーザーがLPに辿り着いて始めて見る場所を指します。
2-2. ボディ
次に2つめは、ボディです。
ボディは、LPの中心部分を指します。本記事であれば、まさしく今読んでいる場所がボディに該当します。
2-3. クロージング
3つめは、クロージングです。
クロージングは、LPにおける締めくくりを行う部分を指します。そしてクロージングでは、問い合わせや申込、購買など、アクションを促すのが一般的です。例えば、本記事であればこちら↓がクロージングとなります。
↓クロージングのキャプチャ↓
「アプリ開発のご依頼はこちら」と書かれた場所が最終CVになっています。
3. LPの構成を意識すべき理由
先程「LPにおける構成は重要」と述べましたが、それは一体なぜでしょうか?その理由は大きく2つあります。
・CVに誘導できる
・効果測定できる
3-1. CVに誘導できる
まず1つめの理由は、CVに誘導できることです。
LPにおける構成には心理学を利用した構成が活かされていることが多いです。例えば「この構成であれば、きっと商品を購入したくなるだろう」「この構成にすることによって、購入者の不安払拭につながるだろう」などです。
どんな構成にしたら購入したくなるのか?考えられた構成が多いため、きちんと作り込まれたLPではCVが発生しやすい傾向にあります。「LPを見て思わず買ってしまった経験」を持っている方がいれば、それは構成が作り込まれていたからともいえます。
3-2. 効果測定できる
2つめの理由は、効果測定できることです。
前提としてLP施策は、効果測定ありきの運用が必須となります。そして、どんな構成でLPを作ったのか?は効果測定において検証すべきポイントの1つになり得ます。例えば、LPのクロージングをフッター付近に置いた場合は、そもそも最後まで読まれているか?検証する必要があります。もしここで最後まで読まれていないのが分かった場合は、構成に問題があったのか?という仮説をたてられるでしょう。こうすることで改善策として構成を入れ替えてみたり、追加してみたり、PDCAを回せるようになります。
4. 成果に繋がるLPの構成とは?~LP鉄板の構成案~
ここからは具体的なLPの構成について紹介していきます。
これから紹介するLP構成の鉄板型ともいわれる構成でLPを作れば、成果につながりやすくなります。ぜひ押さえておきましょう。
- 構成1:ファーストビュー
- 構成2:ユーザーの共感や同意を促す言葉
- 構成3:商品やサービスの特徴や説明、強み
- 構成4:商品やサービスから得られるベネフィットの説明
- 構成5:事例や口コミ
- 構成6:よくある質問
- 構成7:CTA
ひとつひとつ解説します。
構成1:ファーストビュー
構成1つめはファーストビューです。
LPにおいて、一番重要な要素であると言われることも多い箇所であり、基本的には【画像+キャッチコピー(副題)+CTA】の3つの要素が用いられることが多いです。ユーザーはファーストビューを見て、LPの続きを見るか否かを決めるため、目を惹くキャッチコピーやメインビジュアルを考える必要があります。またファーストビュー自体、見られる時間はわずか3秒しかないとも言われています。限られた時間の中で何を伝えるのか?情報の取捨選択も必要です。
POINT
・ぱっと見ただけで、伝えたいことがダイレクトに伝わるデザインやキャッチコピーになっているか?
・即決でCVできるような分かりやすいCTAが設置されているか? など
構成2:ユーザーの共感や同意を促す言葉
構成2つめはユーザーの共感や同意を促す言葉です。
基本的には、ファーストビューをスクロールするとすぐに見える位置に配置されることが多いです。内容はユーザーの気持ちや悩み(例:様々な種類から1つを選ぶのは難しい、そもそも商品の選び方はどうすれば?など)をそのまま言葉にするイメージで作成されることが多いです。
こうすることで、LPを見たユーザーに「そうそう、悩んでいるのはこれ!」と共感してもらい、LPの続きを読んでもらうきっかけを作ることができます。
POINT
・ターゲットの課題や悩みに寄り添っているか?共感してもらえるか?
・LP自体のターゲットが実際に話している姿を想像し違和感がないか? など
構成3:商品・サービスの特徴や説明、強み
構成3つめは、商品・サービスの特徴や説明、強みです。
構成2でユーザーの共感を得られたら、ユーザーが抱える課題や悩みを解決できる商品・サービスの特徴や強みは何か?を短文(キャッチコピー)で伝えていきます。自社の商品を良く見せるために盛り込みがちな情報も「短文で分かりやすく」まとめあげることが重要です。
POINT
・ユーザーの課題や悩みをどう解決できるのか、分かりやすい表現で書けているか?
・簡潔に分かりやすい一文になっているか? など
構成4:商品やサービスから得られるベネフィットの説明
構成4つめは、商品やサービスから得られるベネフィットの説明です。
構成3で一言で表した特徴や強みに関して、構成4で詳しく紹介するイメージで作っていきます。よく見かけるのは「○○が選ばれる○つのポイント」「○○の特徴○選」など、商品やサービスを箇条書き形式で説明する形式です。そしてここで特に意 識すべきは、構成2で書かれたターゲットの課題を解決できる内容か?また、ターゲットのベネフィットが得られる内容になっているか?といった点です。構成3までの内容を通して齟齬が出ないように記入していきましょう。
POINT
・ターゲットの課題に対しどんなベネフィットが与えられるのか?
・構成1~3までの内容と合致した内容になっているか?
・伝えたいことの羅列になっていないか? など
構成5:事例や口コミ
構成5つめは、説得力を醸成するための事例や口コミです。
構成4までで紹介した商品・サービスに対し「確かに解決してくれそうだけど、嘘じゃないよね?」と不安に思うターゲットは少なからず存在します。そのため構成4で実際に商品・サービスを利用した事例や口コミを紹介していきます。こうすることで、構成4までに感じた不安を払拭することにつながります。
POINT
・企業が編集したものではなく、リアルな口コミになっているか?
・事例の種類はLPのターゲットに合った事例か? など
構成6:よくある質問
構成6つめは、よくある質問です。
よくある質問は文字通り、商品・サービスに寄せられることの多い質問を指します。
LPを見た際に、ターゲットユーザーが疑問を持ちそうな内容を予め記載しておくことで、構成5につづいて不安払拭の一助になり得ます。
POINT
・LPに来てくれたターゲットユーザーが聞きたい内容か?
・LPに来てくれたターゲットユーザーに役立つ情報か?
構成7:CTA
構成7つめは、CTAです。
CTAは、ターゲットユーザーにしてもらいたい行動(例:問い合わせ、購入、資料請求など)を促すことを指し、CTAボタンとしてフォームやリンク、ボタンが設置される場合が多くあります。「いますぐ資料請求」「個別相談会に参加する」など、文言は様々ですが行動喚起を促すようなCTAを設置していきます。
またここでのCTAは、最終着地点の意味合いももちます。ここまでひと通りLPをみてきたユーザーの中には商品・サービスに対して何らかのアクションを望むユーザーもいるでしょう。そのユーザーが見える位置やユーザーが見つかりやすいデザインでCTAを設置することで、問い合わせしやすい環境を作っていきます。
これまでの構成がターゲットユーザーに寄り添ったものなら、ここでCVがとれるはずです。
POINT
・ユーザーが主語のCTAになっているか?
・構成3までの流れをみて違和感のないCTAか?
・デザイン面で見えづらいCTAになっていないか?
・CTAに視線が集まるか? など
5. 効果的なLPの事例とは
本章ではLPの事例を紹介していきます。
事例1:FirstContact
1つめの事例は、AIチャットボットサービス「FirstContact」の代理店ホームページです。
ファーストビュー下にある、導入企業実績が特徴的なLPです。導入企業一覧のロゴが横スクロールで流れるように表示されており、実績豊富という信頼性を感じられるデザインとなっています。
事例2:ラボネットワーク
2つめの事例は、ラボネットワーク社のフォトスタジオ・写真館向けLPです。
目を惹くファーストビューから始まり、ターゲットユーザーに刺さりやすい内容やデザインが網羅されたLPになっています。商品のイメージが分かる写真をふんだんに使っているため、視認性の高いLPといえます。
事例3:群馬銀行
3つめの事例は群馬銀行です。
ファーストビューからクロージングまで、イラスト主体のデザインで構成されています。ターゲットユーザーの気持ちに寄り添った内容が豊富に盛り込まれており、ユーザーファーストで考えられたLPといえます。また、相談予約に関するCV(CTAボタン)が追従形式で設置されているため、申し込みを検討するユーザーを囲い込む良い仕掛けができています。
6. LPの構成を作る際のポイント
事例を踏まえつつ、改めてLPの構成を作る際のポイントをまとめていきます。
- ターゲットユーザーの気持ちに寄り添う
- 分かりやすい表現
- トンマナを意識
6-1. ターゲットユーザーの気持ちに寄り添う
1つめのポイントは、ターゲットユーザーの気持ちに寄り添うことです。
様々な構成に分けられて作られるLPですが、共通するのはターゲットユーザーがいることです。全ての構成を考える上で「この表現はターゲットユーザーにとって分かりやすいか?」「ターゲットユーザーが好むデザインか?」など、ターゲットユーザーを主語にした内容を検討していきましょう。
6-2. 分かりやすい表現
2つめのポイントは、分かりやすい表現を意識することです。
LP自体じっくり読まれるというよりかは、サッと読まれることが多い媒体です。そのためLP内に分かりづらい表現が混ざっていたり、長文すぎる内容が書かれていたりすると離脱を招く原因になり得ます。検索しないと分からないような難しい言葉が混ざっていたり、読みづらいと感じるくらい文字数が多かったり、といったマイナスの要素がないよう注力していきましょう。
6-3. トンマナを意識
3つめのポイントは、トンマナを意識することです。
トンマナとはトーン&マナーの略称であり、コンセプトや雰囲気に一貫性をもたせることを指します。LP施策を成功させるうえでデザインは重要な要素の1つです。LPに記載されている内容が大事なことはもちろん、ターゲットが好むトンマナになっているか?LPのイメージを想起できるデザインになっているか?しっかり意識しておきましょう。
7. LP制作を外注する場合におすすめの企業
最後にLP制作を外注する場合におすすめの企業をご紹介させていただきます。
「自社でLP制作を行うリソースがない…」
「自分達でLP制作を行うことに不安を感じる…」など
自社でのLP制作が厳しいと感じる方はぜひ参考にしてみましょう。
おすすめ企業1:株式会社バイタリフィ
まず1社目は、本記事を執筆するバイタリフィです。
バイタリフィは、LP制作やアプリ開発、Webサイト制作など、企業のDX支援を得意とする開発会社です。ただデザインしたり制作したりするだけでなく、LPデザインのコンセプト設計からLP運用後の分析業務まで一気通貫のご支援が可能です。LPのターゲットユーザーに刺さるコンテンツとは何か?どんな見せ方であれば、CVにつながるか?など、寄り添ったご提案ができるので「LP制作の知見がなく不安」という方にもおすすめの企業です。
おすすめ企業2:株式会社トラム
次に2社目は、トラムです。
トラムは、LP制作に特化したサービスを提供している開発会社です。行動心理学の観点からLPの課題を可視化できる「LP診断サービス」、解析・制作・改善・企画がワンセットになった「カイゼンLPサービス」を提供しています。20年以上の知見をもとに、LP施策を最大化させるための支援をしてくれるため、はじめてLP運用をするといった方から、LP運用中だけど、どう改善すればいいか分からない?とお悩みの方までおすすめの企業です。
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8. まとめ
LP制作で構成を意識すると、CVに誘導できたり効果測定に使えたりと様々なメリットを期待できるようになります。
初めてLPを作る場合は、どんな内容で作ればいいのか?どんな構成で作ればいいのか?といった悩みがうまれ、自分が伝えたいことだけを盛り込んだLPができあがることもあります。こうなると、全面に出た営業感にユーザーが引いてしまうかもしれません。
LPで一番大切なのは”ターゲットユーザーを1番に考えたコンテンツを作ること”です。どんな内容なら、ターゲットユーザーが読みたくなるか?商品を買いたくなるか?検討し、LP制作を行うようにしましょう。
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