どうも、佐々木です。
これまではいろんなサービスをはしごした後にGoogle Play Musicに落ち着いていました。
そんな中、Spotifyがとうとう日本に上陸したので、徹底比較をしてみたいと思います。
目次
1.比較対象
今回は、以下サービスを比較してみたいと思います。
1-1.AppleMusic
Apple純正の聴き放題サービスです。
iOS上では「ミュージック」アプリに内包されており、iTunesStoreで購入した楽曲とiTunes経由で取り込んだ楽曲、AppleMusicの楽曲をシームレスに聴けるのが一番の強みだと思います。
曲数の品揃えもまずまずかな、と。
1-2.GooglePlayMusic
こちらはGoogle純正。
Googleらしく、手元の音源をアップロードしてそれを聴くこともできます。
品揃えも悪くなく、こちらも非常に魅力的なサービスです。
iTunesStoreよろしく個別に購入できるストアもありますが、おそらく殆どの人が知らないであろうルートを経由して購入することなどから、個別販売にはあまり力入れていない様子。
1-3.LINE MUSIC
コミュニケーションアプリのLINEが提供している聴き放題サービスです。
今聞いている楽曲をLINEで送ることができたり、LINEに特化しています。
ローンチ当初は非常に邦楽が強かったのですが、他社の追い上げもあり現状は抜きん出るほどは強くないです。
個人的にはUIが好きです。
1-4.AWA
CyberAgentグループが提供している聴き放題サービスです。
どちらかと言えば音楽好きのヘビーユーザーに向けてアプローチされたであろう作りをしていて、プレイリストの共有やおすすめプレイリストのリコメンドに力を入れています。
また、非常にUIがクールで、洗練された印象を受けます。
個人的には検索までの道のりが長くて好きではありません。
1-5.Spotify
毎年のように上陸が噂され、ようやく日本でサービスが正式にスタートしたサービスです。
会員数としては世界一位を誇り、それだけにUIなどもシンプルかつ使いやすいと感じます。
特徴としては、無料プランもあることです。無料だとスマホからはシャッフル再生のみですが、それでも無料であることを考えれば全く問題ありません。
それでは、比較してみましょう。
2.音楽を聴く楽しみ
音楽を聴く楽しみ、という点で考えると、Spotifyに軍配が上がると思います。
理由としては、まず歌詞が表示されること。案外音楽を聴いているとき、メロディは入ってくるのに歌詞がいまいち聞き取れない楽曲って多くないですか? そういった際でも、歌詞を見ながら聴くと、自然と名呂に聴こえたり、歌詞に隠された小さな言葉遊びや深い意味などを感じ取ることができます。
次に、非常にロード時間が短いことが挙げられます。これは、本当に不思議なのですが、他のサービスに比べて低速回線時のロード時間が圧倒的に短いです。音楽と音楽の間の空白ってあまり好きじゃない人が多いと思うのですが(そのせいでクロスフェード機能を使ってる人もいると思います)、Spotifyでは全く気になりません。
3.音楽を探す楽しみ
これは、AWAに軍配が上がると思います。
AWAは、本当に様々なジャンルのプレイリストが公開されています。相性がいいと思うプレイリストの作成者の他のプレイリストを覗いてみたりすると、もっと楽しいかもしれません。
また、音楽好きからするとプレイリストを公開するという行為は、自分の音楽センスの発表の場でもあるような気がしていて(少し前にInstagramで#私を構成する9枚というハッシュタグが流行ったりもしましたね)、そのせいかプレイリストの質は非常に高いのではないかと感じます。
音楽をシェアする楽しみ
これは、LINE MUSICに軍配が上がると思います。
LINEのプロフィールに楽曲を載せることもできますし、友だちに送ることもできます。
これは、ソーシャル世代である今の中高生に非常に人気が出る仕組みだと思います。
「この曲おすすめだから聴いて!」がCDの貸し借りからLINEでの送り合いになっていくんでしょうか。
4.シームレスに音楽を聴く
これは、iOSはAppleMusic/AndroidはGooglePlayMusicになると思います。
特にAppleMusicは、既存のミュージックアプリと完全に同化していますので、プレイリストにiTunesからの曲とAppleMusicからの曲を混ぜることができます。
GooglePlayMusicでもできなくはないのですが、やはりiOSユーザーは従来から音源をiTunesで管理しているでしょうし、シームレスさではなかなか勝てないのではないでしょうか。
5.Spotifyのいままでにないところ
世界最大手ということもあり、非常に行き届いた機能が多いです。
例えば、PC版も併せてインストールした場合、スマートフォン版をリモコンにできます。
PC版を起動した状態でスマートフォン版アプリを立ち上げるだけで、再生画面の下に再生するデバイスを選択できるようになります。
例えば、PCは常にAUX-INでスピーカーに繋いでおき、ベッドでスマホをリモコン代わりに使って音楽を再生、といったことも可能です。
これは、iTunesでも可能だったのですが、Remoteアプリを別途インストールしなければならなかったりするので、それよりも更にシームレスな連携ができることになります。
次に、Runningモードというのも面白いモードの一つです。
走ることに特化した一定の速度の曲を集めたプレイリストを探すことができ、ランニングに最適です。
6.サービスの比較表
以上の特徴を踏まえ、ざっくりと聴き放題サービスの特徴を比較表という形にしてみました。
AppleMusic | GooglePlayMusic | LINE MUSIC | AWA | Spotify | |
値段 | 980円 (ファミリープラン1,480円) |
980円 | 960円 | Standard: 960円 Lite: 360円 |
980円 |
曲数 | 3,000万曲 | 3,500万曲以上 | 1,800万曲 | 数百万曲(非公開) | 4,000万曲 |
スピード | 普通 | 普通 | 普通 | 普通 | 高速 |
PC対応 | あり(iTunes) | あり(Web) | あり(Web) | あり(専用アプリ) | あり(専用アプリ) |
プレイリスト | あり | あり | あり | あり | あり |
シェア | あり | あり | あり(LINE) | あり | あり |
歌詞表示 | あり | なし | あり | なし | あり |
特徴 | 純正アプリとの親和性が高い | 楽曲リコメンドの精度が高い | 音楽を手軽にシェアできる | コアな音楽ファンにおすすめ | PCでも曲を聞く人向け |
7.聴き放題サービスの今後
聴き放題サービスも、日本でローンチされた直後は中々楽曲が増えず、物足りなさを感じずにはいられませんでした。
しかし、どんどんと楽曲が追加され、望んでいる楽曲やアーティストが見つからない、ということが殆ど無い状態まで充実してきました。
今までは、ある意味副業的にオンラインストリーミングに出しているケースが多かったですが、たとえば中田ヤスタカと米津玄師がコラボしたことで話題になった「NANIMONO feat.中田ヤスタカ」に関してはCDなどに先立って聴き放題サービスで先行配信をスタートさせたりもしました。
これからは、プロモーションの手段としても活用が期待できそうです。
====================================================
NEW!! 2018.3.27
「業務へのAI導入を検討しているが、何からすれば良いんだろう?」そんな事業戦略担当者様!
機械学習、ディープラーニングを用いてAIモデルデータを無料で作成。
AIアプリを気軽に開発できる新サービス『Mobile AI Lab』のお問合わせはこちら