「セマンティックコーディングってどんな意味?」
「Googleも推奨するセマンティックコーディングとは?」
SEO効果を高めるにはコンテンツの品質をあげるだけではなく、コーディングを意識することも大切です。
本記事では、SEO対策に欠かせないセマンティックコーディングについて解説していきます。コーディング方法を意識するだけで、SEO効果を高められるか否かが決まります。SEO効果を高めるコーディング方法に興味がある方はぜひ最後までご一読ください。
▽SEOにおけるコーディングの基礎を知りたい方はSEO対策におけるコーディングの重要性とは?も併せてご覧ください
目次
1. セマンティックコーディングとは?
セマンティックコーディングとは、Web自体の情報をコンピューターに理解してもらいやすいようHTMLタグに意味を持たせるコーディング方法のことです。
サイトや記事を作っていく際は、Web内でHTMLの記述が行われています。この記述を、適切な用途で適切な場所で使用してセマンティックコーディングすることで「このサイトはどんなサイトなのか?」理解してもらいやすくなります。
セマンティックコーディングであげられるタグの種類は約100種類ほどあると言われており、例えば、header、footer、nav、article、asideなどがあげられます。これらの要素はサイトやページがどういう場所にあたるのかを示す要素です。そしてこのセマンティックコーディングは、SEOを攻略するうえで欠かせない要素としてあげられています。
2. なぜセマンティックコーディングが必要なのか
セマンティックコーディングはSEOに効果的なコーディング方法です。ここからは改めてなぜ、セマンティックコーディングが必要になるのか?解説していきます。
理由としては大きく以下3つです。
- SEOにおける検索ランキングに関係してくる
- コードの読みやすさが向上する
- ユーザーにメリットがうまれる
では、1つ1つ解説していきます。
2-1. SEOにおける検索ランキングに関係してくる
セマンティックコーディングが重要な理由の1つめは、SEOにおける検索ランキングに関係してくるからです。
そもそもSEOは、クローラーと呼ばれる検索エンジンがサイトやページをクロールすることでサイトやページに対する評価が行われるようになっています。この際、クローラーがサイトやページの内容を理解するために読み込むのは、目にみえる文字や画像ではなく中身を構成する「HTML」です。HTML自体がよい内容であればクローラーに自身のサイトやページの内容を理解してもらいやすくなります。そしてこの際、役に立つのがセマンティックコーディングです。セマンティックコーディングは、Google公式も推奨しているHTMLの分かりやすさを向上させられるコーディング方法です。
Google は、HTML や PDF コンテンツ、画像、動画をインデックスに登録しますが、Java や Silverlight などのプラグインを必要とするコンテンツやキャンバスに表示されたコンテンツは登録しません。コンテンツには、できるだけプラグインではなくセマンティック HTML マークアップを使用してください。
Google検索セントラル,2023/08/15時点
サイトやページを作成する際にセマンティックコーディングを意識したコーディングを行うことで、SEOにおける検索ランキングを向上させられるようになるでしょう。
2-2. コードの読みやすさが向上する
セマンティックコーディングが重要な理由の2つめは、コードの読みやすさが向上するからです。
セマンティックコーディングは一見、クローラーだけに見られるコーディングなのでは?と思われがちですが、人間が見ても分かりやすいコーディングになっています。
サイトやページのソースコードを見る際に、セマンティックコーディングが意識されたサイトやページであればどんな意図で書かれているものなのか?人間は理解することができます。
これはサイトの改修やリニューアルを行う時に重要な要素の1つになり得るため、セマンティックコーディングは重要視されることがあります。
2-3. ユーザーにメリットが生まれる
セマンティックコーディングが重要な理由の3つめは、ユーザーにメリットが生まれるからです。
セマンティックコーディングで記述されているサイトやページであれば、ページのテキストを読み上げるツールで精度の高いページ情報を取得することができます。これは特に、目の不自由なユーザーが利用する機能でありユーザビリティをあげるためにとても重要な要素です。
HTMLはクローラーに伝えたり、人間がみて分かりやすさを感じたりするために重要ですが、それに加えて障がい者がインターネットを使いやすくするためにも重要な要素といえます。
3. セマンティックコーディングで意識したいタグ
数100種類ほどあると言われるセマンティックコーディングですが、ここからはその中でも特に意識したいタグについて解説していきます。
代表的なものは以下です。
- header(ヘッダー要素):ロゴやナビゲーションを構成するヘッダー部分で使用
- footer(フッター要素):著者情報やコピーライトを構成するフッター部分で使用
- nav(セクショ二ング要素):パンくずリスト、目次など、ナビゲーションリンクがある場所で使用
- article(コンテンツ要素):ユーザーが投稿したコメント、ブログ記事など、その内容だけで独立している場所で使用
- aside(セクショ二ング要素):ブログサイトのサイトバーなど、本文と間接的にしか関係ない場所で使用
- title(タイトル要素):Webページのタイトルを示す時に使用
- h(見出し要素):Webサイトの見出しを示す時に使用
- img(イメージ要素):文章内の画像を示す時に使用
これらのタグを用いることでクローラーだけでなく、人にとっても分かりやすい設計のサイトやページになります。SEO効果を高めるためにも、分かりやすいコーディングを意識するようにしましょう!
4. まとめ
セマンティックコーディングとは、Web自体の情報をコンピューターに理解してもらいやすいようHTMLタグに意味を持たせるコーディング方法のことです。セマンティックコーディングを意識することで、SEO効果を高められるようになります。SEO対策を行いたい!と考えている方は、コンテンツを作り上げるだけではなく、サイトやページ内部の構成にも着目するようにするとよいでしょう。
しかしもし、セマンティックコーディングを意識したサイト作りやページ作りが難しいといった場合は、コーディングの知見に長けた企業に外注することもおすすめです。自社で対応可能か?外部に依頼するか?検討し、SEO対策を強化していくとよいでしょう。
なお本記事を執筆している株式会社バイタリフィでは、SEOを意識したサイト設計からサイト開設後のGA4を用いた分析活動まで一気通貫で対応することができます。ぜひお気軽にご相談くださいね。