「SEOの競合調査ってどうやってやるの?」
「具体的な競合調査の流れは?」
「SEOの競合調査のおすすめツールが知りたい」
オウンドメディアの流入を増やしたい…アクセスを増やして顧客獲得や売上UPにつなげたい…
マーケ担当者は常日頃からこのようなことを考えていますよね。
こういった自社のオウンドメディアの集客をするには「SEO対策」が必要です。
そしてこのSEO対策は本当に色々やるべきことがありますが、今回はその中でも「SEOの競合調査」について解説していきたいと思います。
またSEOにおける競合調査は自社のメディアと近いサイトのキーワードや記事・構成を調査し、自社のメディアに活かすことを指します。
しっかりと競合調査をすれば「競合と異なる戦い方」ができたり、差別化・抜け穴を狙ったりすることができます。
今回の記事では
- SEOにおける競合調査とは?
- SEOにおける競合調査の流れ
- SEOにおける具体的な競合調査のやり方
- SEOの競合調査におすすめな分析ツール
などSEOの競合調査について詳しく学べます。
SEOの競合調査を理解することでオウンドメディアのアクセスUP&自社へのお問い合わせ数UPにつなげることができますので、この記事を参考にして競合調査をしてみてくださいね。
目次
1. SEOにおける競合調査とは?
そもそも競合調査とはいったい何なのでしょうか?
競合調査とは文字通り「競合を調査すること」を指します。
競合のサイトを見て「競合の戦略を分析」したり「競合が狙っているキーワードを調査」をして、自社のオウンドメディアの運用に活用することを競合調査と呼びます。
またただ競合戦略や狙っているキーワードを真似るだけではなく、差別化や抜け穴を狙うことができるのもポイントのひとつです。
競合が狙っていないブルーオーシャンを見つけることができれば、多くの顧客獲得や売上UPにつながっていきます。
1-1. SEO対策に競合調査が必要な理由
ここからはSEO対策に競合調査が必要な理由について解説いたします。
まずSEOは1つの椅子を争う場であるということです。
Googleに登録されている何百万、何千万というサイトのなかで検索順位をなるべく上位表示するための方法がSEOになります。
そのような戦いの場で勝っていくためにはライバルサイトを調査しないわけにはいきませんよね。
自社サイトより上位に表示されているサイトがどうして上位に表示されているのかということを調べて、自社のサイトに活かして改善していくことが大切なわけです。
- ドメインパワーで負けているのか
- コンテンツの量で負けているのか
- キーワードの選び方で負けているのか
- 画像の多さで負けているのか
- 文章の分かりやすさで負けているのか
- 関連記事の量で負けているのか
など具体的に調査をしていくことが大切です。
そして負けている部分をすべて改善して検索順位1位の記事より良いコンテンツができれば自ずと順位は上がっていきます。
古くから存在しているサイトとか権威性の高い人が書いているサイトなどなかなか競合調査をして改善するだけでは超えることができないサイトもありますが、基本的には競合調査&改善で抜くことができるサイトがほとんどです。
検索エンジンで上位表示をとるSEOという争いの場において、競合の調査は非常に大切ですので、ぜひしっかりと行っていくようにしましょう。
2.SEOにおける競合調査の流れ
ここからはSEO対策で競合調査をするときの具体的な流れについて解説いたします。
競合調査の具体的な流れは…
- 自社のサイトと似たジャンルのサイトを選ぶ
- 自社サイトと競合サイトを比較して差別化ポイントを見出す
- 競合のサイトから戦略を分析して活用する
では1つずつ解説していきますね。
2-1. 自社のサイトと似たジャンルのサイトを選ぶ
まずは「自社サイトと似たジャンルのサイトを選定」していきましょう。
競合調査なのでまずは調査するサイトを選定していきます。
選定の方法としては…
- 自社サイトとジャンルの近いもの
- ターゲット層が似ているもの
- 検索順位が自社サイトより高いもの
など共通項が多いサイトを選定していくといいでしょう。
また競合にピックアップする数についてですが、だいたい5~10サイトほどあれば十分かなと思います。
2-2. 自社サイトと競合サイトを比較して差別化ポイントを見出す
競合調査は2つの観点で分析をすることが大切です。
1つ目は良いところを徹底的に真似すること、そして2つ目は競合がやっていない差別化ポイントを見出すことです。
この2つの観点から調査をして改善していくことで、競合よりより質の高いコンテンツを作ることができます。
またもう1つ大切なのは「ターゲットを想像する」ということです。
検索順位において上位に位置するページというのは「ユーザーにとってそれだけ価値のある質の高いページ」です。
つまりターゲットの欲しい情報が詰まっているというわけです。
となればそのページより上位にいくためには「ターゲットが何を求めているのか」をよく考えて、足りない要素やあった方がいい要素を盛り込んでいくことが大切です。
競合のサイトを分析して「もっとこういう要素があった方がユーザーにとって質の良いコンテンツになるんじゃないか?」みたいなものを見つけることができれば、検索順位を抜かすのも難しくありません。
2-3. 競合のサイトから戦略を分析して活用する
競合調査とは分析をして終わりではありません。
しっかりと調査・分析をした後に自社サイトに活用して改善していくまでが競合調査になります。
記事のネタや記事の数、検索順位、記事のジャンル、コンテンツの書き方など競合調査から得ることのできるものは多いです。
大切なのは競合調査で得た情報やノウハウ、戦略を自社のメディアに落とし込んでいくことです。
「競合がこんなサービスをやっていてある程度上手くいっている」みたいなデータが取れれば、自社でも勝てる可能性は十分にあると考えられますよね。
また逆に競合がやっていないところで需要があるところを見つけて新たな顧客を獲得できるかもしれません。
このように競合調査で得たデータはそのままにせず、しっかりと活用して戦略に落とし込み、自社の独自の価値を生み出していくことが大切です。
3. 【初心者向け】具体的なSEOにおける競合調査のやり方
ここからは初心者向けに具体的なSEOの競合調査のやり方について解説していきます。
「サイトを決めて調査をして改善をする」という流れは分かったけれどなかなかどうやって調査をしていいか分からないですよね。
そこで今回は…
- 数値をメインに比較して調査する
- 検索で上位になっている記事を分析する
- 競合サイト分析ツールを活用する
といった3つの競合調査のやり方を解説いたします。
3-1. 数値をメインに比較して調査する
外からでも分かる数値をもとに調査をしていくやり方です。定量的な数値を比較して分析するやり方は非常にわかりやすく初心者でもとっかかりやすいやり方かなと思います。
またおすすめの調査項目は「検索順位」と「キーワードボリューム」になります。
SEO対策は検索順位を上げることが目的です。
そのため競合サイト記事の検索順位とキーワードボリュームは第一に見るようにしましょう。
1位をとれているキーワードなどを見つけることができれば、自社のサイトでも1位をとれる可能性がありますよね。
検索順位とキーワードボリュームは外からでも分かる情報なので、まずはここの数値をもとにして分析を始めてみるのをおすすめいたします。
またキーワードボリュームについては「Ubersuggest」「キーワードプランナー」が使いやすく、おすすめです。
そのほか「アクセス数・流入経路・エンゲージメント」などの数値を分析するのもおすすめです。
3-2. 検索で上位になっている記事を分析する
先ほどの部分と少し被ってしまいますが検索上位になっている記事を分析するのも大切です。
検索順位とキーワードボリュームを調査するのは「効果的なキーワードを探すため」だとするなら、検索上位のコンテンツを分析するのは「検索順位を上げるため」といった目的になります。
検索順位を上げていくためには検索で上に位置しているサイトを調査して、さらに良いコンテンツを作っていくことが大切です。
- 記事タイトルは何文字か・キーワードはどこか
- 記事の文字数は何文字か
- 記事の見出しはいくつか
- 記事の構成はどうか
- 画像や図解の有無
- 文章の分かりやすさはどうか
- 動画を含んでいるか
- 外部リンクは乗せているか
- サイト内を回遊させるための内部リンクは貼られているか
- ターゲットにとって他にほしい情報はないか
などさまざまな観点から分析することが大切です。
3-3. 競合サイト分析ツールを活用する
最後におすすめの手法は「競合サイト分析ツール」を活用する方法です。
手動で自分の目で見て行うより、手軽に競合調査に必要な情報が手に入るのでこちらもぜひ活用していきましょう。
また競合サイト分析ツールには得意不得意があるため、自社のサイトに合わせて使い分けていくことが大切です。
4. SEOの競合調査におすすめの分析ツール
というわけでここからはSEOの競合調査におすすめの分析ツールについて解説していきます。
今回は…
- SimilarWeb
- ラッコキーワード
- SEOチェキ!
こちら3つの分析ツールについて解説していきます。
4-1. SimilarWeb
SimilarWebは無料で活用できるツールで、ウェブサイトの分析に使えます
上位のキーワードやアクセスの状況を調査することができます。
競合サイトの数値などは外からわかりづらいものもありますが、SimilarWebでは独自のクローラーを活用しているため、通常では分からない数値なども確認することができます。
有料だと詳しい情報を得ることができますが、基本的には無料で利用することができるツールです。
4-2. ラッコキーワード
こちらも無料で利用できるキーワードツールです。
検索したいキーワードを入力してキーワードのサジェストを調べることが出来たり、特定のキーワードの上位サイトの見出しを抽出してくれたり、共起語について分析してくれたりします。
検索上位サイトのコンテンツ分析に適したツールになるので、こちらもどんどん活用していくことをおすすめいたします。
▶SEOにおける共起語について知りたい方はこちらから
4-3. SEOチェキ!
SEOチェキとはサイトのSEOの状況がチェックできるSEO分析ツールです。
SEOチェキでは…
- サイトSEOのチェック
- 検索順位のチェック
- キーワード出現頻度のチェック
などを分析することができます。
無料でしかも簡単に確認することができるので、百聞は一見に如かずということで、ぜひさわって実感してみてくださいね。
5. SEOの競合調査をしっかりして自社サイトの流入UPを図ろう
今回は「SEOの競合調査のやり方について詳しく知りたい」といった悩みを抱えているあなたに向けて、それを解決するために簡単流れと具体的なやり方などについて解説しました。
またSEO対策をして検索順位を上げていくには、競合調査も大切ですが、Googleアナリティクスで自社サイトを分析するのも非常に重要です。
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