インタビューにご協力いただいた方(左から)
クラウドプラットフォーム本部 プラットフォーム開発部 竹平 森悟氏
セールスマーケティング本部 デジタルソリューション部 前野 粒子氏
クラウドプラットフォーム本部 プラットフォーム開発部 ディン トゥイ ズオン氏
(以下、敬称略)
こんにちは。バイタリフィのアプリ開発ラボマガジン編集部です。
当社では、2008年から11年以上に及ぶベトナムでのオフショア開発事業を行っております。今回は、2017年からお付き合いのある富士通クラウドテクノロジーズ様にインタビューさせていただきました。
目次
- ◆まずは、御社のサービスに関して教えて下さい
- ◆バイタリフィへの開発依頼内容を教えてください
- ◆バイタリフィの開発チームとのやりとりはどのように行っていますか?
- ◆なぜ長期にわたって、ご契約いただけているのでしょうか?
- ◆過去に他社でオフショア開発のご経験はありますか?
- ◆開発するにあたっての不安はありませんでしたか?
- ◆実際にオフショア開発をして成果は上がっていますか?
- ◆実施して感じるオフショア開発のメリットは何でしょうか?
- ◆オフショア開発を検討されている企業に向けてアドバイスをお願いします
- 【おまけ】◆バイタリフィ側BPMのTrucにmBaaSの開発の感想を聞いてみました
- ◆ベトナムでオフショア開発をするなら+αのサービスとメリットがあるバイタリフィへ
◆まずは、御社のサービスに関して教えて下さい
前野:弊社では、「ニフクラ mobile backend(以下、mBaaS)」という、スマートフォンのバックエンド機能が開発不要になるクラウドサービスを提供しております。
データベースやストレージはもちろん、プッシュ通知やアプリのSNS認証等のスマートフォンアプリによくある機能を全てAPIとして提供しているクラウドサービスです。
スマホのプラットフォームごとにiOS・Android・Unity・JavaScript SDK等を提供しております。
◆バイタリフィへの開発依頼内容を教えてください
ズオン:mBaaS は2013年9月にリリースして以来、現在7年目になります。バイタリフィへは2017年から開発依頼を始めました。
当初の依頼内容としてはサーバーがメインでしたが、今では、mBaaSが提供しているAPI開発の部分や管理画面、ほぼ全てのSDKの運用開発を依頼しています。
◆バイタリフィの開発チームとのやりとりはどのように行っていますか?
ズオン:主に、開発のチームのやり取りに関しては、BPM(=Bridge Project Manager)と週1回のオンライン会議でやり取りをしています。直接、弊社の開発メンバーからBPMへ連絡をとることもあります。
また、やり取りの99%は日本語で話しています。多言語で話すのはどうしても通じない約1%時のみです。それだけ、日本語でのコミュニケーションに不自由はありません。
竹平:開発のドキュメントに関しても、やり取りは全て日本語で行っております。バイタリフィのBPMは日本語が上手なので、コミュニケーションに支障は全くありません。
私自身、これまで、言語に関して不安を覚えたことは一度もありません。
◆なぜ長期にわたって、ご契約いただけているのでしょうか?
竹平:長期間、ストレスや不満がないという点がとても大きいと思います。
開発依頼範囲を徐々に拡大できている理由も、依頼の内容に対してバイタリフィ側で独自でノウハウを蓄積し共有ができているので、安定して開発を進めていくことができます。
開発は信頼関係が大事なので、1番重要なポイントだと思います。
◆過去に他社でオフショア開発のご経験はありますか?
ズオン:バイタリフィに依頼する前は、国内の別会社で開発を行っていましたが、オフショア開発に関してはこれまで1度もありません。
国内での開発だと単価も高く、依頼内容を選別しなければいけない為、汎用性は今のラボと比べて非常に低かったです。
オフショア開発実施前のmBaaSは、運用コストが非常に高かった点が課題でした。そこで、オフショア開発でラボ型という形の紹介を受けて、運用コストを削減できると思い、依頼することを決めました。
◆開発するにあたっての不安はありませんでしたか?
ズオン:mBaaSは難しい技術を使用し、サーバーも入ることでセキュリティの面もシビアなので、最初はとても不安でした。
また、顔を合わせての直接のコミュニケーションしていない為、どんなエンジニアがいて、スキルが実際にはどのくらいのレベルなのかという事が確実には分からない為、どこまで依頼したら良いのかという風に悩んだ時期もありました。
◆実際にオフショア開発をして成果は上がっていますか?
竹平:バイタリフィでは、開発依頼したときに必ずフィードバックがあり、高い品質になるようなアクションを主体的にしてくれたので、信頼することができました。
例えば、「この要件で作りたい。」と依頼した時に、「このケースはうまくいかないはずだから、もっとこのやり方が良いと思う。」と助言をいただけることが頻繁にあります。
より良いものを作るために、両者で意見を出し合うことができているのは、良い開発が出来ている証拠だなと日々感じます。
ズオン:私は、コスト削減が最も成果として表れていたと思います。
以前と比べると半分以上削減できているはずなので、成果としては非常に高いと感じています。
それに加えて、バイタリフィのエンジニアたちは向上心や勉強熱心であるのも良い点だと思います。iOSやAndroidの情報が毎年変わるものの、そのアップデートにも迅速に対応していただけているので、今では一緒に開発出来ることが心強いです。
◆実施して感じるオフショア開発のメリットは何でしょうか?
前野:1番は最初に導入した時のコストメリットの部分だと思います。
品質の高いものを安い単価で仕上げていただけて、開発や運用に関しても現状困らずコミュニケーション出来ているので大満足です。
バイタリフィのメンバーとは定例のオンライン会議以外にも、チケット上、チャット上でもコミュニケーションを頻繁にとっていますが、相手が外国人であることを特段意識せずに依頼が出来るのもよいところだと思います。
◆オフショア開発を検討されている企業に向けてアドバイスをお願いします
竹平:当社でも、最初からすべて上手くいっているわけでなく、今の状態があるのはこれまでずっとコミュニケーションをとり続けた結果です。
そのため、オフショア開発の導入を考えている企業は、短期的な視点で見るのではなく、長期的に計画を立てたほうが良いと思います。
ズオン:導入初期を疎かにしがちですが、その期間は非常に大切だと思います。
例えば、最初に「持っている自社のノウハウをどうやって開発チームに伝えるか」の部分です。
国籍関係なく誰でも、全てのタスクを1度で依頼するのは不可能なので、研修期間として、半年~1年くらいの期間は考えておいた方が成功します。
ノウハウの伝え方、タスクの依頼の仕方、サービスの吸収期間等の導入初期の部分をしっかりと計画立てて、その期間を乗り越えれば、満足のいく、長い付き合いができるパートナーを持つことができるでしょう。
【おまけ】◆バイタリフィ側BPMのTrucにmBaaSの開発の感想を聞いてみました
Truc:富士通クラウドテクノロジーズ様とのやり取りに関しては、バイタリフィ側としても非常に上手くいっていると思います。週に一回のオンライン会議以外にも、毎日チケットで連絡を取っています。もちろん、日本語です!
技術的なことでわからないことがあっても、こちらから質問をすれば、富士通クラウドテクノロジーズ様から詳しく説明してくださいます。今まで、コミュニケーションで問題になったことはありませんよ。
開発に関しては、mBaaSは技術的に難易度が高い案件なので、こちらでも調査・リサーチが必要な場合が頻繁にありますが、バイタリフィのチームはスキルが高いメンバーで構成されていて、常により良いシステムを作ることを目的にして開発しているので、難易度が高くても心配する必要がありません。
また、お客様も技術ができる方だからこそ、いつも相談ができていて、両者の意見を参考にしながら、非常に良い開発の仕方を実現できています!
◆ベトナムでオフショア開発をするなら+αのサービスとメリットがあるバイタリフィへ
富士通クラウドテクノロジーズ様ご協力ありがとうございました!
バイタリフィ並びにベトナム子会社のバイタリフィアジアでは、ベトナムでのオフショア開発に加えて、将来ベトナムのマーケットを狙っていきたい企業のお手伝いができるよう現地情報の提供を行っております、
また、ハイリスクかつ費用の高額な現地法人設立の前に低コスト&リスクでベトナム進出を試せる拠点開設プランなど、11年以上に及ぶベトナムでのオフショア開発経験を活かした+αのサービスとメリットを提供しております。無料でご相談頂けますので、ぜひ一度お気軽にお問合せいただけましたら幸いです。