KINENOTE | ベトナムでのオフショア開発のバイタリフィ

2017.02.10

インタビュー

【インタビュ―】映画鑑賞録Webサービス・アプリ「KINENOTE」のこれまでとこれから

今日は、老舗映画雑誌「キネマ旬報」を刊行されているキネマ旬報社様の提供する映画鑑賞録サービス「KINENOTE」について、インタビューをさせていただきましたので掲載します。
KINENOTEのこれまでや、これからの展望について伺っています。

元は映画データベースから

右から、キネマ旬報社 KINENOTE部 高島様、田中丸様

KINENOTE誕生のきっかけについて教えてください

高島様
創業時から「キネマ旬報」という映画情報雑誌を発売していた弊社は、オンライン上で弊社の映画情報データベースにアクセスできるサービスを提供していました。
そこに映画の鑑賞録や映画評を記録することができるサービスができたら、という思いがあったのがきっかけで、2012年にスタートしました。

映画情報誌をずっと提供し続けてきた御社だからこそのサービスですね

高島様
もともと読者評を雑誌で募っていたからこそ違和感がなく導入できたのかもしれません。
キネマ旬報では読者評を募り、編集が良いと思った映画評を本誌に掲載する取り組みを続けてきました。
当社の映画評から、専業で映画の評論記事を作成するプロの評論家になった方もおります。

利用状況はいかがですか?

田中丸様
映画評を書いてもらうことだけでなく、鑑賞記録だけをつけているというユーザーにも使ってもらえるようなサービスにしたこともあり、今では330万件以上の視聴記録、35万件の映画評が記録されるまでになりました。
やはり使われ方は様々で、映画評を1,000件以上書いているようなヘビーユーザーもいますし、見た映画を残し記録データとして楽しむユーザーもいます。

アプリの反響は上々

iOSアプリ版KINENOTE

アプリ版KINENOTEをリリースしましたが、反響は如何でしょうか?

高島様
サービス開始当初はPCからのアクセスを想定していたこともあり、比較的年齢層が高めだったのですが、アプリをリリースしたことで比較的若い層にアプローチができたのではないかと思います。
リリース後1年でユーザー数は倍増していますし、今はiOSのみの提供ですがAndroid版の開発を望む声もありますので、検討中です。

スマートフォン向けだからこそのこだわりはありますか?

高島様
スマートフォン版は、家からではなく外から使いやすいように作ることを心がけました。
簡易的な鑑賞記録をサクッと書くことができるようにしたことや、今まで見た映画のデータなどにアクセスするよりも鑑賞記録作成にフォーカスしたこともあり、映画館で映画をみた後すぐに簡易的な鑑賞記録を作成したいといったニーズに答えることができました。
また、他サービスとの差別化要素として、映画ポスターをトップ画面に配置するなどビジュアル面にも配慮しました。

映画好きだからこそ運営できるサービス

話は逸れますが、やはりみなさん映画はお好きなのですか?

高島様
もともと映画・映像関係に特化した出版社なので、基礎的な映画の教養がある人ばかりです。
また、KINENOTEではユーザーから「この映画にはこの人が出演しているよね?」といった問い合わせや指摘が寄せられることもあり、そういった際に対応ができる人でないと運営が難しいということもあり、映画好きが集まっています。
例えば、田中丸は学生時代に映画好きが高じて映画館でアルバイトをしていたり、全国の映画館を巡る旅をしていたこともあるんですよ。

そうだったのですか! やはり映画館によって見え方は違うものなんですね

田中丸様
はい、同じ映画でも、見る映画館によって音響などが違い、また違った見え方になることが多数あります。
その違いを探ってみるのも面白いですよ!

ちなみに、お二人の最近観てよかった映画はありますか?

田中丸様
私は、「この世界の片隅に」ですね。
前評判が高く、非常にハードルが高い中の鑑賞でしたが、そのハードルを軽く超えてくる面白さでした。

高島様
私は「沈黙 -サイレンス-」がお勧めです。
久々に見ごたえのある、重厚な作品でした。

映画といったらキネマ旬報社! と思ってもらえるプラットフォームに

最後に、今後の展望についてお聞かせ下さい

高島様
今、弊社は紙媒体として、月に2回発行の『キネマ旬報』や映画関連書籍、『ビデオインサイダー』といった映像業界誌、そしてKINENOTE、映画データベースなどのデジタルコンテンツなど、映画・映像に関連する様々なサービスを提供しています。
その中での横展開を活発化し、紙からデジタル、またその逆への導線も積極的に開拓していきたいと考えています。
まずは直近、弊社サービス間の連携などを進めていきたいところです。

まとめ

今回は、キネマ旬報社様にインタビューをさせていただきました。
映画好きにはたまらないサービスとなっていますので、ぜひ一度お試しください!

また、バイタリフィでは、ベトナムでのオフショア開発/スマートフォンアプリ開発などをご提案から開発、開発後の保守運用までワンストップでご提供させていただきます。
是非一度お問い合わせくださいませ。

映画鑑賞記録 - KINENOTE(キネノート)
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