fv-interview

2021.12.23

インタビュー[受託開発] インタビュー

アスリートの能力を可視化し、データを共有!
前例なきシステムで「スポーツのインフラになる」【F&V社 インタビュー】

こんにちは。バイタリフィでWEBマーケを担当している藤木と申します。

本日は、体育会学生向けの就職サポートを行う人材紹介事業と、アスリートのフィジカルテストを実施しデータを可視化するスポーツコンバイン事業の2つの事業を展開する株式会社F&Vの先崎様、田中様に独占インタビューをしてまいりました。

下記インタビューの模様をまとめましたので是非ご一読ください。

■最初にF&V様の事業内容について教えてください。

F&Vトップ

———先崎様

我々F&Vは2018年に創業した今期で4期目の会社で、事業としては主に2つ展開しています。まず一つが人材紹介事業です。創業当初から行っている事業で、体育会学生の就職サポートとして主に人材紹介やイベント企画などを行っています。

そしてもう一つの事業がスポーツコンバイン事業です。今回のアプリとシステムの開発の依頼はこちらの事業に関連しています。スポーツコンバイン事業とは、アスリートとのフィジカルに特化した事業です。現在はサッカー界をメインに展開しています。具体的には大学、高校、中学校のサッカーチームを対象に共通のフィジカルテスト(基礎体力テスト)を実施し、その結果を数値化するというものです。共通の項目を数値化することにより、強いチームとの比較や自チームの分析などに使うことができます。これを定期的に計測し、チームの資産として提供しています。

■スポーツコンバイン事業を展開したきっかけを教えてください。

F&V先崎様、田中様

———先崎様

サッカー界に焦点を当てて言うと、これまでJリーグのプロのチームや大学、高校、中学校の各チームでフィジカルテストを行ってはいたものの、やっている測定項目がバラバラという点が課題としてありました。100m走だったり50m走だったり、持久力計測においてもシャトルランだったり、12分間走だったり、と。この場合、チーム内での比較やコンディショニングの確認はできるものの他のチームとの比較ができません。また、チームとしてもチーム体制が変わってしまうとやっていた項目が変わってしまったり測定をやらなくなってしまったりして、資産として残っていない場合がほとんどでした。

全国のサッカーチームに対して共通のフィジカルテストを3年、5年、10年と計測し続けられれば、チームの指標や資産にしていけるのではないかと考えました。

第三者の民間企業である我々が競技ごと(現時点ではサッカー)で共通のフィジカル測定を行い、システム内で共有することで、今まで自チーム内でしか比較できなかったものを、強いチームや、高校生・大学生・プロ選手とシステム内で比較できるようになります。これにより、今足りていないポイント、周りより秀でたポイントなど選手に対して明確な気付きを提供でき、スポーツ界全体を底上げできるのではないかと考えたのがきっかけです。

今現在、導入する学校数もどんどん増えてきています。昨年1月からスタートし2年余りですが、関東大学サッカー連盟とは推奨の取り組みとしてタイアップしており、関東の大学の半分以上が導入しています。また、高校は全国強豪校を中心に100チームほど導入が進んでいます。

来年からはJリーグや大学からのスカウティングとしてリクルートにも活用していきたいと考えています。今まではプレーでしか判断できませんでしたが、フィジカルの数値という新たな判断ポイントに着目してもらうことで、選手のモチベーションにも繋がると考えています。

■先崎様、田中様は普段どのような職務を担当されていますか?

———先崎様

私は代表としての経営・ファイナンス・組織運営に関してが業務の半分を占めています。実務としてはスポーツコンバイン事業において、各チームとのやり取りを行っています。

———田中様

スポーツコンバイン事業を考案したのが私で、現在は仕組みづくり全般から現場の運営まですべて行っています。システムについての打ち合わせや、測定会の運営、測定機材の選定や現場に来てもらう測定員(専門学生)のコミュニティづくりや教育も行っています。

■今回ご依頼いただいた開発内容を教えてください。

nowtisキャプチャ

———田中様

我々が展開しているシステム「nowtis(ノーティス)」の改修と追加開発をお願いしました。元々別会社にてアプリとシステムの開発を依頼していたのですが、やりたいことがどんどん広がってきて、機能の追加やそれ実現する仕組みを見直していくことになり、バイタリフィ社に依頼することになりました。直近ではデータを入力できる対象に小中学生を追加し、管理画面の改修もお願いしました。今後も引き続きアップデートしていくので都度依頼させていただく予定です。

■今回の開発プロジェクトを実施することになった背景を教えてください。

F&V田中さま

———田中様

今までのアプリでは数値を入れてデータの共有や比較はできたものの、そこで終わってしまっていました。次のフェーズでは「大学に進学したい」「プロに行きたい」と志す選手の将来に繋げていくところまで設計していきたいと思っていました。プレーで秀でた子たちは強豪校やプロチームから目をつけてもらいやすいですが、それ以外の子たちは判断材料がなく接点がないので、選手自身もどう頑張っていいいかわからない部分でもありました。その点、「君たちのフィジカルのデータを見ているよ」という風に判断材料が増えれば、選手自身もトレーニングや練習の質が変わっていきます。それを実際にデータという形でビジュアライズすることが重要だと思ったので、今回の大型の改修に踏み切りました。

———先崎様

この取り組みによって一人でも多くの学生の可能性が広がれば我々もすごく嬉しいので。いい大学に入れた、プロからチャンスがもらえた、そういう可能性を少しでも広げて上げたいなというのが大元にあります。

———田中様

数値として見えることで、選手それぞれが「こう頑張ればいいんだ」というのがわかっていきます。今までは各チームそれぞれで頑張っていたけど、上位のチームや発展途上のチーム、それぞれで比較し合って切磋琢磨し合えれば全体的なレベル感も上がっていくと思っています。

■今回の開発に当たってバイタリフィのことはどうやって知りましたか?

———田中様

既存の部分はしっかり動いていましたが、これからスカウトなど事業の肝になる部分をどう見せていくか検討する中で、日ごろからお世話になっている会社に相談したところバイタリフィ社を紹介していただきました。

■なぜ数ある開発会社の中からバイタリフィと契約することを決めていただけたのでしょうか?

———田中様

ご相談した際は、バイタリフィ社ともう一社を紹介してもらいました。両社ホームページを拝見して、バイタリフィ社とは相性がよさそうだなという印象を受けました。実際にご提案いただく中でも、我々のビジョンを実現できそうだと感じたので依頼させてもらいました。

■バイタリフィで制作中の対応やプロジェクトの進め方はいかがでしたか?

F&V先崎様田中様

———先崎様

事業を始めてから間もないためシステムの開発について多くを知っているわけではないですが、お世辞抜きで悪いところがないなと思っています。PMの花島さんとディレクターの皆川さん中心にこまめにやり取りをしていただいて、我々のビジョンも非常によくキャッチアップしていただいています。

———田中様

ビジョンの共感の部分はやはり大きいですね。それもあって、我々がわかっていなかった部分などを先回りして提案をしてくれるので。我々の事業は前例がない上にやりたいことがどんどん増えていくので、スピード感をすごく重視しているのですが、こちらの伝えたいことを素早く汲み取ってくれるのですごくありがたいです。非常に満足しています。

■今現在ご提供できている部分について品質はいかがですか?

F&V先崎様

———先崎様

年内に終えたかった大型改修は無事終わる見込みが立っているので、対応していただけたことをすごく感謝しています。1月からは細かいところで言えば数えきれないほど追加したい機能があるので、優先度を決めて進めていく予定です。

———田中様

まだ全部完成している部分はないですが、理想としていたものはできてきています。今後も仕組みの変更や想定外のことは出てくるかなと思っていますが、一緒に作って行ければと思っています。

■今後弊社にどのようなことを期待されますか?

———田中様

今現状のシステムは現場の選手や監督にとってシンプルで見やすいように作成しています。しかし、これからはスカウティングなどを想定しているため外部の人にとっても見やすいものしていく必要があります。UI/UXの部分では、僕らが想定できていないところまで知見を持っていると思うので、魅力的になるように提案していただければと思っています。我々は現場レベルの声を拾い上げることはできますが、それを表現する部分については知識があまりないので、ビジュアル然り、遷移方法然り、“このユーザーが使うのであればこうするべき”という提案をしていただけると嬉しいです。

■今後の貴社のサービス展開について教えてください

F&V先崎様、バイタリフィ一場、F&V田中様

———先崎様

来年初めからこのシステムをプロや大学の方にスカウトとして利用してもらう予定です。この点は一歩前進した点だと思っています。それが選手の可能性を広げたり、モチベーションを上げたりすることで、冒頭にも述べたスポーツ界全体の底上げにつながっていくと考えているので。

我々は「スポーツのインフラになる」というビジョンを定めていて、この事業を当たり前の取り組みにしていくことを目指しています。

———田中様

当たり前の取り組みのイメージとしては、例えば受験や就職におけるTOEICやSPIのようなものです。 “サッカー選手はみんなこのフィジカルテストを受ける”となることが目標です。高校でも大学でもプロでもそのチームに入ってくる人は当たり前のようにやってます、と。

その他にも我々から枝分かれする事業はたくさんあると考えているので、我々の取り組みで得られた選手たちのデータと、他企業が持つ各分野のノウハウを組み合わせていけたらと思っています。

数値を基に栄養分野とタッグを組んで食事のアシストをしたり、指導者に対しても数値を基にした指導法を確立させたり…その他にも、民間企業とタッグを組んでデータを基に商品開発にもつなげていきたいです。この事業をCSRとして、多方面からスポーツ界の底上げをしていきたいですね。

■まとめ

バイタリフィバナー

インタビューのお時間いただき誠にありがとうございました。

今後も是非F&V社のビジョン「スポーツのインフラになる」を一緒に実現していければと思っています。

バイタリフィでは、今回ご依頼いただいたような既存アプリやシステムの改修はもちろん、新規アプリの開発やシステム開発も可能です。エンタープライズ系、エンタメ系、IoTなど多種多様なジャンルを得意としておりますのでご興味ある方はぜひお気軽にご相談いただけますと幸いです!

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バイタリフィでは、投稿の写真撮影はもちろん、アカウント立ち上げからデータ分析まで幅広くサポートします。

また、ランディングページの作成までワンストップで自社対応可能で、チームになって価値のあるものを作り上げていきます。

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DXパートナー事業

バイタリフィ

弊社では2008年より開始したベトナムのオフショア開発サービスを、2021年4月よりDXパートナーサービスとして事業展開することになりました。

主に3種類の開発サービスを通して、ITによるお客様ビジネス促進のサポートに携わります。

  1. DXを促す伴走型オフショア開発
    お客様専属の開発チームを構築し、ビジネス・DX並びにプロダクト開発を成功に導くためのパートナーとして開発業務にあたります。WEBサービス・業務システム開発やシステム保守・運用、iOS・Android・PC用アプリ開発など、幅広いニーズに対応します。
    
  2. モバイルとAIを組み合わせたサービス開発
    課題解決や新たな価値創造に繋げるべく、AI(人工知能)の開発や導入を支援します。Googleが主催する世界的機械学習コンペ「Kaggle」にて2749チーム中10位(Top0.3%)、Kaggle Masterを獲得したAIチームが対応します。
    
  3. Unityを用いたゲーム・AR・VRほか各種コンテンツ開発
    モバイルの利用率が高まっている時代の流れに沿って、世界で最も使用されているゲーム開発プラットフォーム「Unity」の専門チームを構築し、カジュアルゲーム・AR・VRほか各種コンテンツ開発が可能です。
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