前回の記事では、Twitterを企業ブランディングに使うことのメリット、事例を紹介しました。
特に小売業などでは、商品を売るときにSNSでのキャンペーンを行う例が多く見られます。
Twitterでキャンペーンを行うことで、普段リーチできなかったユーザーへリーチすることができるのがTwitterの強みです。
しかし、自社でキャンペーンをする方法がわからないという方も多いと思います。
今回は、どんなキャンペーンをやるべきなのか、メリットやデメリットを交えながらご紹介いたします。
目次
1. Twitterキャンペーンのメリット
Twitterでのキャンペーンを行うにあたって、やはりメリット、デメリットの両面があります。
まずはTwitterでのキャンペーンのメリットから見ていきましょう。
1-1. 多くの人に知ってもらうことができる
キャンペーン活動により、いままで自社のことを知らなかった人にも知ってもらえる可能性が高くなります。
Twitter運用では、フォロワー数を重視します。フォロワー数が多ければ多いほど多くの人に届きやすいからです。
後述しますが、キャンペーンを行うときは基本的にいいねやリツイートを使ったキャンペーンになります。
このどちらも、だれかがいいね、リツイートを行なうとその人のフォロワーに目に留まるようになっています。
つまり、自社のことをフォローしていない人にも届くのです。こうして認知度を上げていきやすいのがキャンペーンのメリットです。
1-2. フォロワーが増えてファンマーケティングがしやすくなる
キャンペーンによってフォロワーが増えれば、その後のファンマーケティングもしやすくなります。
ファンマーケティングとは、広い顧客へアプローチするのではなく、一部の、自社のファンと呼べるような顧客に対してアプローチするマーケティングのことです。
根強いファンを作っていくことが、これからのマーケティングの鍵となっていくでしょう。
キャンペーンを行うことで自社のことを知ってくれる人が増え、その人たちをファンにしていくことでブランディングや企業の認知度の向上に役に立ちます。
1-3. ユーザーと一緒に作り上げていく一体感が得られる
Twitterのいいところは、ユーザーとの双方向のコミュニケーションがしやすいことです。
最近テレビで、Twitterで受け付けた質問や感想をリアルタイムで画面に出している番組を見たことがある人も多いのではないでしょうか?
このような取り組みは、Twitterのハッシュタグ機能を使って、番組への質問や感想をもらうことで、同じ番組を見ている人たちがお互いのツイートを確認でき、かつそれを番組作りに活かしている例です。
キャンペーンなどで同じハッシュタグを使って色々な意見やアイディアをもらうと、ユーザーとの一体感が出てきます。
これもファンマーケティングにつながっていく、Twitterの非常に良い点だと言えるでしょう。
2. Twitterキャンペーンのデメリット
もちろんTwitterキャンペーンにはデメリットもあります。
どのデメリットも、最初から気にするようなことではありませんが、長期の計画を建てて行なっていくことが鍵となってくるでしょう。
2-1. 情報の管理が煩雑になりやすい
Twitterでのキャンペーンで、Twitter上のリツイートやコメントにより行う形式のキャンペーンをする場合は情報を管理するのが大変になります。
キャンペーンの方法によってはどうしても手動でデータの管理を行うことになります。
誰がフォローしてくれて誰がリツイートしたのかなどを確認する作業はひとつひとつ手作業でしていくことになるので、数が多くなるとかなり時間がかかる作業になるでしょう。
2-2. 急激なフォロワー増加により運用が大変になる場合も
急激にフォロワーが増加したり、1万を超えるフォロワー数になると、多くの人からコメントが寄せられることも多くなります。
もともとコメントには反応しないと決めておけばそれほど気にせずに済むかもしれませんが、コメントを返すように運用している場合は対応が大変になる可能性もあります。
また、商品についての問い合わせなどがTwitterを通じてくる可能性も上がります。このような問い合わせへの対応なども、体制が整っていないうちは辛いかもしれません。
3. Twitterキャンペーンの方法
では、どんなキャンペーンの方法があるのかをご紹介していきます。
Twitterの機能を活用したキャンペーンが必要になります。
Twitterでのキャンペーンでどのような機能が使えるのか、どんな特徴があるのかを解説していきます。
3-1. 「リツイート」を使ったキャンペーン
「リツイート」とは、ユーザーがシェアしたいツイートに対して行う行動です。
「リツイート」を押すと、ユーザーのタイムタインに表示されるようになります。これにより、「いいね」と違ってそのユーザーのタイムラインを見ている人は全員リツイートされたツイートを目にすることになります。
リツイートも、なにもコメントをつけずにリツイートする方法と、コメントをつけてリツイートする方法があります。
コメントをつけてリツイートすると、リツイートされたツイートは引用のような形で表示されることになります。
ツイートに対する意見を言ったりする際によく使われています。
リツイートを使うと、拡散力がより上がるので広く拡散させたいときにおすすめです。
ただし、タイムラインに載るのでそれを嫌がるユーザーが一定いることは気を付けておいた方がいいでしょう。
3-2. 「いいね」を使ったキャンペーン
「いいね」とは「お気に入り」「好き」といった意味で使われる機能で、Twitterで好きなツイートがあった際にユーザーがハートマークを押すことによりそのユーザーの「いいね」リストにツイートが保存されることを言います。
この「いいね」は、そのユーザーのタイムラインには表示されないので拡散力はそれほど強くはありません。
ただし、そのユーザーとよく交流しているユーザーに対しては「いいね」したツイートが表示されることがあります。
いいねを使ったキャンペーンでは、「いいねしてくれた方にプレゼント」などの使い方ができます。
「いいね」だと、タイムラインには出ないので参加しやすさが上がります。
3-3. 「フォロー」を使ったキャンペーン
フォローしてくれた方にプレゼントというキャンペーンも、今後もユーザーとの接触を持ちやすいという点でおすすめです。
「いいね」と「リツイート」のみだと、一度で終わってしまいますが、フォローしてもらえればユーザーがフォローを外さない限りはずっと自社のツイートを目にしてもらえることになります。
ただ、あまりフォローを増やしたくない人もいるので、こちらもリツイート同様一部嫌う人もいるでしょう。
フォローしたい、と思われるようなツイートを普段からしていくことが鍵となります。
フォローしてリツイートをすることでキャンペーンに参加、という形式も多く、拡散力もあり、今後もユーザーと交流しやすいのでおすすめです。
3-4. 「ハッシュタグ」を使ったキャンペーン
「ハッシュタグ」とは、話題につけるタグのことです。
ハッシュタグを使うと、その話題について話している人を検索して見つけやすくなります。
ユーザーのアカウントに鍵がついて非公開になっている場合以外は、どのユーザーからもハッシュタグがついた投稿が見られるので、ハッシュタグをきっかけに自社について知ってもらえる良い機会です。
ハッシュタグに向いているキャンペーン例としては、アイディアや体験談の投稿をしてもらう、オンラインイベントの感想をハッシュタグ付きでリアルタイムでつぶやいてもらうなどの使い方ができます。
4. 実際の事例
では、実際に話題を呼んだTwitterのキャンペーン事例を見てみましょう。
4-1. きのこの山、たけのこの里
おなじみのお菓子である「きのこの山」「たけのこの里」は、長く「どちらが好き?」と議論されてきたことを利用してTwitterで総選挙を行いました。
手順としては、Twitterのアカウントをフォローしてもらい、商品の写真をハッシュタグとともに投稿することで、好きなお菓子に投票する、というものです。
すでにみんなが知っていて多くのファンがいるからこそできるキャンペーンではありますが、ハッシュタグやリツイートで投票をすることで顧客が商品への思い入れをさらに深めたことでしょう。
また、最近では公式ツイッターをリツイートすると、リプライで食べ方を伝授というキャンペーンも行なっており、顧客が楽しめる仕組みを作っています。
https://twitter.com/kinoko_meiji/status/1261823751798358017
Twitterキャンペーンの参考例:
https://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/kinotake/cmp/2019senkyo/
4-2. HOTEL THE SCENE 奄美大島
飲食店やホテルでは、SNS割というキャンペーンを行なっているところもあります。
例えば、HOTEL THE SCENE 奄美大島というホテルでは、フォロワー数やいいね数に応じて、宿泊料を割引するキャンペーンを実施(現在は終了)。
https://twitter.com/yoppymodel/status/945595583758135296
Twitterでフォロワー数が多く、拡散力のあるユーザーが参加してレポートを書いてTwitterでシェアすることで、お店の知名度をあげる取り組みです。
顧客は割引になって得、お店側はフォロワー数が多い人に拡散してもらえて宣伝になる、というWin-Winのキャンペーンですね。
Twitterキャンペーンの参考例:
https://yoppymodel.hatenablog.com/entry/2017/12/26/185438
4-3. honto
本の通販サイトhontoでは、「一生分の本が当たる」というキャンペーンをTwitterを併用して行いました。
自社サイトの応募フォームからの応募に加え、応募後に表示される画像をTwitterでハッシュタグをつけて投稿すると当選確率が上がるというものです。
Twitterのみで完結しないので、Twitterをやっていない人も参加できる上、Twitterで拡散するとさらに当たりやすくなるということでハッシュタグをつけて投稿しようという気持ちになりますね。
この自粛期間、家で過ごす人のための割引などもTwitterで告知しており、リアルタイム性もうまく活用しています。
https://twitter.com/honto_jp/status/1262253301531205632
Twitterキャンペーンの参考例:
https://honto.jp/cp/hybrid/campaign/dokusho-entry/01.html
5. バイタリフィ自社アカウントの事例
弊社のアカウントでは、キャンペーンを利用して、本格運用からたった半年で450➡10,000フォロワーを獲得しております。Follow @AppDevelopLab
1回のキャンペーンで5000フォロワー獲得した実績もございます。
キャンペーンで多くのフォロワーを獲得するコツなど、SNS運用ノウハウを知りたい方はこちらから↓↓↓
http://vitalify.jp/lp/sns/
6. まとめ
Twitterでキャンペーンを行うと、ファンができたり、多くの人に知ってもらえたりといいことがたくさんあります。
ぜひハッシュタグやリツイート機能を活用したキャンペーンを行なってファンを増やしましょう!
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