Facebook、Twitter、 Instagramなどの代表的なSNSを紹介してきましたが、数あるSNSの中にはビジネスに生かせるSNSも多く存在しています。
採用、ブランディング、マーケティング、営業など多くのビシネスプロセスがオンラインで行われるようになってきた今、ビジネスSNSも自社のビジネスを加速させるために非常に重要です。
今回はビジネスSNSの代表的存在であるLinkedInについて解説していきます!
目次
1. LinkedInとは?
LinkedIn(リンクトイン)は2003年にサービスがローンチされたビジネスSNSです。アメリカのシリコンバレー発のサービスで、創業者はリード・ホフマンです。現在はマイクロソフトにより買収されています。
世界最大級のビジネス特化型SNSと言われているように、2018年の時点で利用者は6億人を超えており、ほとんどのユーザーがビジネスのために使用しています。
2. 他のSNSとの違いは?
FacebookやTwitterなどのSNSでは、日常についての投稿をして、知り合いやSNSでフォローし合っている人とやりとりをすることが普通です。しかし、LinkedInにはビジネスを起点とした機能が多く実装されており、求人サイトのように使ったり、マーケットやビジネスについての情報をシェアすることができるようになっています。
例えば友達と繋がる時も、自分と同じようなビジネスをしている人、自分と同じ業界にいる人などが友達の候補としてサジェストされます。企業もLinkedInにページを作ることができ、LinkedInに求人情報を載せたり、会社のイベント情報を拡散することが可能です。
ビジネス特化型SNSであるLinkedInは、日本でのユーザー数がそれほど多くないためピンとこないかもしれませんが、海外でのLinkedInはいわば名刺代わりとしてビジネスに活用されることも少なくありません。日本ではWantedlyが類似サービスにあたるでしょう。
3. LinkedInのユーザー層は?
LinkedInは主にアメリカなどで使用されており、日本国内のユーザー数は200万人ほどです。日本のユーザー層は20・30代が多く、男女比は6:4で男性の方が多くなっています。特に50代では8割が男性となっています。
特に海外ビジネスに興味関心がある人はLinkedInを使っていることが多い印象です。外資系の企業がLinkedInを活用していること、海外のリクルーターや企業の担当者と直接繋がれるというメリットがあるため、海外ビジネスで活躍したい人や、外資系に入りたい人にLinkedInを使用している人が多いのでしょう。
4. LinkedInの使い方
ビジネスSNSと呼ばれる、LinkedInをどうやって使えばいいのかまだイメージがついていない方もいると思いますが、一度基本的な機能を見てみましょう。
4-1. プロフィール
まずは自分のプロフィールを作ります。どんなSNSでも自分のプロフィールは基本的に設定すると思いますが、LinkedInではビジネスに関わる項目を設定することが多いです。例えば下記のようなものです。
・職歴
かなり詳細な職歴をかけるようになっています。例えば2015年〜2018年は企業AでXXというポジションで働いた、ということが追加できます。Facebookにも似たような機能はありますが、LinkedInはさらに細かい職歴を登録できるようになっており、ビジネスに用いやすいといえるでしょう。
・持っているスキル
ビジネスSNSにおいては、プロフィールは雇用に直結するものでもあるので、持っているスキルも登録できます。話すことができる言語、コンピュータスキル、プログラミングなどを登録することで、そのスキルを持った人を探している企業が人材を検索したときに引っかかるようになり、そこからスカウトを受けることもあります。
プログラミング言語などではレベルチェックをする機能もあり、テストを受けることでしっかりと自分のスキルを証明できるのも良いところですね。
4-2. 繋がり
LinkedInでは、同じ会社に属している人がFacebookの「知り合いかも?」のようにサジェストされるのはもちろん、全く面識がなくとも同じ職種や同じ業界の人と簡単につながることができます。
同じ職種や業界の人と繋がることで、ビジネスへ役に立つ情報を集めることもできますし、LinkedInで知り合った人と交流することで、新しいビジネスに繋がることもあるでしょう。多くの人と繋がることでビジネス上で様々なメリットを期待できるのがLinkedInの「繋がり」機能です。
会社や所属企業で検索をかけることも可能です。ビジネス上で知り合いを作りたい、OBOGに会いたいと思った時にも使えそうですね。
4-3. メッセージ
SNSでコミュニケーションをとる方法の1つにメッセージ機能があげられます。LinkedInにも企業の人やつながった人とのメッセージ機能が備えられており、Facebookのメッセンジャーと同じようにメッセージのやりとりをすることが可能です。LinkedInにいる人はビジネス目的で活用する人が多いため、情報交換をしたり求人情報について聞いてみたいと思う人にはうってつけでしょう。
また、営業の手法として使うこともできます。相手の業界や職種がわかるので、相手に刺さるような営業メッセージを送ることで、ビジネスへの成果が期待できます。
4-4. タイムライン
SNSにはタイムラインがつきものですが、LinkedInもタイムライン機能があります。個人であれば個人的なニュースや、関心のある記事をシェアするのも良いですし、企業であればブランディングの一環としてLinkedInのタイムラインに記事を投稿していくのも効果が見込めます。
日本ユーザーに向けて発信をするのであれば、同じビジネス系のSNSであるWantedlyや、利用者の多いFacebook、Twitterの方が届きやすいと感じますが、海外ユーザーや顧客に対して発信するならばLinkedInが届きやすい可能性もあります。事前に、日本と海外におけるSNSの使われ方の違いを把握しておくのがおすすめです。
4-5. コミュニティ・タグ
LinkedInではコミュニティに参加したり、タグの話題をフォローしたりといったことも可能です。特に、社内だけで閉じずに外部のノウハウも学びたい!という人にとってはコミュニティに入ると得るものが多いと思います。また、ビジネスの流れが早く情報をチェックするのが大変…という人でも、タグを指定してフォローしておくことで、いち早くタグにまつわるニュースをキャッチすることができます。
海外の情報は日本からは掴みづらいですが、LinkedInならすぐに情報を手に入れることができるので、一度試してみてくださいね。
5. 企業でLinkedInを活用するなら?
企業でlinkedInを活用したい場合は、まず企業アカウントを作る必要があります。
企業アカウントも個人アカウントと同じように手軽に作成ができます。企業アカウントでは、投稿などをするだけでなく、見込み客の獲得やランディングページの作成も可能となっており、ビジネスへの活用がしやすくなっています。
LinkedInの有料プランでは、企業向けに営業プランや採用プランがあります。自分がLinkedInを通して何をしたいのか、ビジネスへどう活かしたいのか?確認してからアップグレードしてみましょう。
5-1. 営業プラン
LinkedInの営業プランでは、誰が自分のページを見たのかを可視化。また、アプローチしたい対象に条件が近い人を探して営業をかけるなどが可能になります。年間契約なら一ヶ月約65USDです。
「リードとアカウントのリストをカスタマイズ」ともあるように、獲得した顧客、または、見込みの顧客をLinkedIn上でも管理することができるので楽ですね。
5-2. 採用プラン
採用プランは、LinkedInを通して人材採用を行いたい企業向けのビジネスプランです。年間契約なら一ヶ月約100USDです。自社が求めるスキルからの検索をしたり、自社に興味を持っている人を分析してアプローチをかけたりといったことが可能になります。
今までエージェントに頼んでいた採用が自社でできるようになれば、より自社の雰囲気や方針に合致する人に直接リーチすることが可能です。使いこなすことで、理想的な候補者を見つけることに繋がり、更なるビジネスの発展に繋がるでしょう。
6. まとめ
ビジネスSNSの代表的存在であるLinkedInは、企業に嬉しい機能が多く、特にグローバル志向の企業にとっては、良い求職者や最新の情報にリーチできるプラットフォームでもあります。LinkedInにはビジネスを良い方向へ導いてくれる様々な機能があります。是非一度使ってみてください。
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