2018.10.16

オフショア開発

アジャイル開発ツール、何を使う?リモートチームにオススメのツール3選!

みなさま、「アジャイル開発」ってご存知ですか?

アジャイル開発とは、システム開発手法の一つです。
簡単にいうとシステム開発を小さな単位(スプリント)に区切って、それを1週間〜4週間のスケジュールで開発を行うということを反復しながらシステムを作っていく手法のことです。
アジャイル開発手法にはいくつかありますが、特に「スクラム」と呼ばれる手法が有名なのではないでしょうか。

オフショア開発を行なっているところや、リモートワークを採用している企業ではオンラインツールを使ってタスクや進捗を管理するところも多いはず!

今回は、世界で広く採用されているアジャイルのメリット、デメリット、そしてアジャイル開発にオススメのツールをご紹介します。

1. アジャイル開発のメリット

1-1. 修正が容易である

アジャイル開発は、「仕様は変更されるものである」という前提に立って行われるものです。
なので、修正への対応が容易という点がメリットとして挙げられます。

web系やモバイルなどは特にアジャイル開発が好まれます。
これは、技術の変化の多いweb系やモバイル開発においては、長期スパンでスケジュールを立てたとしても、技術的なアップデートが入ってしまうとそこで仕様を変更したりといった手戻りが発生しやすいためです。

また、目に見える製品が出来上がるスピードも早いため、顧客からのフィードバックをこまめにもらうことができるので変更に対応しやすくなるのです。
(大きなシステムが全て出来上がった後に「やっぱここ変えて」と言われると結構修正が大変なのです…)

1-2. 開発者のモチベーションが上がりやすい

アジャイル、特にスクラムチームでの開発では、頻繁なチームミーティングや目に見える形でのタスククローズがあります。
POに対するデモを行うチームもありますね。
開発者からすると、小さな達成感が得られやすく、モチベーションが上がりやすい点もメリットです。
個人的にはチケットを「DONE」エリアに動かした時の達成感や、POにデモをして良いフィードバックをもらったときに「開発楽しい!」となります。

2. アジャイル開発のデメリット

2-1. 方向性がブレやすい

アジャイル開発のデメリットとしては、開発の目的や方向性がブレやすくなる点が挙げられます。
変更が容易で目に見えるものがすぐに出来上がるため、小さなことにこだわりやすくなり、本来作ろうとしていたものを大きく離れていってしまうのです。
また、きっちりとした長期的スケジュールを決めずに小さな期間に区切ってやってしまうと、全体の進捗が把握しづらくなり、結果的に納期を守れないという結果にも繋がることがあります。

2-2. MTGが多くなりがちで開発時間を削られる

デイリースクラムやスプリントレビューを取り入れているチームの場合、MTGが多くなり開発時間が少なくなってしまうデメリットがあります。
しかし、開発状況のキャッチアップを日々欠かさず行っていくことは、トラブルを小さなうちから摘み取ることに繋がり、結果的に効率よく開発できるのです。

3. アジャイル開発ツール、何を使う?

メリット・デメリットがわかったところで、オススメのアジャイル開発ツールをご紹介します!

3-1. Attrasian JIRA

JIRA
JIRA

CollabNet VersionOneが出している2018 State of Agile Reportによると、アジャイル開発を取り入れているところの約半数がこのツールを使っているとの調査が出ています。
自分で設定できる項目が多く、カスタマイズしやすい点がメリットとしてあげられます。
スクラム開発にて使っていますが、ストーリーポイントや見積もり工数もしっかり入れることができる優れもの。また、ログも残り過去の課題の検索もしやすいので情報を保存しておくという点でも優秀です。
カンバンボードにするか、スプリントボードにするかなども選べますし、優先度もわかりやすく設定できるのでリモートチームで働くときにオススメしたいツールです。
複数プロジェクトがある場合も、プロジェクトの切り替えがシンプルでオススメ!

3-2. Trello

Trello
Trello

ToDoツール、カンバンツールとしてもっとも有名なのではないでしょうか。
小規模チーム、小さな開発だとこのTrelloを少し拡張したくらいの機能で十分足りると思います。
私も、1〜3ヶ月ほどで終わるようなプロジェクトの時には、一番シンプルに、「To Do」、「in Progress」、「Done」の3つに分けて使用していました。

3-3. Excel

Excel
2018 State of Agile Reportを見ると、Microsoft社のExcelで管理しているところも多い模様です。48%!
開発タスクに細分化して記載し、それぞれステータスを振っていく感じでしょうか。
私もExcelを使って開発を管理していたことがありますが、自分のカスタマイズ次第で欲しいグラフがすぐに作れるのがメリットです。
ガントチャート等もカスタマイズすれば作れますね。
「アジャイル開発入れてみたいけど、有償のツールを使うのはちょっと…」「まずはお試しで」という人にも良いと思います。

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