ベトナムでのオフショア開発のバイタリフィ

2016.08.09

オフショア開発

アップルがベトナムのダナンにデータセンターを設立、1000億円を投資!?

代表の川勝です。
ベトナムでのオフショア開発、スマートフォンアプリ開発をしています。

アップル、ベトナム初の開発拠点計画 中部に1000億円投資

2016/8/5 日経に掲載されました。

研究開発とデータセンターに1000億円!?
IDC投資は日本全体で年間1500億円くらいなので、1国に対して1社が投資する額としては桁違いです。

日経の記事抜粋

ベトナムでは2014年で1200万台と急速にスマートフォンが普及しており、交流サイト、ゲームなどの使用頻度も高い。顧客の情報を保管するデータセンターのニーズは大きい。将来はカンボジア、ラオスなど隣国もカバーできるインドシナ半島の拠点に育てる狙いもあるとみられる。

AppleのUSのサイトを見てもベトナムへの投資のリリースは出ていなかったので元ソースを探すとこちらのようです。

Apple Mulls Building in $1 Billion Data Center in Da Nang

内容は日経の記事とほぼ同じです。
この記事によると、元ソースはベトナムの政府のWebに詳細が記載されていたそうですが、8月5日の朝には削除されたとのことです。

Apple reportedly planning $1B database center and R&D facility in Vietnam

こちらの記事によると、研究開発(R&D)への投資比率が高そうな印象を受けます。

アップルのイスラエルではメモリーやチップなどの研究開発がメイン、横浜では車やヘルスケア分野での投資という具合で、ベトナムも何かに特化した開発をするのではと示唆しています。

また小売の拠点としての期待も大きそうです。
アップル製品はベトナムでは正規店がなく高いので、小売拠点ができれば普及に弾みがつきそうです。

Apple, Inc set to open new $25 million tech center in Hyderabad, India by June

目的は異なると思いますが、インドに対してすら25億円くらいの投資なのでベトナムに対する強い想いが伺えますね。Appleからもベトナム政府からも正式な発表がされていないので想像するしかありませんが、

・IT技術者を多数雇用したい
・なにか特化した研究開発を行う
・東南アジア地区のデータセンターとしての役割
・Apple製品の小売も強化していきたい

こういったことが伺えます。
ベトナムは東南アジアのハブとして機能していくかもしれませんね。
今後の動向が楽しみです。

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