2023.04.03

オフショア開発

【必読】オフショア開発のコミュニケーション課題を解決する方法とは?

オフショア開発のコミュニケーションに課題がある
コミュニケーションロスが起因して、オフショア開発が失敗した

近年、開発におけるIT人材調達や開発コスト削減目的で「オフショア開発(海外を活用した開発手法)」を利用する人が増えています。

うまく活用できれば多くのメリットを享受できるオフショア開発ですが、日本と海外の壁を乗り越えられず失敗に終わったという声も耳にします。

そこで本記事では、オフショア開発のよくある失敗要因としてあげられる「コミュニケーション課題」に目を向け、解決方法を解説していきます。オフショア開発の失敗は事前に対策を知っておくことで防ぐことが可能です。ぜひ最後までご一読ください。

※本記事は、ベトナムでのオフショア開発老舗No.1企業 バイタリフィアプラボ編集部 が執筆しています。

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1. オフショア開発でみられるコミュニケーション課題とは?

では早速、オフショア開発でみられるコミュニケーション課題にはどんなものがあるのか?紹介していきます。

1-1. 言語が異なることによるすれ違い

まず1つめのコミュニケーション課題は、言語が異なることによるすれ違いが起こることです。

母国語であれば、細かなニュアンスを汲み取れたり自然な会話を繰り広げられたりとスムーズなコミュニケーションをとることができます。

しかしオフショア開発では、外国人エンジニアとやりとりをする際、そもそも言語が異なることが一般的です。通訳を介したり日本人PMを介することもありますが、言語の違いからコミュニケーションがうまくとれず失敗につながる場合もありえます。

1-2. 国特有の文化や国民性があることによるすれ違い

2つめのコミュニケーション面の課題は、国特有の文化や国民性によるすれ違いが起こることです。

日本ならではの文化や国民性があるのと同様、世界各国にはそれぞれの文化や国民性が存在します。コミュニケーションをとっていく中で日本のあたりまえを海外のあたりまえと捉えてしまった結果、後日内容が異なっていたことに気付き失敗に結び付いてしまうケースも耳にします。

1-3. リモート環境でのやりとりがメインであること

3つめのコミュニケーション面の課題は、リモート環境でのやりとりがメインとなりすれ違いが起こることです。

オフショア開発は日本と海外でのやりとりになるため、日々の進捗報告や定例会議を開くのもオンラインミーティングで行われることが多いです。コロナ禍に入りオンラインミーティングが定着した様子も見られますが、リモート環境であるがゆえにコミュニケーションロスが起こり失敗に結び付くケースも耳にします。

本章で紹介した1~3が起こると、開発したいものの指示出しをうまく行えなかったりうまく管理できなかったりといった事態を招くことにもつながります。その結果、やり直しが起こったり、期日が守れなかったり、想定とは異なるケースが発生。担当者の業務・精神的負担の増加につながる恐れもあるでしょう。コミュニケーションにおける課題は少しの工夫と意識で解決できるものがほとんどです。

次章で紹介する解決法をしっかり抑えるようにしましょう。

2. オフショア開発のコミュニケーション課題を解決する方法とは?

では実際、先にあげたコミュニケーション課題を解決するための方法には一体どんなものがあるか?解説していきます。

2-1. 丁寧すぎるコミュニケーションをとる

コミュニケーション課題の解決方法1つめは、丁寧すぎるコミュニケーションをとることです。具体的なコミュニケーションには例えば以下2つがあげられます。

  • どちらとも捉えられるようなあいまいな表現を避ける
  • 疑問が湧いたら解決するまで聞く

①どちらとも捉えられるようなあいまいな表現を避ける

コミュニケーションをとる際にあいまいな表現をしてしまうと、意味の理解に迷いが生じ外国人エンジニアが「どう進めればいいのか?」悩むことにもつながります。こうすると、想定と違う動きをとってしまったりバグが起こる原因につながったりするため、必ず「断言する」ような伝え方を心がけることが重要となります。

例えば…
・それでも大丈夫です→その内容で大丈夫です
・進めてもらっても大丈夫です→進めてください
・○○が良いと思います→○○が良いです
・○○ではダメだと思います→○○ではダメです、○○ならOKです など

②疑問が湧いたら解決するまで聞く

文化や国民性、言語の違いを乗り切るには、小さな疑問でも解決していく姿勢を示すことが大切です。疑問を放置しておくと、あとから話し合っておけばよかった…という自体を招く要因にもなり得ます。お互いの認識齟齬を防ぐためにも、どんなに些細な内容でも疑問が湧いたら解決するまで聞いてみるようにしましょう。

例えば…
・○○について違和感がある…→違和感が消えるまで質問
・○○と言っていたが、どういう意味なのか?→意味が分かるまで質問 など

今回の内容はオフショア開発のみならず、開発業務を複数社で行う場合も同様です。コミュニケーションロスを防ぐためにも丁寧すぎるコミュニケーションを意識するようにしましょう。

2-2. 文化や国民性を学ぶ

コミュニケーション課題の解決方法2つめは、文化や国民性を学ぶことです。

今やインターネットで検索すれば世界各国の情報を網羅的に把握することができます。そのため、オフショア開発の依頼国ではどんな文化があるのか?またどんな国民性をしているのか?といった、国の理解を行うようにしましょう。

例えば…
・オフショア開発国の一般的な働き方
・時間や約束に関する意識
・責任範囲 など

日本は勤勉な国として有名ですが、日本を基準として考えた時に異なる点が見られる場合もあります。オフショア開発を行う際はワンチームとなって開発に挑むことになるので、多少の時間を割いても「理解に徹する」ことが大切です。こうすることでよりよいプロダクト開発を行えるようになります。

3. オフショア開発で良好なコミュニケーションをとるためのコツ

ここからは上記で紹介した解決方法に加えて、オフショア開発で良好なコミュニケーションをとるためのコツを紹介していきます。本章で紹介するコツを意識することで、よりよいプロダクト開発に結び付きます。ぜひ押さえておきましょう。

3-1. 日本流のコミュニケーションをしない

まず1つめのコミュニケーション面のコツは、日本流のコミュニケーションをしないことです。日本には日本ならではのコミュニケーション方法が存在していますが、これらは海外では通用しません。

例えば…
・ニュアンスで伝える
「そのへんは任せます」「大雑把で大丈夫」など
・空気を読む
その場の空気を察してもらう、空気を読んで対応してもらう など

自身が外国人エンジニアとコミュニケーションをとる際に、日本流になっていないか?確認しながらコミュニケーションをとるようにするとよいでしょう。

3-2. 複雑な日本語表現を避ける

2つめのコミュニケーション面のコツは、複雑な日本語表現を避けることです。

外国人からみて日本語は「難しい」と感じやすい言語です。理由としては、漢字1つとっても複数の意味合いをもっていたり、略語を使いがちだったり、謙譲語や尊敬語といった日本ならではの表現だったりがあるからです。そのため日本語を難しいと感じる外国人は多く、コミュニケーションをとる際に「複雑な日本語表現を避けること」を意識するようにしましょう。

4. コミュニケーションが得意なオフショア開発会社を選ぶコツ

オフショア開発会社のコミュニケーション方法に課題を感じる
コミュニケーションに課題をもつオフショア開発会社を選んでしまった

こんな失敗をしてしまった方向けに本章では、コミュニケーションを得意とするオフショア開発会社を選ぶコツを解説していきます。別のオフショア開発会社への乗り換えを考えていたり、これからオフショア開発会社を選んだりする方はぜひ参考にしてみてください。

4-1. ブリッジSEやPMの質を見る

コミュニケーション面で強みをもつオフショア開発会社を選ぶコツ1つめは、依頼するオフショア開発会社のブリッジSEやPMの質をみることです。

オフショア開発におけるブリッジSEとは、オフショア開発先と日本企業間で橋渡しの役割をもつ存在として、PMとはプロジェクトの管理を行う存在として重要な役割を果たします。そのため、そもそもブリッジSEやPMの質が高くなければ、オフショア開発を円滑に進めていくことも難しくなるといえます。

自社が相談した際の「要件の聞き方(話し方、コミュニケーション、内容理解力、対応柔軟性など)、分析能力(伝えた要件を理解する力、提案力など)」や、そもそもの現場管理能力(チームをまとめる力、発信力など)はどうか?など、事前に確認しておくとよいでしょう。

4-2. 日本人のサポートが厚い会社を選ぶ

コミュニケーション面で強みをもつオフショア開発会社を選ぶコツ2つめは、日本人のサポートが厚い会社を選ぶことです。日本人のサポートとは、費用の請求周りやオフショア開発会社との折衝、何かあった時の保障、定例ミーティングへの日本人参加など、様々な内容があげられます。

オフショア開発を進めていくうえでは、何かあった時に備えて日本人のサポートがあった方が安心です。オフショア開発会社を選ぶ際は、

・日本人がどこまで関与してくれるのか
・案件に日本人が参加してくれるのか
・支払い形態は日本円で可能か
・ドキュメントは日本語で行えるか
・オフショア開発会社にいる日本人は何名か など

日本人のサポート有無や日本人がどこまで関与してくれるかを意識すると良いでしょう。

オフショア開発会社はそれぞれ固有の特徴をもっていますが、コミュニケーション面を重視するのであれば日本人のサポートが厚い会社を選ぶことが大切です。

5. まとめ

コミュニケーションを意識することはオフショア開発を円滑に進めるために非常に大切な要素です。コミュニケーションをとるための方法はいくつも存在していますが、オフショア開発においてはより丁寧なコミュニケーションを行うことが求められます。

今回ご紹介したポイントをしっかりおさえるようにしましょう。

6. オフショア開発の実績や知見が豊富!おすすめのオフショア会社とは?

最後にオフショア開発の実績や知見が豊富でオフショア開発成功のノウハウを数多く持つ会社を紹介させていただきます。

株式会社バイタリフィ

バイタリフィ

ポイント①豊富な実績

バイタリフィは約13年間、ベトナムオフショア開発を実施。Webサービスや業務システム開発、システム保守運用、iOS・Android・PC用アプリ開発など、豊富な実績を保有しています。「他社オフショア開発企業での失敗経験から、オフショア開発にネガティブなイメージをもっていた」と話す企業様からは、当社オフショア開発を利用した結果「オフショア開発へのイメージが変わった、安心して任せられる」との声もいただいています。

ポイント②日本人のサポートが手厚い!

バイタリフィのベトナム開発拠点には、数十名の日本人が滞在しています。海外とのやりとりでネックになりやすいコミュニケーション面も、日本人の手厚いサポートにより安心していただくことができます。また、御社専属のチームを組むこともできるので、技術やノウハウの蓄積を行っていくことも可能です。

ポイント③品質への取り組み

バイタリフィでは、オフショア開発で心配されやすい品質を向上させるための様々な取り組みを行っています。一部例を紹介します。

例1:高品質なプロジェクトマネジメントを支える社内レビュー会

プロジェクト開始時にPMOがBPM(通訳兼PM)と開発チームの仕様理解度チェックを行い、仕様レビュー会としてチーム内で相互コードレビューを行っています。

例2:安定運用を実現するサーバーレスアーキテクチャー

クラウド環境は標準としてAWSを利用しています。GCPやAlibabaでの構築も対応可能です。Dockerを利用した構成管理を基本とし、バージョン管理を徹底しております。

例3:日本と同等レベルのセキュリティ体制

日本と同等レベルの徹底した社内教育から機密保持の重要性を促し、セキュリティールーム設置などの環境も整備しております。

7. オフショア開発はバイタリフィへお任せ!

オフショア開発に対する不安も、弊社なら解決できます。

バイタリフィバナー

ITリソース不足やコスト面でオフショア開発について気になってはいるけど、不安が勝ってしまう…とお悩みの方はぜひお気軽に弊社にご相談ください!最初から問い合わせするのは不安‥と感じる方にはサービス資料の配布も行っています。ぜひご活用ください!

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