「Threadsがサービスを開始したけどどういうものかいまいち分からない…」
「ThreadsとTwitterの違いや今後について知りたい」
「Threadsはビジネスで活用することはできるの?」
TwitterのAPI制限などで「Twitterの代わり」となるSNSが話題となっている中で、Meta社が「Threads(スレッズ)」というアプリをリリースいたしました。
巷では"ほとんどTwitterに近いSNS"とも言われているようですが、実際のところはどうなのでしょうか?
そこで今回の記事では
- Threads(スレッズ)とは?
- Threads(スレッズ)の特徴や使い方
- Threads(スレッズ)とTwitterの違い
- Threads(スレッズ)とTwitterの今後について
- Threads(スレッズ)はビジネスで活用することはできるのか?
などについて具体的に徹底解説していきたいと思います!
Threads(スレッズ)の波に乗ってビジネスで成果を出したい方、マーケティングを担当していてThreads(スレッズ)について詳しく知りたい方などは、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
株式会社バイタリフィでは「SNSアカウントの作成~レポートの分析」まで一気通貫でSNS運用を行っております▼
▶株式会社バイタリフィ「SNS運用プラン」はこちらをチェック▼
目次
1. Threads(スレッズ)とは?特徴や登録方法を解説
まずThreads(スレッズ)」について解説いたします。
Threads(スレッズ)とは「Instagramのテキストベース会話アプリ」というもので2023年7月6日にリリースされました。
一言で言えば「Instagram版Twitter」といった形で、Instagramのアカウントを持っていれば簡単に始めることができます。
ユーザー数は2時間で200万人、4時間で500万人、7時間で1000万人とわずか数時間でユーザー数を増やしており、サービス開始から約1日で「3000万人」のユーザーの規模に達しています。
また各SNSがユーザー100万人を達成するまでの期間を比べてみると…
- Threads:2時間
- ChatGPT:5日
- Instagram:75日
- YouTube:260日
- Facebook:310日
- Twitter:2年
Threadsだけ異常なスピードで100万人を達成していますね。
Instagramのアカウントの情報を活用しているとはいえ、2時間というスピードは非常に早く、今後もユーザー数はどんどん拡大していくものを思われます。
また開発したMeta社の「マーク・ザッカーバーグ氏」は自身のThreadsアカウントにて「何か特別なことの始まりのように感じるが、私たちには、アプリを作り上げるためにまだまだやることがある」と発言しており、今後の開発にも期待が高まっています。
1-1. Threads(スレッズ)の特徴とできること
この章ではざっと現時点で分かっているThreads(スレッズ)の特徴について箇条書きでまとめてみました。
【概要】
- Instagramアカウントを持っているユーザーのみ登録可能
- アプリ版しかなくブラウザでは使用不可(パソコンからは開くことができない)
- サービス開始から4時間で「500万ユーザー」を達成
【ツイート】
- 最大500文字のテキスト
- 最大10枚の画像掲載可能
- 最長5分の動画掲載可能
- リンク掲載可能
- ハッシュタグの機能なし
- メンション機能あり
- リツイート機能あり(引用リツイートも可能)
- ブックマーク機能なし
- Instagramの投稿をそのまま再投稿可能
- スレッドはInstagramのストーリーズにシェアすることができる(ただThreadsのアカウントが非公開の場合、Threads上のフォロワーしかそのシェアされたストーリーズを見ることができない)
【プロフィール】
- リンクを1つ掲載することができる
【タイムライン】
- おすすめの表示のみ(フォローユーザーのみの表示不可)
【その他】
- アカウントの切り替えはできない(いったんログアウトする必要あり)
- DM機能なし(企業がキャンペーンを行い、当選連絡を行う際は別のSNSで行う必要がある)
- 検索はユーザー検索のみ(キーワード検索には対応していない)
そのほか情報が分かり次第、随時追記していきます。
1-2. Threads(スレッズ)の登録方法
登録方法は非常に簡単です。
①アプリストアで「Threads」と検索し、アプリをダウンロード
②初回起動時には、Instagramアカウントとの連携が求められます。Instagramアカウントを持っている場合は、ログインします。
アカウントを持っていない場合は、新しいアカウントを作成します。
※またThreadsアプリでは新規アカウントの作成はできないようです。
➂プロフィールの画面になるので「Instagramからインポート」をタップ(Instagramアカウントとプロフィールを変えたい場合は手動で入力)
④インポートされるとこのようにInstagramの情報が反映されます。
反映された文章の編集も可能なのでInstagramプロフィールの文章と変えたい場合はこちらで編集していきましょう。
また編集前の文章に戻したくなった場合、再インポートで元の文章を復元できます。
⑤プライバシー設定で「公開」「非公開」を選択します
⑥InstagramでフォローしているアカウントをThreadsでもフォローするかどうかを選択できます
⑦規約のページになるのでしっかりと読み込んでから「Threadsに参加する」をタップ
⑧ログインまたは新規作成が完了すると、Threadsのホーム画面が表示されます。
2. Threads(スレッズ)とTwitterの違いを解説
この章ではThreads(スレッズ)とTwitterの違いを解説していきます。
Threads(スレッズ) | ||
---|---|---|
ユーザー数 | 500万人(7/6 16時時点) | 推定3億3000万人 |
費用 | 無料 | 無料(一部有料) |
登録に必要なもの | Instagramアカウント | メールアドレス or 電話番号 |
文字数制限 | 500文字 | 140文字(有料:12,745文字) |
画像枚数制限 | 10枚 | 4枚 |
動画秒数制限 | 5分 | 140秒(有料:Webは120分、アプリは10分) |
タイムライン | おすすめのみ | おすすめ、フォローのみなど |
DM機能 | なし | あり |
ハッシュタグ機能 | なし | あり |
メンション機能 | あり | あり |
リツイート機能(再投稿) | あり | あり |
検索機能 | ユーザーのみ | ユーザー、キーワード、ハッシュタグなど |
現時点で分かっているTwitterとの違いは上記になります。
こちらも新たな情報が分かり次第、随時追記していきます。
3. Threads(スレッズ)とTwitterの今後
TwitterとThreadsの今後についてですが、2023年7月6日時点ではTwitterのトレンド上位を独占しており、非常に注目度は高いといえます。
現在実装されてはいませんが
- フォローしたユーザーだけを見るタイムラインの仕様
- ハッシュタグ機能の追加
- キーワードでの情報検索
- インサイト分析機能
といった機能が実装されれば、ユーザーの満足度も高くなり「Twitter→Threads」にユーザーが流れてくることもあり得るかと思います。
またSNSという特性上、何が流行るかというのはSNS自体の使いやすさ、便利さみたいなものももちろん大切ですが、それ以上に大切なのが「ユーザー数の多さ」です。
現在はもちろんTwitterのユーザー数が多いですが、一度オワコンや過疎っている状況になってしまえば、ThreadsがTwitterを抜かし、一気に形勢が逆転する可能性も十分あり得ます。
Threadsはまだリリース初日で始まったばかりなので、今本腰を入れて運用することができれば"先行者利益"を大きく獲得することも可能です。
現状はThreadsよりTwitterの方がユーザー数は多いですが、アクティブユーザーの移動や企業アカウント、芸能人アカウントの移動などで、状況が動けば、ThreadsがTwitterより盛り上がる可能性は十分にあるといえます。
なので100%の力で運用はしないまでも、今TwitterやInstagramで行っている投稿をThreadsにも転用する形で運用するのは非常にアリな手法かと思います。
まずはコストやリソースをそこまでかけずに運用していくのがおすすめです。
3-1. Threadsの今後はどうなる?
ThreadsとTwitterの今後についてある程度理解したところでThreadsの未来について考えてみましょう。
Threadsは今後、さらにユーザー数を拡大していくと思われます。
というのもアカウントを始める多くのユーザーがInstagramのユーザー(アカウントを持っている)人たちだからです。
Threadsは
- Instagramのアカウントさえあれば簡単に登録できる
- 友達にも登録を進めやすい
- もともとつながっていたユーザーと繋がりやすい
などなどユーザー数の拡大に非常に適しています。
このような観点からThreadsは今後もユーザー数を拡大し、Twitterの代わりとなっていく可能性も高いといえます。
4. Threads(スレッズ)はビジネスで活用できるのか?
ここからはThreadsのビジネス活用方法について3つのポイントを解説いきます。
そのポイントとは…
- 広告など収益に直結する機能の実装は今のところなし
- その他のSNSからフォロワーを引っ張ってくる
- Threads運用方法をまとめて錯覚資産を積み上げる
これらのポイントを意識するのが、現時点でのThreadsの活用法かと思います。
では1つずつ解説していきますね。
4-1. 広告など収益に直結する機能の実装は今のところなし
Threadsが個人ユーザー向けに開発されたInstagramのプライベートメッセージングアプリのため、ビジネス向けの「広告」といった機能はまだ実装されていないようです。
ただ今回Threadsを開発したMeta社はInstagramを運用している会社であり、Instagramと似たような機能が実装される可能性は十分にあります。
現時点では顧客を獲得したり集積に直接結びつくSNSではないですが、今後そうなる可能性が高いSNSかと思いますので、前述したように「InstagramやTwitterで投稿しているものをThreadsに転用する形で運用」し、影響力をつけておくのが今のところ、一番コスパの良い運用方法かと思います。
4-2. その他のSNSからフォロワーを引っ張ってくる
Threadsは現時点でアルゴリズムなど発表されておらず、Threadsだけでフォロワーを伸ばすのはかなり至難の業かと思います。
なので、もし現時点でTwitterやInstagramの運用を行っていてある程度フォロワーがいる方は「そのフォロワーをThreadsアプリにどうやって遷移させるか?」を考えるのが大切かと思います。
リリース初日で機能もまだまだな中、Threadsの中だけでフォロワーを増やすのは至難の業です。
なのでリリース初期段階にできることとしては「他のSNSやメディアで培った影響力を使って、Threadsアプリにユーザーを呼び込む」ということです。
- 機能もまだまだ
- アルゴリズムも不透明
- ユーザー数も少ない
こういった状況でThreadsの運用に注力して成果を出すのは難しいので、ユーザーは外から引っ張ってきましょう。
そしてリリース初期段階である程度フォロワー数を抱えている人は、これから機能が実装されたりアプリが整ってきた時に、非常に有利な立場で本格的な運用をスタートすることができます。
4-3. Threads運用方法をまとめて錯覚資産を積み上げる
現状、Threadsを使ったビジネスの活用術とすれば「Threadsについての情報や運用方法をまとめて錯覚資産を積み上げる」ということだと思います。
- 「リリースしたばかりのThreadsについて詳しい」
- 「Threadsの運用方法や活用方法がまとまっている」
- 「Threadsというトレンドに乗っかって発信している」
こういったものは全て錯覚資産となり、顧客獲得や売上UPなどにつながっていきます。
ちなみに錯覚資産について軽く解説すると「人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」のことを指します。
「リリースしたばかりのThreadsについて詳しいということはインスタやTwitterの最新情報も知っているんじゃないか?」
この記事を読んでこのように感じたかもしれません。
これを錯覚資産と呼ぶわけです。
Threadsはリリースしたばかりで収益に直結するものもなくアルゴリズムも分かっていないSNSです。
そのうえでビジネスに活用していくのであれば「情報や運用方法・活用法をまとめて錯覚資産を積み上げる」ということがマーケティング担当者、SNS運用担当者が今できることではないかなと思います。
5. Threads(スレッズ)の活用事例4選
ここからはThreadsの活用事例について解説していきます。
真似しやすいものばかりなのでぜひ参考にしてみてくださいね。
5-1. 日本経済新聞
日本経済新聞は日経電子版のアカウントでトップページで報じたニュースを中心にコンテンツを発信しています。
ThreadsではTwitterなどで投稿したコンテンツをThreadsでも投稿するといった形で再活用しており、運用しています。
他のTwitterやInstagramなどで発信しているコンテンツがあるなら、日本経済新聞と同じように再活用して運用するのがおすすめです。
リソースやコストをほぼ割かずにフォロワーを増やしていくことができるので、ぜひ真似してみてくださいね。
5-2. RADWIMPS 野田洋次郎
RADWIMPSの野田洋次郎さんは新曲のリリースの思いを長文で投稿しています。
Threadsは日本語で最大500文字まで投稿することができるので、こういった想いを綴るものと非常に相性がいいといえます。
また思いだけではなく「アイテムの説明」「商品の使い方」「料理のレシピ手順」などある程度文章が必要なものなどとも相性がいいです。
5-3. デリッシュキッチン
デリッシュキッチンは料理レシピの動画を発信しているアカウントです。
ThreadsではInstagramなどで投稿した過去のレシピ動画を発信しており、レシピの詳細も記載しています。
また
Threadsで見たいレシピは何ですか?🍳?
教えてください🙋♀️
と投稿しており、Threadsのユーザーに問いかけています。
Threadsを使ってみたいユーザーの心理を上手に活用した運用方法かと思うので、ぜひ購入することや機能を使うことをメインにユーザーと絡んでみるといいでしょう。
5-4. 渡辺直美
渡辺直美さんはInstagramで一番フォロワーの多い日本人といわれていますが、Threadsでもフォロワーの伸びは素晴らしく、7/10現時点で「41万人」を獲得しております。
またプロフィールには
こちらでは皆さんと交流をしていくコンテンツにしていきたいと思ってます!
インスタもぜひ見に来てください🫶
ガジェット/ポケモン/世界各地の和食屋巡り/車
と記載されており、他SNSとの差別化を図っています。
またThreadsを始めたのも非常に早く、Instagramのプロフィールには「1927」の数字が…
リリースしてから数日間で41万フォロワーを獲得しているのは、もちろん他SNSからの流入もありますが、先行者利益も非常に大きいです。
Threadsは始まったばかりのSNSでまだまだ先行者利益を獲得することができますので、ぜひこの記事を見ながらアカウントを開設して活用事例を参考に真似してみてくださいね。
6. Threads(スレッズ)についてよくある質問まとめ
ここからはThreadsについてよくある質問について解説していきます。
6-1. Threadsの読み方は?
スレッズ(スレッドと呼ぶ人も)と呼びます。
6-2. ツイートの文字数制限は?
500文字です。
6-3. 非公開アカウントは可能?
アカウントのプロフィールから選択可能です。
6-4. TwitterでのツイートのことをThreadsでは何て言うの?
「ツイート」は「スレッド」と呼ぶそうです。
6-5. 投稿は編集できる?
編集できません。
6-6. 投稿を下書きに残すことはできますか?
下書きに残すことはできません。
6-7. フォローしていないユーザーがタイムラインに現れるのはなぜ?
現在の仕様です。現在はフォローしているしていないにかかわらず、おすすめされたユーザーが表示されています。
6-8. 商用利用不可ってほんと?
Twitterのトレンドに商用利用不可と入っていて、びっくりした方もいるかもしれませんが、これは誤訳だったそうです。
なのでThreadsでも商用利用は可能です。
7. Threadsのまとめ
今回は「Threadsについて詳しく知りたい」といったあなたに向けて、Threadsとは?といった基本的なところから特徴や使い方、ビジネスでの活用方法などについて解説しました。
現状、ユーザー数はものすごいスピードで拡大しており「Twitterの代わり」となる日も遠くないかもしれません。
ぜひこの記事を参考にしてビジネスに活かしていただければと思います。
また自社のリソースが足りないといった方は外注に依頼するのもおすすめです。
以下のページでは弊社バイタリフィの"SNS運用プラン”について解説していますので、こちらも合わせてご検討ください!