ベトナムでのオフショア開発のバイタリフィ

2016.11.18

オフショア開発

ベトナムの通信インフラ事情

アプリ開発Lab.ライター、佐々木です。
先日、ベトナムに出張してきまして、色々驚いた点がありました。
その中でも今回は、ベトナムの携帯通信の事情をお伝えします。
(私が滞在したのはホーチミン市なので、ホーチミン市の事情になります)
日本と比べ、便利な部分と不便な部分、いろいろな違いがありました。
それでは、どうぞ。

Wi-Fiがたくさん!

まず驚くのは、Wi-Fiの整備が行き届いている点です。
カフェに行けばまずWi-Fiがあり、パスワードが机に貼ってあったりレシートに書いてあったりします。
日本でWi-Fiといえば、徐々に増えてきてはいるものの基本的には有料のものが多い印象ですが、ベトナムでは知る限りすべて無料でした。
そして、スピードですが、超高速とまでは言えないものの、使いものにならないほど遅いことは決してなく、音声通話などをしなければ基本的に快適だと思います。
以下画像は、私がベトナム滞在時に宿泊したレタントン付近のホテルに設置されていたWi-Fiでの測定結果です。
(レタントンについてはこちらをを御覧ください!)

photo_16-11-18-10-06-07-951

通信速度はこんな感じです。日本の光よりは少し遅いくらいでしょうか。
pingが38msというのは思ったよりも優秀ですね。日本の4G網よりも優秀です。
遅延にシビアなオンラインアクションゲームなども非常に快適にプレイできるレベルです。
が、もちろん店舗やホテルのWi-Fiだけだと移動中に通信が利用できませんし、電話の受電もできません。
次は、携帯電話用の通信網についてお話します。

携帯通信網はどんな感じ?

ベトナムでの3G通信ですが、日本と同じくSIMカードをスマートフォンに差して使います。
日本では、一般的にdocomo / au / Softbankなどの店舗で契約すると思いますが、ベトナムではコンビニで買えたりします。
今回私が契約したのは、Viettelという通信キャリアです。

viettel

気になって調べてみたのですが、ベトナムでは上記のViettelの他に、mobifoneやvinafoneといったキャリアが有名どころです。
いずれも同様にコンビニなどで買うことができます。

img_4314

また、日本と違いプリペイドsimのため、チャージされている容量が無くなったらまたコンビニで購入し、チャージするという方式です。
そして、残高確認や残高チャージの方法が面白く、*101#と発信すると残高がSMSで帰ってきますし、*100 + コンビニで購入したチャージカードの番号 + #で発信すれば残高にチャージできます。
(SMSというかiPhoneのキャリアメール受信通知みたいな感じです)
肝心の速度ですが、3Gなので日本4G網には劣るものの、6Mbpsあれば携帯電話で行うことは基本的に問題なくできます(日本のMVNOには6Mbps出ないタイミングがあるキャリアがたくさんあります)。

photo_16-11-18-10-35-09-335

現に、通信が快適にできないほど遅くなったタイミングは、ほぼありませんでした。

まとめ

ベトナムでは日本と違うところも多かったのですが、日本より便利な部分もたくさんありました。
2020年の東京オリンピックまでにWi-Fiを拡充させないと、今のままでは多くの観光客が混乱してしまうと感じました(反対に、ベトナムではその混乱がまったくなかったです)。
その辺の整備も進めてほしいところです。
では。