現在、社会問題となっている新型コロナウィルス(2019-nCoV)ですが、いったいどのような形状をしているのかイメージしづらい人も多いと思われます。そこで今回3Dモデリングデータを作成し、このページで無料公開しました。報道、教育、啓発活動など様々な用途で自由にご利用頂けます。
1. 電子顕微鏡写真の3Dモデル化
当社のUnity専門スタジオUDL(Unity Development Lab)では、対象物を問わずに3Dモデルを作成することを得意としております。
過去には、ブラジルのアーティストから電子顕微鏡で撮影した花粉の画像を3Dモデル化し、最終的に3Dプリンターで出力して教育機関に配りたいという要望を受けて、下記のような花粉画像を3Dモデル化して無料でご提供した事例があります。(*詳細は、後日、別途記事にて紹介します。)
新型コロナウイルス関連肺炎(WHOによってCOVID-19と命名)については、アメリカのCenters for Disease Control and Prevention (CDC) のWEBサイトで公開されている2019年新型コロナウイルス(2019-nCoV)の画像を参考に、3Dモデル化したデータを作成し無料で公開しました。
またウィルスがどのような形状なのかを把握しやすくするため、スマホのブラウザ上でもAR(拡張現実)として確認できるWeb AR形式でも公開しておりますので、対応端末をお持ちの方はご参照ください。
2. 新型コロナウィルスの3Dモデルデータ
報道、教育、啓発活動、医療活動といった非営利目的では、許諾不要で自由にご利用いただけます。報道やメディアなどで不特定多数表示する際、もし可能であれば『株式会社バイタリフィにて3Dモデル作成』といった表記を合せてご掲載ください。それ以外の用途の場合は、下部のフォームなどから個別にお問い合わせください。
なお3Dモデルデータは、CDCが公開しているコロナウィルス(2019-nCoV)の写真を参考に作成しましたが、厳密な縮尺比や個々のサイズ・その形状を保証したものではありません。この3Dモデルを使った事によるいかなる損害にも当社では責任を負いかねますのでご了承の上、ご利用ください。
2-1. 3Dモデルデータ
■coronavirus.zip
ファイルには、OBJ形式の3Dデータとテクスチャが入っています。機種によっては、3Dプリンターなどでの出力も可能です。クリックするとGoogleDriveよりダウンロードとなります。
2-2. WebAR形式で確認
WebARでは、上記写真の様に現実世界に投影して確認できます。確認可能なのは、WebAR形式に対応するソフトウェアのみとなり、下の画像の横に出てくるボタンをクリックすることでWebARファイルを読み込みます。(データサイズの都合上、少し時間がかかります。)非対応端末やPCでご覧の方などは、ボタンは表示されずに下記に空白スペースが表示されますがご了承ください。
2-3. 3Dモデル画像で確認
モノクロの画像と、判別をしやすいように着色をした画像の2つを用意しております。より高解像度のデータは、画像をクリックすると表示されます。
■モノクロ画像で確認
■着色した画像で確認
3. 最後に・・・
過去には、『3Dプリンティングを作製する技術を用いて「癌の治療に有効なウイルス」を実現する』といった報道もありました。
今回、当社で作った3Dモデリングデータが何かしらの形で誰かのお役に立てば良いと考えております。
Unity専門スタジオUDLでは、日本にいる Unity スペシャリストとベトナムスタジオ側の Unity エンジニア、 3D デザイナーの体制で、企画段階からデザイン、リリースまで一貫して対応することが可能ですのでご興味のある方は、バイタリフィ・バイタリフィアアジアへお気軽にご相談ください。