VSO対策 アイキャッチ

2023.05.19

WEB/アプリ開発

【初心者向け】VSO対策とは?特徴や対策方法について解説!

「音声検索がだんだん増えてきた気がする…」
「音声検索の対策ってどうやってやればいいの?」
「VSO対策の具体的な方法について知りたい!」

今まで何かを検索する時というのはテキストで検索する「テキスト検索」が主流でした。
しかしパソコンやスマートフォンの普及や音声認識システムの向上によって、近年では声で検索する「音声検索」も増えてきました。

Googleによると音声検索は全体の検索の【20%】を占めているといいます。

また最近ではiphoneのSiriはもちろんのこと、スマートスピーカーであるAmazonのAlexa、GoogleのGoogle Homeも生活の必需品として利用者が増えつつあります。

そこで今回の記事では音声検索の対策「VSO対策」について特徴や対策方法についてまとめてみました!

具体的には…

  • VSO対策とは
  • VSOのおすすめ対策9選
  • 音声検索とは?~特徴やメリット~

といった形で解説していきます。

これからくる音声検索の波にも乗り遅れないように、SEO対策しかしてこなかった方も、この記事を参考にVSO対策を実践してみてくださいね。

1. VSO対策(音声検索最適化)とは?

著作者:vectorjuice/出典:Freepik

まずVSO対策について解説いたします。

簡単に言えば「音声検索の対策」のことで音声検索のSEOともいえます。

  • テキスト検索に対する対策はSEO対策
  • 音声検索に対する対策はVSO対策

このような分け方になります。

音声検索はテキスト検索と違って語り掛けるように検索するのが特徴です。

例えば恵比寿でおすすめのごはん屋さんを知りたい時…

  • テキスト検索:「恵比寿 おすすめ ごはん」
  • 音声検索:「恵比寿でおすすめのごはん屋さんを教えて」

このように音声検索では語り掛けるように質問するように検索します。

つまりVSO対策とはこのような質問文に対して答えを用意するような対策が必要になるというわけです。

2. 【初心者向け】VSOのおすすめ対策9選

著作者:storyset/出典:Freepik

ここからはVSOのおすすめ対策について9つ紹介していきます。

VSOのおすすめ対策は…

  1. よくある質問集のページを作成する
  2. 分かりやすい言葉で書くことを心掛ける
  3. ローカルなSEOの対策を行う
  4. シンプルで読みやすいコンテンツ
  5. テキストを画像化しない
  6. ページの表示速度を速める
  7. httpsで保護されたサイトにする
  8. 強調スニペットで表示されるようなコンテンツにする
  9. MEO対策も行う

では1つずつ解説していきますね。

2-1. よくある質問集のページを作成する

記事の冒頭で「音声検索は質問するように語り掛ける検索手法」とちらっと記載しました。

サイト上に「よくある質問のページ」を作成し、質問と回答をセットで記載することで、音声検索の対策になります。

またよくある質問ページを作成する時は

  • ~はいつ?
  • ~はどこ?
  • ~はだれ?
  • ~はなに?
  • ~はなぜ?
  • ~のやり方は?

といったように5W1Hに乗っ取って質問文を記載するのがおすすめです。

そのほか「~を教えて」なども効果的です。

2-2. 分かりやすい話し言葉で書くことを心掛ける

音声検索はあくまで会話のような質問と回答にて調べ物をする手法です。

全て口と耳だけで完結する手法なので「分かりやすい話し言葉」で記載する必要があります。

難しい言葉で記載してしまうと耳だけでは理解するのが難しいため、なるべくかみ砕いてかみ砕いて分かりやすい言葉で書いていきましょう。

2-3. ローカルなSEOの対策を行う

現状、音声検索を利用する時は「何かをしながら~」といったシーンが多いです。
その中でも一番イメージしやすいのが車の運転中ではないでしょうか?

車の運転中は

  • 近くにあるコンビニが知りたい
  • ガソリンが減ってきたので近くにあるガソリンスタンドが知りたい
  • 目的地に近づいたので近くの駐車場が知りたい

など【場所】に関して知りたいといった状況が多いです。

1人で運転している場合、スマホで検索するわけにもいきませんよね。

このようなシチュエーションの時に「音声検索」が役に立つわけです。

つまり場所の検索に注目して対策をすることが非常に大切になってくるわけです。

  • タイトルや見出しに場所の地名を入れる
  • Googleマイビジネスに登録するとGoogleマップに情報を載せる

といったようなローカルな対策がおすすめです。

2-4. シンプルで読みやすいコンテンツ

音声検索は質問と回答といった一問一答スタイルです。

そのためシンプルで読みやすいコンテンツであることが不可欠です。

テキスト上では何となく意味は伝わるけど実際に声に出して読んだときに意味が伝わりづらいものは音声検索の回答としては適用されません。

また音声検索を使うときは「なるべく早く回答が欲しい急いでいる状況」であったり「何かほかのことをしていて手が離せない状況」であることがほとんどです。

そのためシンプルで読みやすい端的なコンテンツは評価が高くなりやすいと考えられます。

2-5. テキストを画像化しない

意外に見落としがちなので"テキストの画像化"です。

音声検索の回答はサイト内のテキストを読み込んで喋ってもらうわけなので、テキストを画像化してしまうとテキストを読み込んでもらえず、回答として選択されません。

図で説明するものなどは画像化して大丈夫ですが、LPでよく使われるような「テキストを画像化」したものは音声検索の回答としては不向きですので、しっかりと注意するようにしましょう。

2-6. ページの表示速度を速める

「ページの表示速度を高める」のも非常におすすめです。

一見「ページの表示速度を速める」というのとVSO対策はリンクしないような気もしますが、実はとても大切な対策です。

というのも音声検索は質問してからすぐに回答してくれることが一般的です。
すぐに回答してくれるというのはそれだけページの表示が速い方が有利ということです。

ページが重いと読み込むのに時間がかかり音声検索の回答として適していないわけです。

ページの表示速度はGoogleが無料で提供する「Google PageSpeed Insights」というサイトで調べることができます。
サイトのURLを入力するとPCとスマホの両方でのページ表示速度を100点満点で評価してくれます。

▶Google PageSpeed Insights

だいたい80点以上あれば表示速度が速いページといえます。

またページの表示速度の改善方法は

  • 画像や動画を圧縮して改善する
  • 無駄なソースコードを削除する
  • スクロールに対して画像を表示するようにする

といった対策がおすすめです。

ぜひ調べながら実践してみてくださいね。

2-7. httpsで保護されたサイトにする

実はBacklinkoというところの調査によると音声検索に選ばれた回答の約70%のサイトがhttpsで保護されていたといわれています。

SEOのみならず音声検索においてもhttpsで保護されたサイトは評価が高くなりやすいと考えられます。

2-8. 強調スニペットで表示されるようなコンテンツにする

まず強調スニペットについて解説いたします。

強調スニペットとはユーザーの探している情報が見つけやすくなると判断された場合に表示され、実際にリンクをクリックしたときの内容やページに関する説明を検索結果上で見ることができる機能です。

こちらは端的でわかりやすい情報が掲載される可能性が高く、音声検索の回答としても適しているといえます。

2-9. MEO対策も行う

MEO対策という言葉は聞いたことあるでしょうか。

MEO対策とはGoogleMapなど地図検索エンジンに対して対策を施し、検索結果で上位表示するための手法のことを指します。

簡単に言えばGoogleMapの検索で上位にいくための対策ですね。

前述したように音声検索は場所に関して検索することが多いため、GoogleMapでの検索上位を狙う対策も非常に大切になってくるわけです。

具体的なMEO対策はというと…

  • Googleビジネスプロフィールを充実させる
  • NAPと呼ばれる店舗名・住所・電話番号などの情報を掲載する
  • Googleの口コミ数を増やす

等の施策がおすすめです。

3. そもそも音声検索とは?

著作者:storyset/出典:Freepik

この章では「そもそも音声検索って何なの?」といった方に向けて音声検索の概要について解説いたします。

音声検索とはその名前の通り、音声で検索する検索手法のことを指します。

代表的なものだと「Hey,Siri」や「OK,Google」「Alexa」などiphoneやスマートスピーカーに対して使うことが多いですね。

ここからは音声検索について「特徴」「メリット」「市場規模」の3つに分けて簡単に解説していきます。

3-1. 音声検索の特徴

音声検索の特徴は「声のみ」で検索をすることが可能という点です。

詳しくはメリットの部分で記載しますが「料理を作り"ながら”」「洗濯物をたたみ"ながら”」「寝っ転がり"ながら"」など、ながら作業で調べ物ができちゃいます。

また音声検索は音声認識システムがユーザーの声の音素という要素を特定し、それをテキストに変換しインターネットで検索し適切なものを回答するという手法で検索をしています。

音声検索は非常に認識の精度が向上しており、そこまでハッキリ喋らなくても聞き取ってくれるようになっており、生活の一部となってきております。

3-2. 音声検索のメリット

ここからは音声検索のメリットについて解説いたします。

音声検索のメリットはざっくり2つに分けられます。

1つ目は先ほども少し記載しましたが「ながら作業」で調べ物ができるという点です。

  • 料理をしながら~
  • 洗濯物をたたみながら~
  • 寝っ転がりながら~

などどのような状態でも声を出すことができれば検索をすることができます。

特に料理中は手が濡れていたり汚れてしまっていたり、パソコンやスマホで調べ物ができるような状況ではないですよね。
また火を使った料理で目が離せなかったりすることもあるでしょう。

そんな時に声で検索することができたらどうでしょうか。

何かをしながらでも検索ができる音声検索は非常にメリットが大きいと考えられます。

また車の運転中なども非常に役立つシチュエーションです。

近くのコンビニが知りたい時やガソリンがなくなってきてガソリンスタンドに入りたい時、近くの駐車場が知りたい時など車を運転していて、近くのスポットを検索したくなる時はたくさんありますよね。

そんな時、同乗者がいれば簡単に解決できますが一人ではどうでしょうか。

スマホで検索するのは危険ですし、とりあえず走って目についたところに行くという方が多いのではないでしょうか。

このようなシチュエーションの時も「音声検索」が非常に役立ちますね。

そして2つ目は「入力スピードが速い」ということです。

やはりキーボードを打ってテキストを検索するよりも声を出して喋った方が速いですよね。

最近はコスパという概念に加えて「タイパ(タイムパフォーマンス)」も注目されているので、そういった意味でも音声検索というのはこれからもっともっと一般的になっていくと思われます。

3-3. 音声検索の市場規模

では最後に音声検索の市場規模について解説いたします。

音声認識の精度も向上してきていることから音声検索の市場はどんどん広がっていくとみられています。

あまり想像できないかもしれませんが、実際に海外では音声検索が増えてきていると言われています。
こと日本に関しては「人前での音声検索が恥ずかしい」等の理由から、まだあまり普及してはいないですが、これが一般的になる未来も近いと思われます。

画像
「人前での音声検索は『恥ずかしい』」7割超

現に外では音声検索はしないけど家の中でAlexaやGoogleHomeに向かって音声検索を多用しているなんて人も多いのではないかなと思います。

これからどんどん広がっていく音声検索の市場…今のうちから対策をしておくことで、時代に乗っていきましょう!

4. VSO対策を施して時代に乗り遅れないようにしよう

著作者:Upl56/出典:Freepik

今回は「VSO対策について詳しく知りたい」といった悩みを抱えているあなたに向けて、それを解決するためにそもそも意味から具体的施策まで解説しました。

またVSO対策も大事ですが、やはり流入のメインは検索エンジンです。
しっかりとSEO対策についても見直して検索順位向上に努めていきましょう。
またSEO対策をして検索順位を上げていくためには、Googleアナリティクスで自社サイトを分析するのが非常に重要です。

以下の記事では「Googleアナリティクス ~基礎編~」を図解付きで詳しく解説しているので「Googleアナリティクスを分析してSEO対策したい!」といった方は、こちらもダウンロードしてみてください。

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