ホーチミンに住みたい方、または出張などでホーチミンに来るため宿泊先を探している方、ホーチミンには東京23区のように「区」があるってご存知ですか?
私もホーチミンに来る前、ホーチミンに区がありそれぞれ異なった特色があることを知らなかったため、家を探す際とても迷いました。
家を探す時に気になる、生活の便利さ、家賃、通勤、治安などの点を中心にホーチミンの主要な地区ごとの特徴をまとめました。
目次
1. ホーチミンの区分けの概観
引用:https://thetripguru.com/ho-chi-minh/destination
ベトナム、ホーチミンの地区は上記のイメージのように分かれています。
1区を中心として、2〜12区、ビンタイン(Binh Thanh)区、フーニャン(Phu Nhuan)区、タンビン(Tan Binh)区、タンフー(Tan Phu)区、ゴーバップ(Go Vap)区で形成されており、基本的に1、2、3、4、5、7区、フーニャン、ビンタインが日本人が良く住むエリアとして話題に上がります。
2. 中心は1区
オフィス、観光スポットともに集まっている中心地が1区です。
日本人街であるレタントン通りも1区あり、日本人も多く住んでいる地域です。
中心だけあってどこに行くにもアクセスが良く、空港までも車で20分程度です。
カフェ、レストラン、ショッピングモールが揃っているため、生活に非常に便利です。
ただし、やはり家賃は少し高くなる傾向にあります。
ローカルの家であれば200ドル程度で住める家もありますが、サービスアパートメントなどは600ドルは確実に超えてきます。
中心部になるとローカルのレストランすら少し値段が高くなるので、食費なども少し上がってしまう可能性があります。
1区には日本人駐在員がよく住んでいるスカイガーデン、ビンタイン区との間にあるビンホームズ・ゴールデンリバーなどの高級コンドミニアムがあるため、もしハイクラスで立地良く暮らしやすい家を探す場合は上記のコンドミニアムから見てみると良いでしょう。
バックパッカー通りなどを除けば治安は基本的によく、暮らしやすいです。ただし、スリやひったくりは多め。
家賃は500ドル〜とお高め。
3. 欧米人が多い2区
1区から、ビンタイン区を通って行ける2区は、欧米人が多く住んでいる場所です。
タオディエンエリアを中心に発展しており、高級コンドミニアムである「マステリ」には多くの外国人が住み、治安も良いです。
おしゃれな雑貨屋やカフェ、バーがある一方、ローカルなレストランなども多く存在しているので暮らしやすいでしょう。
生活圏内に、日本食レストラン街、大型スーパーマーケットがあるので、基本的な生活で困ることはまずないです。
中心から少し離れている分静かなエリアも多く、バイクの騒音や野外カラオケに悩まされることも少ないです。
1区に住むよりは、家賃は安め。400〜500USDでも綺麗なサービスアパートメントに出会えることがあります。
また、最近ではタオディエンエリアから離れた2区の奥の方にも高級コンドミニアムが建設されており、今度ますます発展していくでしょう。
ただし、道がまだ整っていない部分もあるので、工事がよく行われている印象です。少しずつよくなってはきていますが、道路工事によって砂埃がすごい日も。
また、1区への通勤は少し遠くなってしまう上、朝は1区への道が渋滞します。
時間によってはバイクでもかなり待たないといけないこともありますので、もし渋滞が嫌な人は事前にルートを調べておいてチェックしてみてください。
家賃は高級アパートから、ワンルーム400ドル〜と、リーズナブルな家もあり。
4. 通勤便利な3区
3区は、1区と隣接している中心部から車で10分程度の区になります。
バイタリフィのオフィスも日本領事館も3区にあります。
これといってすごく特徴があるかと言われるとそうでもないのですが、実は主要な観光地が集まっており、同時にローカル感も味わえるいいとこ取りの場所です。
家賃はそれほど安くないですが、ローカルエリアを選べば生活コストは安く抑えることが可能です。治安も悪くないですが、少し騒がしく、また一方通行の道が多いためか渋滞が最もひどいエリアと言われています。
家賃は400ドル〜600ドルと、ローカルに行けば安いものもあり。
5. アクセス良好で安めの4区
4区も1区と隣接した区で、3区よりもよりローカル感があるエリアとなります。1区とは「モン橋」によって結ばれています。
4区は貧困層が集まるため治安が悪いとされていましたが、近年高級コンドミニアムの建設も進み、富裕層も移り住むようになってきました。
1区へのアクセスがいいということもあり、川沿いにコンドミニアムが立ち並びはじめています。
私も4区の物件をいくつか見たことがありますが、コンドミニアムがある辺りはのどかな雰囲気です。
1区への通勤にも便利なので、非常に魅力的でした。
ただし、少し奥に入ったローカルなエリアは確かに少し雑多でうるさい感じなため、女性の一人暮らしには向かないでしょう。家賃は1LDKでも400ドルほどで住めるので安いと言えます。
家賃は350ドル〜400ドル付近と、安い。高級コンドもある。
6. チャイナタウンがある5区
5区はチャイナタウンである「チョロン」があることで有名で、わざわざチョロンまで足を運んで中華料理を食べに行くこともあるほどです。
日本でいう「チャイナタウン」とはイメージが違い、中華の文化が生活にとても溶け込んでいる雰囲気です。通りによっては漢方薬の匂いに満ちており、「中国に来たんだっけ?」と錯覚してしまうほど。
アンドン市場という大きなローカルの市場があり、1区のベンタイン市場ほど観光客向けではない雰囲気ですが洋服などが安く買えます。
住みやすいかと言うと、ローカル感が強いため日本人にとってはあまり住み易くはないかもしれません。
しかし、外資系ショッピングモール、外国人も診察を受けられるチョーライ病院なども実はあるので、生活に困ることはまずなさそう。
1区と隣接はしており、車で15分~20分ほどで1区の中心部までいけます。
家賃は400ドル付近と、リーズナブル。
7. 韓国人街があり静かな7区
7区は1区から車で20〜30分程度の場所にある地区で、こちらは韓国人が多く移り住んでいるエリアになります。
7区のフーミーフンエリアは高級コンドミニアム、一軒家が立ち並び、道も広く、よく整備されているのでとても落ち着いて洗礼された雰囲気です。
フーミーフンエリアには韓国人も日本人も多く住んでいるので、韓国系レストラン、日本レストランが多く立ち並んでいます。大型ショッピングモールもありますし、駐在員向けのコンドミニアム、おしゃれなカフェ、家具屋、とにかくなんでも揃っている印象です。
駐在ファミリー向けの街として認識されています。
1区への通勤時の混雑はまず避けられないと思いますので、こちらも一度どのくらい渋滞するか見ておいた方が良いかもしれません。
ただし、同じ7区でも川沿いなどのフーミーフンエリアから離れた場所はかなりローカルで、貧困層も多く住むエリアがあるなど格差が激しい地区でもあり治安には注意する必要があります。
私も、7区だからと適当に物件を見にいったところ、ごちゃごちゃしたヘム(路地)の中で面食らってしまったことがあります。
家賃は500ドル〜600ドル付近と、高めな事が多い。
8. 通勤に便利なビンタイン区
ビンタイン区は1区と2区の間にある地区です。第2の日本人街と呼ばれるファンビッチャン、ランドマーク81を含むコンドミニアム群があるビンホームズ、サイゴンパールなどがあるので日本人がよく住んでいます。
しっかり選べば安くて質の高い部屋も見つかります。ローカルの安いレストランと日本人街などがバランスよくあるので、かなり充実している地区です。
1区への通勤に関してはバイクで10分ととてもアクセスが良いですが、朝は混むことが多いので余裕を持って家を出る必要があります。
治安も良く、高級住宅街とローカルの住宅街がバランスよく並んでいるのでどんな人でも自分にあった家を見つけることができる地区でもあります。
家賃は450ドル〜600ドル付近で幅広い。高級コンドが多い地域でもある。
9. 若者の街、フーニャン区
フーニャン区は最近どんどん活発になっているエリアで、学生街のある若者の街といった印象です。
若者向けのカフェが多く立ち並ぶ一方、日本料理屋などもチェーン店が点在しており、スーパーマーケット等も多いので非常に便利なエリアです。
1区からは車で15分程度、空港までも10分以内と言う好立地も人気の理由の一つ。
日本人はまだそれほど多く住んでいない印象ですが、コスパよく住めると言うことで近年人気が上がって来ています。
家賃は350ドル〜500ドル付近で安いところも多い。
まとめ
メトロの建設などもありホーチミンの街はどんどん変わって来ていますが、どの地区もそれぞれに魅力があります。
今回は住むの中心になってくる区を中心に紹介したため、6区、8区、9区、10区、12区紹介しませんでしたが、それぞれがユニークな雰囲気です。
ぜひ自分でも足を運んでいろんな地区を見て、お気に入りの地区を見つけてくださいね!
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