リモートワーク オフショア開発 インタビュー

2020.04.14

インタビュー

オフショア開発の活用がリモートワークの品質と生産性向上へ【金内様インタビュー】

こんにちは。バイタリフィの広報・マーケ担当の東田と申します。
当社では、2008年から11年以上に及ぶベトナムでのオフショア開発事業を行っております。今回は、ネットランド社の一員としてご契約いただいているフリーITコーディネーター兼トライブキャピタル取締役の金内様にインタビューさせていただきました。

◆金内さんって、一体何者なのですか

オフショア開発インタビュー
ITビジネス経験が17年あります。そのうち半分以上はフリーランスです。

今は起業しながらフリーランスとして活動しており、複業中です。

具体的に言うと、ネットランド社はフリーランサーとして参画中、トライブキャピタル社では創業メンバーです。さらに、スピンオフ的な位置づけで、Ethical Worksという複業・独立・起業をサポートするメディアを個人で立ち上げました。

また、2013年から海外でのビジネスも経験しています。

以前は、自分でプログラムを書いていましたし、ベトナムではCTOをやっていました。ホーチミンに1年半くらい住んでいたときもありますよ!そして、ミャンマーとシンガポールを除く、東南アジア諸国での生活経験があります。

金内様の詳しいプロフィールはこちらから。

◆ネットランド社での開発依頼内容に関して教えてください

バイタリフィには、ネットランドという会社のインキュベーションオフィスから開発・運用(DevOps)を依頼しています。インキュベーション事業の一環で、スタートアップのプロダクト開発をサポートしています。

◆なぜバイタリフィを選ばれたのですか

オフショア開発インタビュー

金内様、バイタリフィアジア 石黒(写真左から)

理由は3つあります。

1つ目は、バイタリフィのオフショア先であるバイタリフィアジアの石黒さんと過去同じ会社で働いていたので、信頼して開発を依頼できると思いました。

2つ目は、過去ベトナムで働いていたので、ベトナムのITエンジニアとはいくつかのプロジェクトを一緒にやっていました。それもあって、またベトナムメンバーとプロジェクトを一緒にやりたいとずっと思っていました。

3つ目は、バイタリフィはアジャイル開発ベースの DevOps に対応可能なオフショア開発企業である点です。
他のオフショア開発企業の場合、テスター工数がかかったり、ウォーターフォール的な開発手法を取るため、スタートアップ的ではないと判断しました。

元々は、国内の開発パートナーに依頼をしていました。しかし、日本だと人件費が高いですし、スタートアップは資金が潤沢にあるわけではないので、専任チームを組むことができませんでした。

実際に、バイタリフィと最小チームを編成すると、国内エージェント経由でエンジニア 1 人派遣してもらうのと比べ、コストが 40% 抑えられる場合があります。

ベトナムオフショアならバイタリフィへ

◆他社でのオフショア開発の経験はありますか

ネットランド社ではありませんが、過去2回ほどインドのオフショア開発チームとプロジェクト経験があります。

インドとのオフショア開発の場合、コミュケーション量が圧倒的に多く、現地メンバーとの合意形成や確認にかかる時間が多かったように思います。

日本の場合、ベトナムの方が時差も少ないため発注者は楽だと思います。また、バイタリフィアジアのBPMメンバー(ブリッジ・プロジェクトマネジャー)は、日本語のアドバンテージがあるので、日系企業にとって、インドと英語でやるよりも苦労が少ないと思います(笑)

◆コミュニケーションに関してはいかがでしたか

オフショア開発インタビュー

金内様とバイタリフィアジアの開発メンバー

特に不安はなかったですね。ほとんど日本語で、一部どうしても伝わらない部分だけ英語で会話しました。文化的な違いやロジックの説明は英語で行いました。

バイタリフィとは、コミュニケーション面の課題は特にないので、助かっています。

強いて言うなら、日本人からベトナム人への伝え方に関して課題はありましたね。
私を筆頭に、日本人全員に言えることですが、日本人は主語を省略する時があり、そこがベトナム人には分かりづらかったようです。

分かっている前提で話すのではなく、分からない前提で話すことが大切です。リモートワークということもありますが、文化も違うので、考え方、受け取り方も異なります。言語化する事の重要さを常に念頭に置いておく必要がありますね。

要件定義や仕様の乖離が課題の場合、異文化コミュニケーションはとてもよい解決策です。

加えて、日本企業もどんどんリモート、クラウド移行しています。オフショア開発の活用が、リモートワークの品質と生産性向上に役立つと見ています。特に、コミュニケーション面では多くのことを学べると思います。

◆納品物の品質はいかがでしたか

正直、バイタリフィと、日本国内の開発とはほとんど差がありません。

バイタリフィのPMO、CTOによる支援機能や品質に対する取り組みは、従来のベトナム現地の開発ベンダーとはアプローチが異なります。また、エンジニアはCI/CDの実装と運用に慣れているので、基本的な品質の観点からすると大差ないと思います。

プロダクトデザインやユーザー体験など、文化的要素が強いものはコミュニケーションの質と量で補えると思います。指示書やサンプル、もっというとプロトタイプベースで会話すれば問題ありません。

◆オフショアを検討している企業に向けてアドバイスをお願いいたします

オフショア開発インタビュー
日本国内の企業様、オフショア開発に対して後ろ向きな先入観を持っていませんか。

いったん先入観を外して、開発パートナー候補として、オフショア開発の検討をオススメします。

リモート化に伴い、物理的な距離や国境による制限はどんどんなくなります。

日本が優れている、ベトナムが優れていないという認識は古く、もったいないので、選択肢の 1つとして、積極的に自社との相性を検討すると良いと思います。

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◆次に、トライブキャピタル社やEthical Worksを立ち上げた経緯は何ですか

オフショア開発インタビュー
一言でいうと、トライブキャピタル社は投資会社です。中小企業の事業承継やIT、DXをサポートする会社です。

その流れもあって、複業・独立・起業をサポートするメディアEthical Worksを個人でも立ち上げました。理由は、独立や起業を目指す個人、つまり事業承継候補者たちが低コスト、低リスクでビジネスを立ち上げられるようサポートしたいと思ったからです。

例えば多額のお金をかけてサービス開発したり、コンサルを雇ったりして、失敗している人達は個人でも自営業でもたくさんいます。もうそういうのはやめましょうということで、低コスト、低リスクにこだわったビジネスをサポートするに至りました。

今後、中小企業の事業承継や事業転換がもっと必要になってきます。そこでまずは、個人や中小企業向けの小さなサービスをEthical Worksで提供し、資金調達や専門的なサービスが必要になった時にトライブキャピタルが法人としてサポートする流れをつくっています。

◆今後の事業の展望は何ですか

オフショア開発インタビュー
Ethical Worksで提供しているサービスは3つあります。

1.低コストでビジネスを小さくはじめましょう
2.ノーコード(プログラミングが不要)でプロダクトを作りましょう
3.ビジネスとプロダクトを成長させましょう

この3ステップで、個人、とくにミレニアル世代以降の起業家たちがビジネスをスムーズにスタートできる仕組みを作りたいと思っています。

◆今後オフショア開発を活用する予定はありますか

オフショア開発インタビュー
オフショア開発に関しては、もちろん、積極的に活用する予定です!

DevOps導入(開発運用チーム導入)の部分でバイタリフィアジアとパートナリングさせていただいております。

自分で小さなプロダクトをつくって運用していても、ユーザーが増えたり、機能拡張を続けていくと、そのうち開発チームが必要になってきます。これは、中小企業の新規事業でも同じことです。

そんな時にバイタリフィとチームを編成して、定期的に開発運用していく事ができるのはすごく良いと思っています。

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◆今後の目標は何ですか

Ethical Worksを立ち上げた目的と一緒で、
Culture as a Service(サービスとしての文化)
がミッションです。
個人がもっと幸せに自由に、エシカルに生活できる世界を作ります。

◆最後にリモート推進している国内企業の皆様へメッセージをお願いいたします

オフショア開発インタビュー
成果とコミュニケーションを大切にする働き方をオススメします。

というのは、オフィスに出勤することで管理されるような時代が終わったからです。

オフィスと同じようにビデオ会議ソフトで監視して、労働時間・拘束時間で報酬を支払うのではなく、リモートワークもオフショア開発も、成果で判断したほうが良いはずです。コミュニケーションに関しては、成果が出るまでの過程の部分なので、やはり重要です。

バイタリフィの場合、1週間に1回タスク共有と合意形成の場を持ち、監視したりはせずに、信頼関係を持って開発・運用できています。後は、チャット(Slack)による毎日のコミュニケーションで足ります。

また、バイタリフィへ依頼すると、国内のエンジニア1人の業務委託費用と同じ、もしくはもっと低コストで、チーム編成が可能なため、より多くの役割をお任せすることができます。

◆まとめ

金内さん、ありがとうございました!

エシカルに生きられる世界づくりにバイタリフィも貢献できれば幸いです。

また、開発パートナーを決める際に、オフショア開発か国内開発かどうかは関係なく、自社に合った選択をする企業が増えてほしいと思います。

◆ベトナムでのオフショア開発ならバイタリフィへ

オフショア開発 インタビュー
バイタリフィでは、弊社では2008年からのオフショア開発のナレッジを元に、仕様の理解を徹底することで安定した品質を担保しています。スマートフォンアプリ開発拠点としては、ベトナムでNo.1の実績を誇っております。

リモートワークが多くなっている世の中ですが、リモート開発をするならばオフショア開発がおすすめ

オフショア開発をすることによって、エンジニア単価を国内での開発の1/3まで抑えることが可能です。

無料でご相談頂けますので、ぜひ一度お気軽にお問合せいただけましたら幸いです。

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