onoderauserrun

2022.08.09

インタビュー[受託開発] インタビュー

オフラインでも学習できる!
Flutterを用いて開発した日本語学習アプリとは
【ONODERA USER RUN社インタビュー】

こんにちは。バイタリフィでWEBマーケを担当している藤木と申します。

本日は、外国人人財に向け、日本語・特定技能の専門教育や人材紹介事業などを行う「株式会社ONODERA USER RUN」の花井様へインタビューをしてまいりました。

下記インタビューの模様をまとめましたので是非ご一読ください。

目次

■最初にONODERA USER RUN様の事業内容について教えてください。

ONODERA USER RUNトップページ

ONODERA USER RUNは、「東南アジアの若い方々の未来を切り拓く」というテーマの基、日本で働きたいという想いを持つ人財に対しての日本語と介護の教育、日本の介護施設や病院への紹介事業をおこなっております。

現在はミャンマー、カンボジア、ベトナム、フィリピン、そして7月に開校したインドネシアも含めて5カ国に学校があります。2022年7月22日時点で学生は2,839名在籍しており、直近では400名以上の学生が来日するなど、続々と入国も進んでおります。現在、日本全国43都道府県それぞれの地域に人財を輩出しています。 入国する学生に対しては人材紹介から入国審査のビザ申請、入国支援、生活する住居の支援まで全て弊社で一気通貫しておこなっております。優秀な人財を育成し、長く働いてもらうために無償教育にこだわって授業をおこなっています。

■花井様の会社での役割について教えてください。

ONODERA USER RUN花井様

私は教務企画部というところに所属しており、事業の中でも根幹となる“教育”の部分に携わっています。具体的には教育カリキュラムや教材の作成、現地で教えている講師に対しての研修をメインで行なっています。

■今回ご依頼いただいた開発内容を教えてください。

ONODERA USER RUNアプリキャプチャ①

外国人向けの日本語学習スマホアプリ学習管理のための管理者システムの開発を依頼しました。

ユーザーの学習レベルとしては日本語能力試験N3の取得を目指すレベルを想定しています。

■バイタリフィに開発をご依頼いただく際に課題だったことはなんでしょうか。

私たちが教育している学生たちは特定技能という制度で来日します。特定技能を取得するためには特定技能試験に合格した後、内定、ビザの手続きという流れを経て日本で働くことが可能になります。この特定技能試験に合格してから日本に来るまでの期間がおおよそ半年かかるため、その期間で学習頻度が減ってしまったり、日本語力が低下してしまったりという点が課題でした。

学生の中にはアルバイトをしている方や家庭の事情でまとまった学習時間が取れない方もいます。加えて、通信状況が良くないためにビデオ通話での授業に参加できない方もいました。そういう方が隙間時間かつオフラインでも利用できる学習方法を考えた結果、アプリを作ることで解決できないか、という話が上がりました。

■バイタリフィのことは何で知りましたか?

教育系のアプリや学生向けのアプリの開発実績がある企業をリサーチする中で知りました。

私ともう一人の担当者がかつてベトナムに住んでいた経験があり、バイタリフィ社がベトナムでのオフショア開発をおこなっている、というのも目に止まったポイントでした。

■営業からの提案内容はいかがでしたか?

すごく親身に丁寧に提案していただきました。

相談当初「こういう学習アプリを作りたい」という大まかなイメージはあったものの、アプリ開発が初めてということもあり、そもそもWEBアプリがいいのかネイティブアプリがいいのかもわからない状態でした。そんな中でバイタリフィ社はパターン別に提案をしてくれて、それぞれのメリットデメリットなども併せて説明してくれました。

今回はAndroidユーザーをターゲットにしていたのですが、ゆくゆくはiOSが普及している地域でも使えるようにしたいという要望を伝えたところ、Flutterを用いた開発をご提案いただきました。

関連記事:【最新フレームワーク】Flutterでアプリ開発するには?React Nativeと何が違うの?

わからない部分は質問しやすかったですか?

そうですね。特にディレクターの伊東さんはすごく聞きやすい雰囲気でした。こちらが1質問したことに対して10答えていただけるような(笑)。人柄もそうですが、すごく親身になってくれてとてもありがたかったです。

■なぜ数ある開発会社の中からバイタリフィと契約することを決めていただけたのでしょうか?

提案が一番細かくかつシンプルでよかったというのが決め手でした。 最終的に4社に見積もりをお願いして提案内容とコスト面が一番いいところに依頼する予定でしたが、バイタリフィ社が最もわかりやすく説明してくれて、私たち素人でも開発のイメージが湧きました。

■開発中、バイタリフィの対応やプロジェクトの進め方はいかがでしたか?

ONODERA USER RUN花井様

すごく密にコミュニケーションを取っていただいたので安心してお任せすることができました。お互いのイメージや進め方に齟齬がないかをチャットベースのやりとりと週1回の定例を通じて確認することができました。このバランスも私たちとしては評価のポイントになりました。テキストだとどうしても伝わり切らない部分も出てくるので口頭で気軽に確認できるというのもよかったですね。

コロナでオンラインでのやりとりが主流になったことに対して懸念点はありましたか?

あまりなかったです。キックオフの際に一度対面でお話しさせていただき、それ以降は基本オンラインのやりとりでしたが、お互いに何度も足を運ぶよりもWEB会議で対応できたことは、むしろ効率的で助かりました。初回には対面で顔を合わせて、その後はオンラインで進めるというのがお互いにいいかもしれないですね。

■開発させていただいたアプリの品質はいかがでしたか?

非常に満足しています

私たちの感想としてもそうですが、実際に海外で使用している学生たちからも「使いやすい」「アルバイトをしていても隙間時間で気軽にできる」「作ってくれてありがとうございます」というようなポジティブな声をもらえています。隙間時間で学生たちが学習を続けられるように、と作ったアプリだったので、そういった意味でも品質にとても満足しています。

また、デザインに対するいろいろな要望にも柔軟に応じていただきました。若い人向けに気に入ってもらえるようなポップさと、機械の操作に慣れていない人も簡単に使えるシンプルさをうまく組み合わせてデザインしてくれました。アプリ内には学校のキャラクターである「おゆちゃん」もポイントでかわいらしく取り入れられているので、親しみのあるデザインになっています。

ONODERA USER RUNアプリキャプチャ②

■今回のアプリ開発によって当初の目的の達成に繋がりましたか?

達成できていると思います。

学生たちからポジティブな声が上がっていることに加え、当初最も重視していた“オフラインでも使える”というのが実現できているので。一度ダウンロードさえしてしまえばYouTubeの閲覧やビデオ通話ができない環境でも学習ができます。通信環境に依存しないことが、学習の継続にも繋がっているのだと思います。

アプリの言語は何カ国語に対応していますか?

以前から開校しているミャンマー、カンボジア、ベトナム、フィリピンの4ヶ国語に対応しています。インドネシアは今後対応予定です。

日本語の単語をタップするとカードが裏返って各国語で意味が出てくるといった単語カードのような使い方もできます。貴社の案で開発していただいた部分なのですが、とても好評の機能です。

「もっとこうだったらいいな」というようなユーザーからの声はありますか?

現在アプリ内では、漢字の後ろに括弧書きでふりがなを表示しています〈例:新(あたら)しい語彙(ごい)〉。しかし、中には自力で漢字を読みたい学生もおり、ワンクリックでふりがなの有無を切り替えられたらいいな、という声は聞いています。今後もっと幅広いレベルに対応できるように機能を検討していけたらと思っています。

■貴社から見たバイタリフィの強みはなんだと思いますか?

クライアントと並走して開発をおこなっていただける点かなと思います。

先ほどお話しした通り、本当に丁寧に対応していただき、わからないことも親身にわかりやすく説明していただきました。私たちのイメージを一緒に具体化して、並走してくれたのでいい意味で上下のない関係性がよかった点だなと感じます。

あとはベトナムの方が多く在籍しているという点で、今回の外国人向けのアプリでも意見をいただくことができました。当社との親和性というところもありますが、いろいろな国の視点をもって開発いただけるというところも強みではないかなと思います。

■今後弊社にどのようなことを期待されますか?

今回開発いただいたアプリをさらに展開する機会があれば、ぜひまたバイタリフィさんに力になっていただきたいと思います。

このアプリを4月から社内で運用し始めて7月現在で約500〜600名ほどが使っています。まずは12月に行われるN3の試験でどの程度学生が結果を残せるかの数字で今後の方向性を決めていきたいと考えています。「このアプリで勉強したからこのくらい合格した」というのが可視化されることで、改良をするべきか、拡張をするべきか判断材料になると考えています。

今回N3のレベルに合わせた日本語アプリとして作ったのですが、N1〜5まであるレベルに順次での対応も視野に入れています。また、介護以外の分野でも活用できればとも思っています。このアプリを通じてより多くの学生の力になっていきたいですね。

■今後の貴社のサービス展開について教えてください。

ONODERA USER RUN花井様

ONODERA USER RUNでは介護だけでなく、外食業や、建設業、自動車整備、IT分野など、多岐にわたる分野への展開を進めております。また、実際に介護の現場でも活躍する学生も増えており“就業”には繋がっているので、今後は就業後の“定着”というところを更に重視していきたいです。

現在特定技能では5年間働くことができるのですが、その先も働き続ける場合は介護福祉士国家試験に合格しなくてはいけません。優秀な人財に長く活躍してもらうために、その点も新たなゴールに置きつつ、より幅広い学習の支援をおこなっていきたいと思っています。

■まとめ

バイタリフィバナー

インタビューのお時間いただき誠にありがとうございました。

バイタリフィでは、今回ご依頼いただいたような学習アプリ・教育系アプリの開発も可能です。想定している内容に応じて、Flutterを使った開発のご提案など、最適なご提案をさせていただきます。その他、エンタープライズ系、エンタメ系、IoTなど多種多様なジャンルを得意としておりますのでご興味ある方はぜひお気軽にご相談いただけますと幸いです!

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■バイタリフィサービス一覧

大容量ファイル共有サービス「ShareDrive」

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SNS運用プラン

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バイタリフィでは、投稿の写真撮影はもちろん、アカウント立ち上げからデータ分析まで幅広くサポートします。

また、ランディングページの作成までワンストップで自社対応可能で、チームになって価値のあるものを作り上げていきます。

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DXパートナー事業

バイタリフィ

弊社では2008年より開始したベトナムのオフショア開発サービスを、2021年4月よりDXパートナーサービスとして事業展開することになりました。

主に3種類の開発サービスを通して、ITによるお客様ビジネス促進のサポートに携わります。

  1. DXを促す伴走型オフショア開発
    お客様専属の開発チームを構築し、ビジネス・DX並びにプロダクト開発を成功に導くためのパートナーとして開発業務にあたります。WEBサービス・業務システム開発やシステム保守・運用、iOS・Android・PC用アプリ開発など、幅広いニーズに対応します。
    
  2. モバイルとAIを組み合わせたサービス開発
    課題解決や新たな価値創造に繋げるべく、AI(人工知能)の開発や導入を支援します。Googleが主催する世界的機械学習コンペ「Kaggle」にて2749チーム中10位(Top0.3%)、Kaggle Masterを獲得したAIチームが対応します。
    
  3. Unityを用いたゲーム・AR・VRほか各種コンテンツ開発
    モバイルの利用率が高まっている時代の流れに沿って、世界で最も使用されているゲーム開発プラットフォーム「Unity」の専門チームを構築し、カジュアルゲーム・AR・VRほか各種コンテンツ開発が可能です。
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