スマートフォンアプリの企画・開発やAI事業、ベトナムでのオフショア開発を行っているバイタリフィでマーケ担当をしている藤木と申します。
今回は、バイタリフィ営業統括部にPM(プロジェクトマネージャー)として入社した田口 寛志氏にインタビューをしてきました!
PMとして、ベトナムのオフショア開発に長年携わってきた経験を持つ田口氏に、これまでの経歴やPMとして大切にしていることなどを伺ってきました。ぜひ最後までお読みください!
目次
- Q1.田口さんの自己紹介をお願いします。
- Q2.バイタリフィに入社したきっかけは何ですか?
- Q3.これまでの経歴をお聞かせください。
- Q4.ベトナム現地で働くことに決めた動機は何ですか?
- Q5.ベトナムで働く中でよかったことと大変だったことは何ですか?
- Q6.オフショア開発の活用で具体的に成功した事例を教えてください。
- Q7.オフショア開発のPMとして心がけていることは何ですか?
- Q8.オフショア開発を成功に導くポイントは何だと思いますか?
- Q9.田口さんご自身の強みは何だと思いますか?
- Q10.今後挑戦してみたいことや目標にしていることはありますか?
- Q11.番外編!田口さんの○○を教えてください!
- ■まとめ
- ■アプリ開発をするならバイタリフィのオフショア開発で
Q1.田口さんの自己紹介をお願いします。
営業統括部のPMとして2021年10月1日に入社した田口寛志と申します。
神奈川県出身、今年で44歳です。
Q2.バイタリフィに入社したきっかけは何ですか?
私は長い期間ベトナムで働いていたのですが、ベトナムはコロナによるロックダウンが続いており、なかなか思うように仕事ができない状況でした。その影響もひとつありますが、日本で働きたいという思いと地方に住む計画があったため、リモートで働けるかつ、ベトナムのオフショアに関わる仕事を新たに探していました。バイタリフィはベトナムでも有名な会社だったので元々知っていて、自分の希望も叶えられそうだったので、入社したいと思いました。
バイタリフィを初めて知ったのは、元々アプリ開発の会社にいた7~8年前、その会社でオフショアを検討した際です。当時勤めていた会社にバイタリフィの社員の方が足を運んでくれたこともありますし、ベトナムでチームや子会社を立ち上げる際にバイタリフィアジアへ視察に行ったこともあります。その際からバイタリフィとは繋がりがありました。
Q3.これまでの経歴をお聞かせください。
新卒でSIerの会社に入社し、当時は主に携帯電話のアプリ層の開発を6年ほど行っていました。その後入社したアプリ開発の会社では、PMやプロジェクトリーダーをしていました。その会社に勤めていた時に新たにオフショア開発を検討することになり、そこからオフショアに携わるようになりました。当時は中国やベトナムに視察へ行き、パートナーを開拓していました。実際に仕事を依頼するにあたって、依頼する会社がどんな会社なのか、自分の目で見て確かめるために頻繁に足を運んでいました。
その後は別の会社でベトナムオフショア開発を行う子会社の立ち上げを行いました。その中でもう少しベトナムに深く関わりたいという思いが強くなり、日本側ではなくベトナム側のPMとして現地採用で働くようになりました。その後もいくつかの会社でベトナムの子会社の拠点を立ち上げやその拠点の責任者をしていました。
▼新しく拠点を開拓していく際はどういう探し方されたのですか?
インターネットで調べながら地道に開拓していきました。初めはすごく大変でしたが、段々と知り合いもできていき、知り合い経由で新たにパートナーを紹介してくれるようにもなりました。ベトナムは横のつながりが強いということもあり、徐々に輪を広げていけたという感じですね。
Q4.ベトナム現地で働くことに決めた動機は何ですか?
開発者の立場としてベトナム現地を視察した際、日本では当たり前の開発手法や品質に対する考えが、当時のベトナムではまだ根付いていませんでした。自分が学んできた開発の基礎をベトナムに持ち込むことで、コストを抑えながら高い品質のもの作れるのではないかと考えました。そこにある可能性に賭けてみたいと思い、ベトナム現地でPMとして働くことに決めました。
Q5.ベトナムで働く中でよかったことと大変だったことは何ですか?
よかった点は大きなやりがいを感じられたことです。プロジェクトマネージャーや拠点の責任者の立場を通じて、ベトナムの開発の発展に貢献できている実感がありました。プロジェクトが完遂したときには、チーム全員でやり遂げたという達成感を経験できました。
大変だったのは、文化の違いや開発の考えが違うことで衝突する場面が多少なりともあったことです。お互いを尊重しつつ、密にコミュニケーションを取ることを大切にしていました。
▼仕事上は日本語、英語、ベトナム語のうちどれでコミュニケーションを取っていたのですか?
仕事上のコミュニケーションは主に日本語で行っていました。お互いネイティブではない英語の場合、難しい仕様などでずれが生じる可能性があったので、日本語ができるベトナム人にコミュニケーターとして入ってもらっていました。ただ、普段は簡単なベトナム語で会話することもありました。
Q6.オフショア開発の活用で具体的に成功した事例を教えてください。
日本にいたときはベトナムや中国にあるチームやパートナー会社に仕事を依頼していました。仕様書一つとっても認識齟齬が起きないよう、日本国内での開発に比べてより事細かに書く必要があったので、日本とベトナムを往来しながら細かい部分を詰めていきました。フロントエンドの開発案件の際、例えばJavaScriptのような動きのあるものは文章でも通訳者がいても意図するイメージを正確に伝えるのはなかなか難しいものです。正確に伝えられるように、類似の動作をするサイトを見つけて、こんな風に動かしたいなど、目に見えるもので説明していました。
私がベトナムにいた際の事例として、オフショア案件で、紙のカタログ冊子を電子化する案件がありました。以前は、カタログ冊子を1ページ1ページ、ベトナム人担当者が読み、その情報を電子ファイルにそのまま入力したり、加工したりしていましたが、この冊子をスキャンし電子データ化した後の入力・補正・計算などの一連の処理を自動化する開発を行い、3倍程度の業務効率化を実現しました。
その結果、お客様にも大変満足していただけましたし、自分がPMとして成功に導くことのできた案件の一つだと思っています。バイタリフィはAI、文字認識について高い技術があるので、これらを組み合わせた提案は、今後もしていきたいですね。
Q7.オフショア開発のPMとして心がけていることは何ですか?
コミュニケーションを密にとることを心がけています。お客さんからの要望を聞いて、ただ開発者に指示をするだけでは、PMの立場は務まらないと思っています。お客さんの意思と開発者の意思を両方汲み取った上で、一番に考えなくてはいけないことはプロジェクトの成功なので、辛抱強く説得することや、率直に意見を述べることも必要です。そういった関係性を築くという意味でもお客様・開発者双方へのコミュニケーションは非常に大切にしています。
▼間に入ることによる苦労もあったのではないでしょうか。
もちろんありましたが、自分がどうすれば役に立つか、を常に考えていました。どの立場が上ということではないので、対等に仕事ができて、みんなが腹落ちできるように立ち回る必要があると常々感じていました。
Q8.オフショア開発を成功に導くポイントは何だと思いますか?
一つはお互いの立場を尊重することだと思います。お客様・開発者どちらが上ということではなく、お互いに尊重し合うことで、意見を述べたり聞き入れたりできるのではないかと考えます。この対等な関係こそ、プロジェクトを成功に導くポイントだと思います。
もう一つは曖昧なところは残さないことです。お客さんに対してはもちろんですが、開発・製品・契約についても同様です。曖昧な点があると、その時点では小さいことだと思っても、後々大きな欠陥や認識齟齬を導きかねません。上流工程の早い段階で、不明点や粒度が荒い点ははっきりとさせておくことが重要だと思っています。それを行うのが我々PMの役目でもあります。
Q9.田口さんご自身の強みは何だと思いますか?
細部まで気にするところかなと思っています。お客さんと開発者の中間的な立場として、抜けもれを残さないよう、細かにチェックできる点が強みだと思っています。
▼お客様・開発者両者と腹を割って話せる関係性ができていることが重要かと思いますが、関係性を作る上で大事にしていることはありますか?
仕事に関して定期的にコミュニケーションを取ることはもちろんですが、雑談も大切にしています。特にベトナムに仕事を依頼いただいている方たちは少なからずベトナムに興味を持っています。現地にいるからこそわかるベトナムのおすすめ情報や近況などを発信して、ベトナムを好きになってもらえたらという思いでコミュニケーションを取っていました。
Q10.今後挑戦してみたいことや目標にしていることはありますか?
個人的にはAWS関連の知識を増やしていきたいです。また、長らくベトナムで働いていたので、今後は日本で働くにあたってビジネス関連や技術的なトレンドをいち早くキャッチアップして、お客様への提案に活かしていきたいです。
Q11.番外編!田口さんの○○を教えてください!
▼好きな食べ物は何ですか?
ビールが好きです。ベトナムにいたときは安くておいしいビールをよく飲んでいました。海鮮系の食べ物をおつまみに、よく屋台などにも行っていました。
▼休みの日は何していることが多いですか?
読書が好きで、休みに限らず本を読んでいます。小説が多いですね。書店でおすすめと打ち出されるものや知人から勧められたものなど結構幅広く読んでいます。
川勝社長も本がお好きとのことで、是非共有し合っていきたいですね。
▼ベトナムのおすすめスポットはありますか?
ニャチャンがおすすめです。海がとても綺麗な街なんです。
以前、ホーチミンからバイク7時間かけて行きました。ベトナムに住む日本人はバイクで遠出をすることが多いんです。私も日本ではなかなかできない経験ができて、すごく楽しかった思い出があります。おすすめの場所です。
■まとめ
いかがでしたか?
PMとして10年に渡りベトナムのオフショア開発に携わってきた経験を持つ田口氏も加わり、バイタリフィのオフショア開発は今後もお客様の“伴走型パートナー”として進化を続けていきます!
オフショア開発についてのご質問や開発についてのご相談事ございましたらお気軽にお問い合わせください!
■アプリ開発をするならバイタリフィのオフショア開発で
バイタリフィは、「ベトナムラボ型オフショア開発サービス」を「DXパートナーサービス」へ事業展開し、AIやIot、AR・VR・カジュアルゲームのUnity案件などの最先端技術にも対応できるようになりました。
主に3種類の開発サービスを通して、ITによるお客様ビジネス促進のサポートに携わります。
1. DXを促す伴走型オフショア開発
お客様専属の開発チームを構築し、ビジネス・DX並びにプロダクト開発を成功に導くためのパートナーとして開発業務にあたります。WEBサービス・業務システム開発やシステム保守・運用、iOS・Android・PC用アプリ開発など、幅広いニーズに対応します。※要望に応じて、伴走型(ラボ型)だけでなく請負型での開発も可能です。
2. モバイルとAIを組み合わせたサービス開発
課題解決や新たな価値創造に繋げるべく、AI(人工知能)の開発や導入を支援します。Googleが主催する世界的機械学習コンペ「Kaggle」にて2749チーム中10位(Top0.3%)、Kaggle Masterを獲得したAIチームが対応します。
3. Unityを用いたゲーム・AR・VRほか各種コンテンツ開発
モバイルの利用率が高まっている時代の流れに沿って、世界で最も使用されているゲーム開発プラットフォーム「Unity」の専門チームを構築し、カジュアルゲーム・AR・VRほか各種コンテンツ開発が可能です。
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