ベトナムでのオフショア開発事業として2008年から15年以上の経験があるバイタリフィアジアには、独自のサポートチーム「CoE(Center of Excellence)」チームがあります。
このCoEチームでは、どのような構成で何を特徴としているのか?
CoEの責任者への直接インタビューも含め、生産性向上におけるポイントなども記載しておりますのでご確認ください。
目次
■CoEチームの仕事内容って?
そもそもCoEチームとは、プロジェクトを横断して技術的なサポートをしているスペシャリストのチームになります。
CoEチームが活躍する場面としては、主に以下の問題が発生したときです。
- 実運用環境で不具合発見したのに当日内解決できない場合
- 開発タスクが予定より24時間遅れた場合
- 24時間以内に修正ができなかった内部不具合が発生した場合
- ストア申請失敗の場合
- スケジュールに影響を与えるデプロイ問題が発生した場合
その為、CoEの仕事には新しいことへの挑戦、問題を解決する責任を負って挑戦していくことが求められる組織といった側面があります。
そして、あるチームで発生した問題をサポートおよびトラブルシューティングすることを通じて得た知見を活用し、他のプロジェクトチームで同様の問題が発生しないようにアドバイスをしています。さらにCoEチームは、上記タスクに加え開発において適用できる技術スタックを定義する仕事もします。その為に多くの新しい技術を調査、適用、テストして優れた技術を見つけることもCoEチームにおける重要な役割になります。
以上のようなことを通じて各プロジェクトの品質向上、生産性向上に繋げています。
■どんなメンバーがCoEチームとして活動しているのか?
CoEメンバーは、現在3名(Chief tech1名、Technical specialist1名、Designer1名)で平均年齢は30歳と非常に若いチームです。しかし3人のバックグラウンドは異なり、それぞれ様々な種類のプロジェクトから多くの経験を積んできたスペシャリストでもあります。(例:Devops、クラウド、テスト、モバイル、フロントエンド、バックエンドetc…..)
彼らはすべてのプロジェクトのサポートにおいて顧客が望むものを正確に把握し、顧客が叶えたいことを実現させるべく着実に遂行しています。またCoEメンバーには、AWS Certificateを複数持っている人もおり、社内のAWSに関するサポート等も行っています。
■CoEチームの責任者が語る「CoEがいることのメリット」とは?
弊社では、会社としてクライアントのビジネスを最大限にグロースさせることを重視しており、CoEというチームがあることで品質向上、生産性向上、新技術導入などを通じたその実現に貢献できると考えています。またCoEでは、技術面とスタッフのパフォーマンス向上を常に考えて行動しています。
その一環としてプロジェクトを管理するための標準を定義し、パフォーマンスを向上させるための Startkit および Gen コードツールを作成しました。これは弊社オリジナルの取り組みです。
■Starkit(スタートキット)とは?
高効率・高セキュリティなソフトウェアを作るための仕組みづくりの一環です。
弊社が開発しているソフトウェアは幅広く多岐にわたりますが、その中でも会員登録・ログイン・ユーザー管理など似た機能が多く含まれる傾向があるため、そういったところをある程度自動的に生成することで技術者の能力に依存せずスピーディにプロダクトの立ち上げを行うための独自ツールになります。これにより、例えば24時間以上かかるタスクを30分以内でできるソリューションとなります。
⬇CoEのインタビュー動画も合わせてご確認ください。⬇
StartKitとは?
■CoEチームが取り組んだ実績紹介
CoEチームが取り組んだ直近の取り組み実績です。
- プロジェクト チームの生産性向上をサポート
- ソフトウェア開発ツール・ワークフローの標準化
- ソフトウェアエンジニアリングとしてチーム全体でベストプラクティスを共有
- 技術的な問題の難しい問題をサポート
- 新規プロジェクト立ち上げ支援
- 高生産性と高セキュリティを実現する作業環境の改善
- 見積もり・スケジュールの見直し
- エンジニアのトレーニングと採用
- スタートキットの開発と維持
CoEチームの具体的なプロジェクトでの活動例も1つ紹介します。
●プロジェクト概要
某大手証券会社様のプロジェクト
■ Project overview(概要)
非常に大きなデータの処理をAzure上で扱う必要があり技術面でヘルプを行った
■ Issues(課題)
まずはチームメンバーでAzureを利用したインフラとソフトウェアの設計を行い、Javaを使用してAPIを作成データ処理の実装を行ったが、システムが想定どおりに作動しなかったり、巨大なデータに対応しきれないため、動作に時間がかかったりと実用に値するパフォーマンスがでず苦慮していた。
■ Solution(解決策)
Azure上でシステムアーキテクチャを再設計し、JavaでAPIを作成する代わりに、Azure factoryのようなAzureサービスを使用してプロセスを管理した
また、巨大なデータをmysqlで比較する場合、javaで手動でコードを書くのではなく、サービスデータパイプラインやアクティビティを使うことでパフォーマンスの改善を行い課題を解決した。
■ Results(結果)
要件に合わせて、十分なパフォーマンスを実現しリリースすることができた
CoEでは、以上のような活動を通じて大幅な生産性向上を実現しました。
■ベトナムオフショア開発におけるパイオニア、vitalifyasiaへご相談を
バイタリフィアジアはクライアントのビジネスを最大限にグロースさせることを最も大切にしています。
そのため、それにあった社内体制を構築します。
単なる人貸しではなく、一つのチームとしてアサインをさせていただくことが特徴です。
・ITサービスのアイデアはあるのでそれを素早く立ち上げられる開発チームを作りたい
自社ITプロダクトの改善を繰り返してユーザー満足度を上げて利用者を増やしたい、それが実現できる開発チームを探している。
・国内発注でフリーランスに受託したが失敗した、また思ってたよりも進捗管理などに工数がかかってしまった。
・オフショアに依頼したが、結局マネジメントは自社で行うことになってしまった。
など
お悩みを抱えている企業様はぜひ一度ご相談ください。