中国夜景

2021.07.12

オフショア開発

中国でのオフショア開発の最新動向~メリットとデメリットは?~

開発における日本のエンジニア単価の上昇やビジネス情勢の移り変わりによってオフショア開発を導入する企業が増えてきています。更には近年あらゆるやり取りのオンライン化が進んだことで、海外とのやり取りもより身近になったと言えるでしょう。

本日は数あるオフショア開発拠点の中でも中国でオフショア開発を行うメリットやデメリット、企業選定のポイントなど、他の国とも比較しつつご紹介していきます。

※本記事は、ベトナムオフショア開発老舗企業No,1株式会社バイタリフィのアプリ開発ラボマガジン編集部が執筆しています。

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1. オフショア開発とは?

地球

オフショア開発とは、一言で言うとシステム開発やアプリの開発などを外国の開発企業に委託することを言います。外国の開発企業に委託をすることによって、日本国内に比べて、人件費が安い国にアウトソースすることになるため、開発にかかるコストを削減することができます。近年、さまざまな企業がこのシステムを導入しています。

開発にはスマートフォンアプリやシステムの開発、ソーシャルゲームの開発などさまざまな分野が存在します。自社の開発リソースが足りない、日本での開発だと予算をオーバーしてしまう…そんな時にオフショア開発を検討する企業が多いようです。

中でも最近では、中国の開発企業に委託する企業が増えてきています。では、中国でのオフショア開発におけるメリットとデメリットはどんな点が挙げられるでしょうか。

2. 中国のオフショア開発メリットは?

電卓

中国でオフショア開発を行うメリットとしては主に3点あります。

2-1. コスト

まずメリットとしては、人件費を抑えられることです。中国の労働賃金は日本よりも安いため、エンジニアに支払う賃金を抑えることができます。人件費を抑えることで開発費を削減することが可能になります。

2-2. エンジニアの量と質

ITエンジニアの数が非常に多いこともメリットの一つです。最近では、以前に比べて国全体としてITスキルのレベルも向上しているので優秀なITエンジニアがたくさんいます。日本語に強いエンジニアも多く存在するため、交渉や見積もり・設計など日本語で進められる場合が多いです。

日本企業にとっては細部にわたる指示を出すができるので、日本語を理解することができる中国人のエンジニアがいることは日本企業にとって大きなメリットになります。

2-3. 距離と時間

中国では沿岸部のエリアを中心にITのインフラが整備されており、このエリアにオフショア開発の企業が集中して存在しています。開発をするには直接会って指導する場合もありますが、エリアが集中していることで、マネージャーやエンジニアの移動時間の削減をすることができ、業務の効率をアップさせることが可能です。

最近では、オンラインでやり取りも活発になってきていますが、日本との時差が1時間と少ないため、やり取りにおける障壁も少ないと言えるでしょう。

3. 中国のオフショア開発デメリットは?

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一方デメリットとしては主に2点挙げられます。

3-1. コミュニケーション

まずは、コミュニケーションでの認識齟齬が起こりうるという点です。先ほどメリットでも日本語に強いエンジニアが多く存在するという点をあげましたが、もちろん一人ひとり言語の習得レベルも異なるため、場合によっては言語の壁にぶつかることもあります。エンジニアに対して細かい指示を出したくても、こちら側の意向が相手に伝わらないケースなども多くあり、スムーズに開発することができない場合もあるのです。

要求したことが理解不足だったために、プログラムの品質の低下などが引き起こる可能性もあるのです。プログラムの品質の低下だけではなく、再度作り直しをしなければならないケースでは、余計なコストがかかってしまうこともあるので、お互いにコミュニケーションをしっかりととれる間柄になることが大切になります。

3-2. 文化や思考

2点目に文化や思考の違いによって起こりうる問題です。中国においては、仕事における責任範囲や仕事の範囲を明確にしたがる傾向があるので、あいまいな言い方で指示をすると後々トラブルを招きかねません。指示を出すときには、明確に伝えることが重要です。

もちろん国外・中国での開発に限った話ではないですが、文化や思考などが違うことも多いため、お互いをよく理解しておくことが必要です。

4. 中国でのオフショア開発を選ぶにあたって

中国

このようなメリット・デメリットを予め認識し、選定におけるポイントとすることで、開発の効率を向上させることができ、良いプログラムを作成することができるでしょう。現状、中国の国内でもオフショア開発に進出している企業があるので、日本企業が優秀なITエンジニアを確保することが難しくなってきています。そのため開発会社の選定はより慎重に行う必要がある、と言えるでしょう。

さまざまなトラブルにならないためにも、オフショア開発をする際には、ブリッジSEとコミュニケーションを取り、相性の確認をしておくといいでしょう。ブリッジSEとは、日本企業と外国の開発をする人を繋ぐ役割があるコミュニケーターのことです。現地のブリッジSEと言語の問題やニュアンスの問題などをチェックしておくことで、開発がスムーズに進むことになります。

5. まとめ

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オフショア開発の最新の動向としては、ベトナムやフィリピン・ミャンマー・ウクライナ・タイ・カンボジアなどで開発の委託をする企業が増えてきています。新しい技術に適応している国や、IT教育に力をいれている国などもあります。これらの国は、人件費が日本と比較して安いため、開発コストの削減ができ、かつ優秀なエンジニアの人材も豊富にいます。

その中でも、ベトナムは国策としてもIT教育に力を入れており、若くて優秀なエンジニアが多いと言われいます。オフショア開発先の国としても高い人気を博している国の一つです。

6. ベトナムでのオフショア開発ならバイタリフィへ!

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