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2021.12.28

オフショア開発

インドネシアでのオフショア開発の最新動向と特長~メリットとデメリットとは?~

「インドネシアオフショア開発の現状は?」
「インドネシアオフショア開発の特徴って?」
「インドネシアオフショア開発のメリットデメリットってどんなものがある?」

インドネシアを含む発展途上国のオフショア開発活用が進む昨今。オフショア開発でインドネシアを使うべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、インドネシアオフショア開発の特徴や、最新の開発動向、インドネシアオフショア開発のメリットデメリットは何か?解説しています。最後には、インドネシアオフショア開発を選ぶ際に特に押さえておくべき注意点もご紹介しています。インドネシアオフショア開発を自社で活用するか?判断できるようになりますので、ぜひ最後までご一読ください。

※本記事は、ベトナムオフショア開発老舗企業No,1株式会社バイタリフィのアプリ開発ラボマガジン編集部が執筆しています。

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1. インドネシアの最新動向

まずは、インドネシアについて新型コロナウイルスの影響や最近の経済動向についてみていきましょう。

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1-1. 新型コロナウイルスの影響

結論、インドネシアにおける新型コロナウイルスの影響は落ち着きを見せていると言われています。

今から約半年前の2021年7月時点では、新規感染者数が急増し、1日あたり5万人超の感染者数が報告された時もありました。この際はレベル4の活動制限(インドネシアでは感染レベル(レベル1~4)に応じた活動制限を設けています。)が実施され、外出や出勤の禁止や商業施設の閉鎖、飲食店での店内飲食禁止が指示されました。

しかし2021年12月現在、1日あたりの新規感染者数は130人前後と、ピーク時よりは減少を見せています。また、現在は活動制限もレベル1となり、出勤の制限や商業施設・飲食店への制限も緩和されています。企業への影響も緩和され、落ち着きが見られているといえるでしょう。

1-2. 経済成長率と今後の見通し

インドネシアの経済成長率は、上がっていくと予想されています。その背景には、近年の技術革新の急激な進歩により、GDPが成長し続けていることがあげられます。

日本貿易振興機構の調べによると2016年から2019年の4年間で実質GDP成長率は毎年5%超えており、現在の日本のGDP成長率が毎年0~2%という状況に比べると、急激な成長を見せているといえます。2020年には新型コロナウイルスの影響もあり前年比-5.3%まで落ち込んだものの、2021年に入ってからは徐々に右肩上がりの動きを取り戻しつつあります。

国としても技術開発などへの投資をしていることから急激な成長を遂げており、世界中から注目を集めています。インドネシアでは近年、新たなサービスや製品を生み出すITベンダーが急速に増えている傾向もあり、世界トップクラスの技術と評される企業もあります。

今後も経済成長を続けていくと見られており、今後の見通しは明るいといえるかもしれません

2. インドネシアオフショア開発の特徴とは?

経済成長が見込めるインドネシアですが、オフショア開発の特徴とは何なのか?押さえておくべき特徴を項目ごとに4つご紹介します。

  • 2-1:国民性
  • 2-2:日本語力
  • 2-3:人月単価
  • 2-4:技術力
man standing near whiteboard

2-1. 国民性

インドネシアの国民性の特徴としては、温厚かつ他者の思想を尊重する点が挙げられます。

インドネシアは、宗教面が非常に多彩で、古くからお互いの思想を尊重する空気が根付いています。国によっては自国で信仰されている宗教以外を認めないところもありますが、インドネシアでは様々な宗教を受け入れているため、お互いを尊重する国民性が古くから根付いており、争いを避けようとする風潮が強いのです。そのため、様々な物事を受け入れ協力しようという温厚性のある国民性を持ち合わせているといわれています。

インドネシアのオフショア開発は、国民性の良さから協力しつつ進められるやりやすさを感じやすいかもしれません。

2-2. 日本語能力

インドネシアの日本語能力の特徴としては、ビジネスレベルの日本語を話せる割合が少ない点が挙げられます。

日本語学習者の割合は、中国に次いで世界2位とされているインドネシアですが、留学などをする日本語学習者が多いわけではありません。中学校/高校などで学びはするものの、大学や社会人になってから日本語に触れる機会が少なく、結果、日本語能力が育たない場合があるようです。

そのため、ビジネスレベルの日本語を話せる能力をもつインドネシア人の数は決して多いとは言えません。

オフショア開発をする場合、中間に英語への翻訳を挟んだり、コミュニケーション部分では齟齬が起きないよう、ブリッジエンジニアなどの人材を探す必要があるといえるでしょう。

2-3. 人月単価

インドネシアの人月単価の特徴としては、オフショア開発拠点内では比較的安い人月単価である点が挙げられます。

インドネシアのエンジニア人月単価の平均は24万円と言われています。これは、他国と比較すると安いといえます。その背景には、物価の安さが関係しています。具体的には、インドネシアの平均月給は3万円で、この額でも1か月間十分な生活ができるといわれています。日本の平均月給約34万円と比較すると生活できるかどうか?疑問に思う部分がでてきますが、物価の安さから問題なく暮らせているといわれています。

2-4. 技術力

インドネシアの技術力の特徴としては、今後高まっていくと予想されている点があげられます。

インドネシアの教育省は2018年頃からICT教育に力を入れ始めました。そのため現時点でのインターネット普及率はそれほど高くはないですが、今後のIT人材の育成が急速に進んでいくとされていて注目が集まっています。

ゆえに、IT人材の育成が進むとともに技術力向上も見込まれています。

3. インドネシアオフショア開発のメリットとは?

これまでの内容を踏まえて、インドネシアでオフショア開発を行うメリット3点をご紹介します。

  • 3-1:ビジネスにおける国民性
  • 3-2:エンジニア単価
  • 3-3:モバイル系開発に強い
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3-1. ビジネスにおける国民性

まず、インドネシアでのオフショア開発のメリット1つめは、ビジネスにおける国民性がよい点です。

インドネシアは、互いを尊重する国民性が強いです。ビジネスにおいても、単に企業の実績や知名度だけではなく、上司や部下との人間関係を重視する国民性があります。そのため、信頼関係を結ぶことができればとても好意的に協力をしてくれる傾向があるといわれています。

オフショア開発を行う上で、円滑なコミュニケーションが行える国民性は大きなメリットといえます。

3-2. エンジニア単価

インドネシアでのオフショア開発のメリット2つめは、エンジニア単価です。

インドネシアは国全体として物価水準が低いため、開発に伴う労働力を得やすいと言う面があります。かつては中国やインドがこのような傾向にありましたが、目覚ましい発展を遂げた現在では、価格の上昇も見られています。ゆえにインドネシアは、東南アジアの国々がコストをおさえつつ、開発を依頼できる拠点として注目を集めています。今後は熾烈な競争が予測される地域でもあることから、現在多くの国々で積極的にそのアプローチが行われています。

オフショア開発を行う上で単価が抑えられる点メリットといえるでしょう。

3-3. モバイル系開発に強い

インドネシアでのオフショア開発のメリット3つめは、モバイル系開発に強いことです。

インドネシアのインターネット普及率はあまり高くないものの、モバイルの普及率はほぼ100%とも言われています。そのためインドネシアではモバイル系やSNS系の開発に強みを置いていると言われています。

4. インドネシアオフショア開発のデメリットとは?

インドネシアでのオフショア開発には、デメリットも存在します。メリットだけでなく、マイナス面もしっかり押さえておくようにしましょう。

  • 4-1:開発実績数
  • 4-2:英語普及率
  • 4-3:日本語能力
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4-1. 開発実績数

インドネシアでのオフショア開発のデメリット1つめは、開発実績数が少ない点です。

インドネシアは、ITに力を入れ始めてからまだ日が浅いため、大型案件など開発実績数としてはまだ多くはありません。そのため、仮にインドネシアへの大型案件依頼が可能だった場合でも、かえって他国に比べ単価が高くなる恐れもある点注意が必要です。

4-2. 英語普及率

インドネシアでのオフショア開発のデメリット2つめは、英語普及率が低い点です。

インドネシアでは、公用語がインドネシア語です。そのため、公用語が英語の近隣国フィリピンなどと比較して英語を話せる人間がそれほど多くはないと言われています。コミュニケーションが円滑に取れるようにブリッジエンジニアの有無を事前に確認しておくことが大切です。

4-3. 日本語能力

インドネシアでのオフショア開発のデメリット3つめは、日本語能力です。

インドネシアでは、日本語を学習するものの、ビジネスレベルでの日本語は話せない割合が多いと言われています。オフショア開発を行う上で、日本語で会話ができると安心感につながります。日本語が話せる人材をアサインするなど、対策したほうがよさそうです。

5. インドネシアオフショア開発を選ぶ注意点

では最後に、インドネシアオフショア開発を選ぶ際の注意点を3点ご紹介させていただきます。ぜひ押さえておきましょう。

  • 5-1:労働に対する意識の違い
  • 5-2:宗教への配慮
  • 5-3:急成長
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5-1. 労働に対する意識の違い

インドネシアオフショア開発を選ぶ注意点1つめは、労働に対する意識の違いがあることです。

インドネシアでは労働者を保護する意識が日本に比べて格段に高いです。そのため、日本では残業や休日出勤も珍しくはありませんが、インドネシアでそれらを行わせた場合、法律で罰せられてしまう可能性があります。納期が短い案件を依頼する際には注意が必要です。

5-2. 宗教への配慮

インドネシアオフショア開発を選ぶ注意点2つめは、宗教への配慮が必要なことです。

インドネシアでは国民の9割がイスラム教徒と言われており、イスラム教を信仰する人々の働き方を理解しておくことが必要です。インドネシアではイスラム教徒の権利について国で定められており、イスラム教徒がいる職場では1日5回礼拝を行うために休憩時間と礼拝室を用意すること、また礼拝を行うための休暇「レバノン休暇」を被雇用者に与えることを規定しています。宗教への配慮を忘れないようにしましょう。

5-3. 急成長

インドネシアオフショア開発を選ぶ注意点3つめは、急成長からみられる影響があるかもしれないことです。

現在インドネシアは、ITにおいては発展途上の段階です。そのため、オフショア開発を行う主要他国より比較的安い単価での委託が可能です。しかし、人口の多い国で競争率も高いと見られており、今後急激に成長していく可能性があります。経済発展により人件費も高くなっていく可能性もあることから、経済状況と併せて他国とも比較しつつ検討を進めていきましょう。

まとめ

インドネシアのオフショア開発のメリットとしては「国民性」「コスト」「モバイル系に強い」点が主に挙げられます。実績数や言語の面で慎重に企業選定を行う必要はありますが、成長性も期待できることからコストメリットは大きいと言われています。

労働意識や宗教上異なる点などを事前に知っておくことで進めていく上でもスムーズにいくでしょう。

インドネシアのデメリットや注意点が気になるという方がいれば、他の国を網羅的に調査しましょう。自社に合う国かどうか?比較検討して、決めるのがおすすめです。

参考:「そもそもオフショア開発国の選び方が分からない」という方は、【徹底解説】オフショア開発会社の選び方は?会社によって特徴が違うの?をご覧ください。
※国の選び方に加え、会社の選び方を解説している記事となります。

オフショア開発国、人気NO.1「ベトナム」

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最後にベトナムでオフショア開発を行う弊社についてご紹介させていただきます。

本記事を執筆した、弊社バイタリフィ並びにベトナム子会社のバイタリフィアジアでは、ベトナムでのオフショア開発に加えて、将来ベトナムのマーケットを狙っていきたい企業のお手伝いができるよう現地情報の提供を行っております。

ベトナムは、オフショア開発で利用されるNO.1国として「豊富な実績」「高いGDP成長率」「親日国ならではの安心感」を備えています。

オフショア開発国の中でも実績が多く、安心して依頼できる国を選定したいとお考えの方はベトナムとの親和性が高いかもしれません。

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