「費用対効果が高い開発をしたい。」
まさにそんな方にオススメなのがプロトタイプ開発です。
プロトタイプ開発とは何か、プロトタイプ開発の種類、プロトタイプ開発における工程、プロトタイプ開発のメリット等について記載していきたいと思います。
目次
1. プロトタイプ開発とは
プロトタイプ開発とは、設計の早い段階から実働するモデル(プロトタイプ)を作成し、都度検証しながら軌道修正を行う開発プロセスです。
機能やアイデアを形にすることで、ユーザーからプロジェクト初期にフィードバックを得ることができるため、結果としてトータルの開発工数を減らすことができます。
その利点が広まり、近年スマートフォンアプリ制作やWebサービス開発の業界において、システム設計工程の一部としてプロトタイプ開発が組み込まれることが多くなってきております。
2. プロトタイプ開発の種類
プロトタイプ開発の手法には大きく分けて2種類あります。
使い捨て型プロトタイプ開発(ラピッドプロトタイピング)と進化的プロトタイプ開発(ブレッドボード・プロトタイピング)です。
どのような違いがあるのか詳しく説明していきます。
2-1. 使い捨て型プロトタイプ開発(ラピッドプロトタイピング)
使い捨て型プロトタイプ開発とは、短時間・低価格であることを最も重視し、要求仕様が固まった段階でプロトタイプは捨てられ、正式な開発が開始される手法です。
この手法は開発の早い段階で改善できるため、最も費用を抑える有力な手法であると言われています。
主にユーザインタフェースのみをプロトタイプし、画面がどのように遷移するか、デザイン的な見た目がどうなるかを重視します。
2-2. 進化的プロトタイプ開発(ブレッドボード・プロトタイピング)
使い捨て型プロトタイプ開発とは全く異なります。
進化的プロトタイピングは、開発したプロトタイプを使用し、継続的に改良して完成させていく手法です。
リスクを最小に抑えるため、開発側で理解が不足している機能に関しては実装せず、部分的に実装されたシステムをユーザー側に渡して検証します。
使い捨て型プロトタイプ開発と比べると、リスクは伴うものの、実際に機能するシステムであるという点で優れております。
3. プロトタイプ開発の工程
プロトタイピングは以下のようなステップで行われます。
- 要求分析
利用者がそのシステムに何を求めているのかを明確にする。 - 最初のプロトタイプを開発
基本的に、ユーザインタフェースだけで構成されるプロトタイプを開発する。 - レビュー
エンドユーザーを含むお客様にプロトタイプを実際に利用してもらい、フィードバックをもらう。 - プロトタイプの改良
フィードバックを反映して、要求仕様とプロトタイプの両方を改良する。変更が加えられたら、3番と4番を繰り返す。
4. プロトタイプ開発のメリット
4-1. 時間と費用の削減
プロトタイプ開発では、お客様のニーズとプロダクトのずれに早期に気づくことができ、完成してからの手戻りを防ぐことできるため、開発の期間も費用も低減されます。
4-2. 共通認識が持てる
要件定義書だけでは最終形のイメージはできないが、プロトタイプを作ることでチームメンバー内だけでなく、お客様とも共通認識を持ちながら開発を進めることができます。
5. プロトタイプとモックアップの違い
以下の記事で詳しく説明しておりますので、是非ご一読ください。
6. プロトタイプ開発のまとめ
プロトタイプ開発は初期の段階から、画面を共有することで出来上がるイメージが共有できることが最大のメリットです。
特に開発後半になってから、レビューを行った際にオペレーターや経営陣とイメージの共有ができておらず手戻りが発生してしまい、開発し直す範囲が広範囲に渡ってしまうと、開発期間もコストも増大してしまいます。
「費用対効果が高い開発をしたい。」
という方は、ぜひプロトタイプ開発を検討してみてください。
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