Fintechとは

2020.11.10

WEB/アプリ開発

Fintechとは?Fintechの事例もご紹介!

DXが注目されている昨今、生活に必要なものにテクノロジーが導入されていくことで便利になり、より効率的にデータにアクセスできたり、サービスを使えるようになってきました。

前回はEdtechをご紹介しましたが、テクノロジーの発展とともによく使われるようになったワードの中には「Fintech」というワードもあります。今回は、Fintechとは何なのか、実例も交えながら紹介したいと思います。

1. Fintechとは?

Fintechとは、FinanceとTechnologyを組み合わせた造語です。ファイナンス、金融サービスにテクノロジーを活用したもののことを指します。金融サービスと一言で言ってもその範囲は広く、Fintechには様々な要素が入っており複雑な状態です。

ぱっと思いつくのは、スマートペイメントなどのオンライン決済サービスでしょうか。クレジットカードなどの情報と結びついて、現金を使わずにスマホで決済ができるようになりました。

また、銀行のアプリも登場し、残高の確認など今までは銀行に行ったりATMを使わないとできなかったことが、どこからでもインターネットにさえつなげれればできるようになってきています。

2. Fintechの始まり

Fintechとは

Fintechという言葉が登場したのは2000年の前半ごろからです。アメリカで『アメリカン・バンカー』という業界紙が「Fintech 100」と題する業界番付を発表しています。

Google Trendで「Fintech」という検索ワードの注目度の推移を調べてみると、2015年ごろから徐々に検索ボリュームが上がってきていることがわかります。

金融サービスにおいてビッグデータを取り扱うようなサービスや、利便性を高めるためのサービスは大いに注目され、多くの投資家がFintech分野へ投資を行うようになった結果、世界でも日本でもどんどん起業家や大企業がFintech分野へ参入していきました。

3. Fintechで取り扱われるもの

具体的にどのようなものがFintechと呼ばれているのかを見てみましょう。Fintechの取り扱う範囲は非常に広範囲に渡っていますので、代表的な例をご紹介していきます。

3-1. Fintechの事例:スマートペイメント

スマートペイメントとは、QRコード決済や非接触決済(電子マネー)、カード決済など、現金を使わずにオンラインで支払いを行うことです。

日本政府としてはオリンピック前にスマートペイメントの導入を進めたいとし、実際にキャッシュレス還元事業キャンペーンなども広く行われたため多くの人がスマートペイメントへ移行したのではないでしょうか。

2020年のMMD研究所の調査では、スマホ決済を使うようになった人は、2019年の16.4%から28.6%と、12.2ポイント増加しました。

最近では、Paypay、LINEペイ、楽天ペイなど多くのスマホ決済の出現とともに、コンビニ、レストランを初めとして様々なお店でスマートペイメントが使われるようになっているので、今後も浸透していくでしょう。

3-2. Fintechの事例:仮想通貨

一時ビットコインなどで世間を賑わせた仮想通貨もFintechの一つです。仮想通貨(暗号資産)とは、インターネット上でやりとりできる財産的価値を持つもののことです。国によって定められたお金とは違い、電子的な記録が価値を持ち個人間でやりとりができるものです。

仮想通貨にはビットコインを始めとして様々な種類があり、その価値も時々で変化します。仮想通貨を法定通貨に替えることもできるため、一時ビットコインが大きく値上がりした時は仮想通貨によって億万長者となった「億り人」が出てきました。

仮想通貨を支えるブロックチェーン技術は、Fintechでも大きな注目を浴びています。

BitFlyerコインチェックなどの仮想通貨取引サービスがあります。

3-3. Fintechの事例:投資・資産運用

投資や資産運用をFintechで簡単に、より便利にしようという動きもあります。ネット上でのやりとりができたり、AIロボットにより資産運用がなされるといったサービスが次々と登場し、すでに資産運用を始めている人も多いかと思います。

今まで投資を始めるのは少しハードルが高く感じられましたが、ネット証券なども登場し、小口投資も広がってきたこともあり、投資や資産運用へのハードルが下がりつつあります。

テーマ投資のFolio、ネット証券ではSBI証券楽天証券などがあります。

3-4. Fintechの事例:クラウドファンディング

クラウドファンディングもFintechと言われています。クラウドファンディングは、何かを始めたい時にインターネット上で広く投資を募り資金を集めることをいいます。

個人が何か事業を始めたい時にクラウドファンディングで資金を募ることもあれば、ボランティア団体が発展途上国で行うプロジェクトの資金を募ったりといった使われ方がされることもあります。

銀行からの融資は借入をするまでに審査があったり、期限つきで返す必要がありますが、クラウドファンディングでは対価性のない「リターン」と呼ばれる何かしらの見返りを出資者に返したり、場合によっては集めた資金は寄付として、何も返す必要がないのが特徴です。

コロナ禍では多くの事業者が苦しい状況におかれ、クラウドファンディングで資金を募る動きも見られました。

日本国内の代表的なクラウドファンディングサイトは、READYFORCAMPFIREなどがあります。

3-5. Fintechの事例:ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングは、クラウドファンディングと似たような仕組みで、お金を貸したい個人投資家と、お金を借りたい企業をインターネット上でマッチングさせるものです。貸付型クラウドファンディングと称されることもあります。

何らかの理由で銀行から融資を受けられない場合などに活用されることが多く、単なるクラウドファンディングとは違って返済義務があり、また個人投資家は配当を受け取ることもできます。

SBIソーシャルレンディングCAMPFIRE Ownersなどがソーシャルレンディングのサービスを展開しています。

3-6. Fintechの事例:保険

保険業界もFintechが進んでおり、昔は保険の営業員にコンタクトをとって入らなければならなかった保険が今はネットですぐに加入手続きが済むようになりました。

ネットだけで完結する保険も出てきており、従来の保険よりも保険料が下がっているのも特徴です。

ライフネット生命LINEほけんなどがあります。

3-7. Fintechの事例:個人資産管理

個人資産を管理というと難しいように聞こえますが、いわゆる「家計簿アプリ」というものもどんどん出てきています。

家計簿アプリとは、各銀行がネットバンクサービスを始めたことにより、個人に紐づいたデータがAPIを通して取得できるようになり、それに応じて各銀行にどのくらいお金が入っているのかなどを一つにまとめて管理するサービスです。

クレジットカードの使用額などもまとめて見ることが可能になり、自分が何にどのくらい使っているのかが可視化されるようになりました。

代表的な物としてはZaimMoneyFowardなどがあります。

4. Fintechまとめ

これからも盛り上がっていくと予想されるFintech業界。どんどん便利になっていくので目が離せませんね!

5. Fintechに適応したアプリ・システム開発をするならバイタリフィへ

Fintechとは

バイタリフィでは、ベトナムでのオフショア開発にのサービスを提供しております。12年以上に及ぶベトナムでのオフショア開発経験を活かした高品質・低価格な開発体制です。

開発チーム内には世界コンペにて、約3000チーム中世界10位以内に入ったプロフェッショナル集団も在籍しています。無料でご相談頂けますので、オフショア開発に興味がある方は、ぜひ一度お気軽にお問合せいただけましたら幸いです。

ベトナムオフショア開発のメリット
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