ベトナムでのチップ

2021.03.08

ベトナム情報

ベトナムではチップは必要?どのくらい渡す?

外国に行くと日本と違う文化に戸惑うことも多くなりますが、そのうちの一つがチップです。日本では基本的に、飲食店などでサービスを受けても多めに払ったり店員さんにチップを渡したりする文化はないため、外国に行くとどのお店でどのくらい渡せばいいのか、と壁に直面することがあります。

ベトナムも例外ではなく、チップを渡すことがあります。ただし、不要だと言われることもあり、どちらなの?と混乱することも。今回は、ベトナムにおいてどのお店でどのくらい払うのが良いのかをご紹介します。

1. チップとは?

チップとは、受けたサービスに対して感謝や心遣いの気持を示すために渡すお金のことです。日本の場合は基本的にチップに関する決まりはなく、払うことはほとんどありません。チップとしては個人に渡すことは稀ですが、サービス料としてお店から徴収されていることもあります。

ただ日本でも高級店などでは払うこともあり、TPOに合わせて対応することがほとんどです。

逆に北米やヨーロッパではチップを渡すことが一般的なので、日本人の観光客が知らずにチップを渡さずに失礼だと思われることもあります。

チップを払わないことが失礼になったり、怒られてしまうことも海外では珍しくないので、海外旅行に行く際はその国のチップ事情を調べてから行くようにしましょう

2. ベトナムのチップ事情は?

では、ベトナムでのチップ事情はどうなのでしょうか?

基本的にはベトナムではチップを渡すことはそれほど一般的ではありませんが、観光地などではチップを渡すことが多くあります。どのような場面でどのくらいのチップを払うことが一般的なのかをご紹介していきます。

2-1. 飲食店

ベトナムの飲食店では基本的にチップは不要です。ストリートでの食事はもちろん、一般的なベトナム料理店や日本料理店でチップを渡すことはありません。

また、もともとサービス料が付加されている飲食店も多いので、支払いの際にチェックしてサービス料が付加されていれば渡す必要はないでしょう。

ただ、一部の飲食店やカフェではチップを入れることができるボックスが設置されていることがあります。サービスに満足した場合はそこにチップを入れても良いですし、スタッフの中に特に良いサービスをしてくれる人がいた場合は払ってもよいでしょう。

高級店ではチップを払うのが一般的になっている場合もあるので、周りの反応も見ながら判断するのがよいでしょう。その場合は、食事代の5~10%を目安にチップを渡すと良いでしょう。

2-2. スパ・マッサージ・ネイル

スパやマッサージは、お店に「チップ不要」と書いているところも多いのでまずはチップが料金に含まれているか確認してみましょう。メニューなどに「チップ込」と書いている場合はチップを渡す必要はありません。

お店によっては、チップを要求されることもあります。チップの額はお店のグレードによりますが、5万ドンから10万ドンが相場とされていることが多いです。

ネイルも同じくらいのチップの額で良いでしょう。

サービスが終わり会計時に一緒にチップとして払うか、お店によっては各施術者の評価を入れるボックスなどがあるのでその評価を出す際に渡すと良いでしょう。

2-3. ツアーガイド

ベトナムで個人ツアーなどを申し込んだときにはツアーガイドにチップを渡すことが多くあります。旅行会社から派遣されるガイドの場合は料金に含まれていることが多いので、基本的には不要です。

基本的に向こうから請求されることはないと思いますが、ツアーが満足行くものだった場合は5~10万ドンほどを渡してもよいでしょう。

2-4. タクシー

タクシーでのチップは基本的にいりません。請求してくる場合でも不要です。ベトナムにはマイリンタクシー、ビナサンタクシーなどのタクシー会社がサービス提供するものがあり、そのようなタクシーでチップを要求されることはありません。

最近ではGrabタクシーを使うひとも多いかもしれませんが、Grabのアプリ上ではチップを渡せるシステムがあります。もしもドライバーのサービスが非常に良かったときはそのシステムからチップを渡しても良いでしょう。金額は1万ドンから10万ドンまで選ぶことができます。

2-5. ホテル

海外でも日本人がチップを渡すのを忘れがちなのがホテルです。ベトナムでは必須というほどではありませんが、特に観光地など欧米系のゲストが多いホテルではチップを渡すのが一般的になっているところが多くあります。

チップはあくまでも気持ちなので、自分が満足できるサービスを受けたと感じたときに渡すと良いでしょう。

ホテルのグレードによって金額は変動しますが、ベトナムの一般的なホテルでサービスを受けた際には3~5万ドンのチップを渡すと良いでしょう。また、ベッドメイクをしてくれる人に向けて部屋を出るときにチップとわかるように2~5万ドン程度をおいておきましょう。

3. まとめ

ベトナムではチップを渡したらいいのか渡さなくていいのかがわかりづらく、在住者でも迷うことが多くあります。場面やお店の決まりに従うこと、かつチップはあくまでも感謝の気持ちを示すものなので自分がチップを渡したいと思ったら渡してみるとよいでしょう。

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