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2021.09.21

インタビュー[パートナー] インタビュー

包括的なDX支援を可能に!お客様の課題を伴に解決していく“伴走型パートナー”とは【Arinos社 インタビュー】

こんにちは。バイタリフィでWEBマーケを担当している藤木と申します。

本日は弊社オフショア開発の上流工程を支える協業パートナー株式会社Arinosの松山様に独占インタビューをしてまいりました。

下記インタビューの模様をまとめましたので是非ご一読ください。

■Arinos社の事業・サービス内容について教えてください。

弊社ではお客様のビジネスの変革を実現するために、事業パートナーとしてお客様の事業に伴走していく様々なサービスを提供しています。

具体的には事業立ち上げ支援・DX推進・オペレーション改革や・スタートアップ支援などを行っており、「ビジネストランスフォーメーション事業」と呼んでいます。

お客様の規模や課題の内容によって、解決したいテーマも変わってくるため、解決テーマに対して最適なサポート体制を構築しています。例えば「知見を要する専門的な部分だけわからないから教えてほしい」という要望があった場合、専門家が短期間で知恵を貸すことも可能です。一方、既存事業改革や0からの事業立ち上げにあたって「リソースを提供してほしい」「事業のオペレーションの体制を組んでほしい」という要望にも対応が可能です。

弊社単体としては60名弱の社員数で決して多くはありませんが、各専門領域に強みを持つ外部のパートナー企業と一緒に最適なチームを組んでソリューション提供しています。パートナーは数十社に上り、最近だと企業だけでなく、フリーランスの方ともネットワークを組んでいます。

■Arinos社独自の強みを教えてください。

Arinos松山氏

弊社の人員は常にお客様の組織の中に入り、先頭に立って課題を一緒に解決していきます。

お客様の中にパートナーとして入り込むというのは言葉では簡単に言えますが、いざやるとなるとなかなか難しいものです。お客様からの信頼も確かなものでなくてはいけないですから。

その点、弊社コンサルタントはお客様の気持ちに立って同じ当事者意識を持って解決していこうというマインドをみんな持っています。近い距離で伴走していく、隣の席に座って一緒に解決していくというイメージです。この点が最大の強みと言えます。

■Arinos社に寄せられるクライアントからの相談にはどういったものがありますか。

クライアントから弊社に寄せられる相談としては主に3つあります。

◇0から新規事業を立ち上げたい

「新たに事業を立ち上げたいが、何から始めればいいかわからない」といったように自社内にノウハウがない、もしくは新たな領域での挑戦を試みたいという企業からご相談をいただきます。特に創業期の企業や、ビジネスモデル変革を行いたい中小企業からの相談が多いテーマです。

◇業務を効率化したい

コロナ禍になってリモートワークが増えたことにより、自身の会社の業務が非効率であることに気づいてしまったという企業も多いんですよね。日本では、未だに紙面でのやり取りが定常化していて、FAXや印鑑などを使わなきゃいけない、という企業もまだまだ多く眠っているのが現状です。業務効率化のご相談は直近とても増えてきています。

◇デジタル化を推進したい

今、製造業や店舗ビジネスなど今まで人の力を主軸にしていた多くの企業でも、デジタルトランスフォーメーションを推進していかなくてはならない状況になってきています。自社内にデジタル領域で高度な知見がある人員を抱えていないという企業が多く、弊社にDX推進リーダーを任せたいというご相談を多くいただきます。

■過去の具体的な課題解決例を教えてください。

新規事業の立ち上げとデジタル化の推進についてわかりやすい事例をそれぞれ紹介します。

◇新規事業立ち上げ:製造業

お客様は元々企業向け(BtoB)の製品を製造していました。BtoBの事業は景気の影響を受けやすいということもあり、新たに企業向けではなく消費者向け(BtoC)にアパレル製品を売りたい、というご相談がありました。品質の高い商品を作る技術力は持っていましたが、BtoCの場合のマーケットや商品の選定、マーケティング戦略の知見がなかったため、弊社が0から事業企画、商品開発、マーケティングサポートに入って事業を立ち上げました。

従来型のビジネスだけを続けてきた結果、変化に対応できなくなり、変革ノウハウを持っている弊社に頼りたいというご相談ケースです。

◇デジタル化の推進:飲食業

コロナ以前から経営や採用に苦しむ飲食店は少なくありませんでした。そんな中、料理や接客を提供するだけではない、飲食の構造そのものを改革するようなビジネスをやりたいという相談をいただきました。

今回提案したのはアプリ上で店員さんにチップをあげられるアプリです。アメリカなど海外のチップ制度に着想を得ました。日本だと浸透していない文化ですが、アメリカだと飲食店では必ず店員さんにチップを渡します。店員さんが仕事を頑張れば頑張るほどインセンティブで収入が増えるわけですよね。従業員のモチベーションを上げることは質の高いサービスの提供につながり、再来店のきっかけになったり、店舗の評価が上がったりと良い連鎖に繋げることができると考えています。

相談いただいたお客様はデジタルの領域での事業経験がなかったため今回はアプリを作るかどうかの手前からご相談をいただき、「飲食業界の従業員のモチベーションが上がるような仕組みを作りたい」という課題に対してアイデア出しの段階から弊社が提案させていただきました。

■多くの企業において進みつつあるDX化ですが現状についてと今後重要となるポイントについてお聞かせください。

Arinos松山氏

一番大事なのは片手間ではなく全社を挙げて経営レイヤーから現場まで意識を統一して取り組むことです。

コロナ禍になる以前、小売店を例に挙げると、店舗ビジネスをメインにECもサブ的にやっていった方がいいという感覚を持っている企業が多くいました。ECの部署には良い人材を送るというよりも手の空いた人材を送り込むというような風潮が一般的だったんです。しかしこのような世の中になり、多くの企業で「社内の最も良い人材をデジタルのプロジェクトに」というように重要度が大きく変わりました。DXに全社をあげて投資をし、人材を割り当てて、一丸となってやっていくということが重要です。

一方で手順を間違えてしまうと路頭に迷ってしまうケースも往々にしてあります。直近でも、「DXを推し進めたけどうまくいかない」というご相談も多くいただきます。話を聞いてみると今までのビジネスの方向からいきなり真反対に進もうとしているケースが多いんです。DX化にも企業ごとに手順や歩むべき道筋は必ずあるので、自社のポジションを正確に捉えた上で、焦りすぎず正しく歩んでいくことが大切です。弊社では「今の状況はこうだからまずはこれやりましょう」「次はこれをやりましょう」というように大きいロードマップを敷いて支援させていただいています。ここがDX化推進の重要なポイントです。

「競合がこれをやり始めたから…」と言う企業も多いのですが、あまりそういうことは考えなくていいかなと思っています。自分たちの立ち位置や強みや文化は同じ業界でも変わってくるのでそういったものを捉えて進め方を考えていけるよう、弊社でも提案させていただいています。

■バイタリフィをパートナーに選定いただいた経緯を教えてください。

元々は弊社社員からの紹介でした。お話を伺っていく中で、技術や開発のスタイル、「お客様に伴走していく、事業パートナーとして支援していく」という思想が弊社にマッチする思ったんです。

例えば「ITシステム構築に予算を投資したけど、その後予算が枯渇してしまい運用や改修ができなくなってしまった」というお客様もいらっしゃいます。いざ作ったものが顧客のニーズに合わなかった、というのは双方にとって望ましくありません。

バイタリフィ社の場合はラボ型開発でお客様を長く支援する開発体制を提案されていて、弊社が事業を支援していくときもまさに同じような体制で行っています。弊社のコーポレートミッションとしても「いま、明日を伴につくる」という言葉を掲げていて、単発でのコンサルではなく長くお付き合いする前提でチームを組ませていただいています。バイタリフィ社でも「伴走型サービス」というお客様に寄り添うキーワードを掲げていたので、是非パートナーを組みたいと思いました。

■バイタリフィと連携することでどのような価値を提供できると考えますか。

Arinos松山氏

これまでは弊社でプロダクトを作る場合、上流部分であるビジネスの設計を綿密に行ってその後予算取りをしてプロダクトを作るという手順で行うケースが大半でした。ただ、今のデジタル時代に対応していくには事業の計画をがちがちに作り込むというよりは、最初から技術人材を集めてプロトタイプを作りながら提案できる方がよりスマートで、より最適な課題解決に繋がるのではないかと考えています。

バイタリフィ社と予めパートナーを組んでいれば、お客様にそういった提案もしやすくなります。現在、弊社内で0からサービスを開発した事例というのはまだまだ多くはありません。バイタリフィ社と一緒にそういった提案ができれば、技術的な面も包括した提案ができ、より多くのお客様の課題解決に繋げられると考えています

■最後にArinos社の今後の抱負を教えてください。

Arinos松山氏

弊社は今期(2020年10月~2021年9月)、大きな変革の1年となりました。今期で人材採用とお客様へのサービスの強化に注力したので、来期以降は今期蒔いた種をひたすら花咲かせていきたいと考えています。

ありがたいことにお客様からの引き合いも多くなってきていて、この1年で採用も強化し、バイタリフィ社も含めたパートナーの拡張もでき、人材を確保することができています。今後は大規模プロジェクトやこれまでお付き合いできなかったより規模の大きな企業様にもサポートができればと考えております。

デジタルトランスフォーメーションをはじめ、事業立ち上げや成長、業務効率化などお悩みお持ちの企業様がおりましたら、フットワーク軽くスピード感もって対応させていただきますのでお気軽にご相談ください。

■まとめ

インタビューのお時間いただき、ありがとうございました!

Arinos社との協業により、お客様の伴走型パートナーとして包括的なDX支援ができる体制を強化いたしました。

ご相談がございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。

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DX時代に適応した開発ならバイタリフィへ

DXパートナー

バイタリフィは、「ベトナムラボ型オフショア開発サービス」を「DXパートナーサービス」へ事業展開し、AIやIot、AR・VR・カジュアルゲームのUnity案件などの最先端技術にも対応できるようになりました。

主に3種類の開発サービスを通して、ITによるお客様ビジネス促進のサポートに携わります。

1. DXを促す伴走型オフショア開発
お客様専属の開発チームを構築し、ビジネス・DX並びにプロダクト開発を成功に導くためのパートナーとして開発業務にあたります。WEBサービス・業務システム開発やシステム保守・運用、iOS・Android・PC用アプリ開発など、幅広いニーズに対応します。※要望に応じて、伴走型(ラボ型)だけでなく請負型での開発も可能です。

2. モバイルとAIを組み合わせたサービス開発
課題解決や新たな価値創造に繋げるべく、AI(人工知能)の開発や導入を支援します。Googleが主催する世界的機械学習コンペ「Kaggle」にて2749チーム中10位(Top0.3%)、Kaggle Masterを獲得したAIチームが対応します。

3. Unityを用いたゲーム・AR・VRほか各種コンテンツ開発
モバイルの利用率が高まっている時代の流れに沿って、世界で最も使用されているゲーム開発プラットフォーム「Unity」の専門チームを構築し、カジュアルゲーム・AR・VRほか各種コンテンツ開発が可能です。

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