こんにちは。ベトナムでのオフショア開発、アプリ開発、AI開発事業などをおこなうバイタリフィの広報・マーケ担当の東田です。
実は、今月末の2020年8月26日に、無料ウェビナー「《モバイル市場で「AI」と「海外進出」が必須な10000の理由」という、海外進出系のウェビナーのファシリテーターをやらせていただきます。
指折りのグローバルモバイルアプリ企業が3つの異なる視点で市場を読み解いてくれるとのことですが
そもそも、「今の市場の現状は?」、「なぜベトナムを選ぶの?」、「ベトナム現地の状況は?」など、私自身疑問があったので、今回は弊社が開発を得意とするモバイルアプリ市場に絞って調べてみました。
目次
数字で見るモバイルアプリ市場の現状
以下、APP ANNIE社より公開されている「モバイル市場年鑑-2020-」を参考に記載させていただいております。
204,000,000,000件
こちらは、2019年における全世界のアプリのダウンロード数です。(*アプリの再インストールとアップデートは除外)
2016年と比較すると145%増になっています。
単純に、全世界の人口は77億人なので、びっくりするくらい大きな数であることが分かるでしょう。
13,000,000,000,000円
こちらは、2019年における全世界のアプリストア消費支出額です。
2016年と比較すると210%増になっております。
また、GSMAのThe Mobile Economy Reportによると、モバイル業界は2023年には、世界のGDPに4.8兆ドル(約500兆円)も貢献すると言われています。
60,000,000,000,000円
こちらは、2019年におけるモバイルを中心に据えた企業のIPO評価額の合計値です。
非モバイル企業のIPO評価額合計値と比べると650%増になっております。
また、モバイルを中心に据える企業の平均IPO評価額としては825%増となっております。
これらの数値は、モバイルが2020年以降も顧客と企業の関係性を築くものとして必要不可欠であることを一層強く示しているでしょう。
https://vitalify.jp/app-lab/20200519_suguapp_dx/
国別に見るモバイルアプリ成長スコア
こちらの統計データでは、アプリに対して熱心な国はどこか、モバイルテクノロジーに関して消極的な国はどこかを視覚的に分かるように表しています。
最も急成長を遂げている市場は、ベトナム、タイ、ブラジルであり、アメリカ、ドイツ、⽇本のような成熟市場では成長スコアが低く、モバイルアプリ市場において停滞気味であることが分かります。
カテゴリーによって速度は異なるものの、世界全体として、モバイルアプリ業界は成長の傾向にあるでしょう。
また、日本のモバイルアプリ市場は飽和している為、海外進出、特に、ベトナムへ進出したら成功しやすいでしょう。
ベトナムのモバイル市場とは
TV vs モバイル
Q&Me社で公開している「Popular mobile app and user analysis in Vietnam」によると、ベトナムでは、インターネット利用時間はテレビ利用時間を大幅に上回っています。
同じく、Q&Me社で公開している「Mobile App Market in Vietnam」によると、34歳までの層に至っては1日に5時間以上もスマートフォン(モバイル)を使って過ごしていることが分かります。
日本と同様にベトナムにおいても、モバイルは生活にとって欠かせないものになっています。
WEBサイト vs アプリ
「スマートフォンでWEBサイトとアプリどちらを使う時間が長いか」というデータでは、ひとしく同じくらいの時間を使っていると答えた人が最も多かったのに対して
「WEBサイトとアプリではどちらの形式の方が良いか」というデータでは、WEBサイトよりもアプリの形式の方が良いという回答が過半数を超えています。
このデータを見るに、ベトナムでは、新しいアプリはまだまだ人々に受け入れられ、ダウンロードされるでしょう。
Emaii vs SNS(ソーシャルネットワークサービス)
VIETJO lifeの【第49回】ベトナム人が本当に使っているモバイルアプリは?の記事によると、全時間の65%ほどがFacebook、YouTube、Facebook Messenger、Zaloのいずれかを利用しているというデータが出ています。
メッセージングアプリを利用している時間がSMS(ショートメッセージサービス)やメールを利用する時間を大きく上回っている結果も出ており、ベトナム人がSNS(ソーシャルネットワークサービス)を日常的に使っている傾向が読み取れます。
特に、SNS(ソーシャルネットワークサービス)の中でも、ベトナムでは、Facebook(Messengerを含め)が圧倒的な人気を占めています。
日本とベトナムのアプリ比較
こちらの統計データは「ダウンロードしたアプリのジャンル(日本とベトナム比較)」です。
ベトナムではミュージックアプリや辞書アプリの利用が高く、Eコマースやユーティリティのアプリの利用率がまだ日本と比べると低い現状です。
そのため、これから、アプリ業界でベトナム進出を狙っていく企業は、Eコマース・ショッピングアプリが狙い目でしょう。
まとめ
日本国内では、モバイルアプリ市場はすでにレッドオーシャン市場になっている為、飛びぬけて成功するのはなかなか難しくなっています。
しかし、まだ、発展途上のベトナムでは、モバイルアプリ業界はこれからが成長時期であり、ユーザーの親和性も非常に高いです。
日本国内だけに留まらず、ベトナム進出も視野に入れるべきでしょう。
また、アプリストアの消費支出は、世界経済全体の5倍のスピードで成長すると言われています。ですが、実は、モバイルにおける支出は、Uber、Starbucks、Amazonなどのように、アプリ内広告とEコマースというアプリストア以外の取引でも拡大します。
次回は、アプリ内広告やEコマースに関して注目して、ご紹介していきたいと思います。
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