EdTechとは?

2020.11.04

WEB/アプリ開発

EdTechとは?EdTechの事例とは?

新型コロナの影響により、学校のオンライン化が進みました。テクノロジーが発達するにつれて、教育業界にもテクノロジーが多く活用されてきており、より学習が促進されてきています。

そんな中で生まれた言葉が「EdTech」。今回は、EdTechとはなんなのか、具体的な事例を交えて解説していきます!

1. EdTechとは?

EdTechとは、Education+Technologyを組み合わせた言葉です。テクノロジーを教育に活用することを指します。就学前の児童から大人になってからの学びまで、教育に関わること全てを含みます。

新型コロナにより、オンラインでの授業なども随分と進みました。その前にもE-learning分野は早くから多くの企業が取り入れています。それでも教育業界、特に小中学校などはまだまだアナログが残っている業界でもあり、テクノロジーを使ってより良い教育を作り上げていくことがEdTechが目指すところです。

また、子どもたちが行く学校や学習塾に限らず、企業における研修や、外国語の学習など大人の学習もEdTechにより変化しています。

2. EdTechの市場状況

経済産業省の平成30年の調査資料によれば、日本の教育業界の市場規模は2兆5006億円(2015年)。その内訳は、学習塾や予備校が9570億円、企業研修サービスが4970億円、英会話・語学学習サービスが3100億円です。

そんな教育業界においてEdTechは着実に市場規模が大きくなってきており、世界で見れば2015年には5兆1924億円だった市場が、2020年には11兆2512億円にまで伸びました。

少子化が進んでいる日本においても、EdTech市場は伸びており、2015年には1640億円だった市場規模が2020年には2403億円まで伸びています。

文科省が、プログラミングの必修化をしたり、小中学生などへ一人一台のパソコンやタブレット配布を計画しているところからもEdTechは注目を集めています。

3. EdTechで何が変わるの?

では、EdTechが発達することにより何が変わっていくのでしょうか?

3-1. EdTech事例:アナログで行っていた授業のデジタル化

従来の授業では、先生が教壇に立って板書は黒板へ書き、生徒はそれを写したり、紙のプリントが配られてそれに書き込んだりしていました。EdTechによりデジタル化が進めば、黒板は電子黒板へ変わり、ノートはタブレットに変わるでしょう。

電子黒板を導入している学校はすでに少なくなく、パソコンで作ったスライドショーなどの資料が映し出せる、図形が書きやすい、何度消しても汚れることがなくまた手間もかからないなどのメリットがあります。

3-2. EdTech事例:学習教材へのテクノロジー活用

学習教材にもテクノロジーが取り入れられていくことで、生徒の学習の質を高めることが期待されます。今までは紙のノートに書き写したり、ドリルを解いたりするのが一般的でしたが。

EdTechでは、学習アプリが多く開発されています。タブレットのアプリなどで学習を行えるようになれば、何度も何度も繰り返し問題を解けるようになったり、データを取ってそれに基づいた出題をしたり、苦手な分野を把握できるといったメリットがあります。

3-3. EdTech事例:授業準備効率化

先生たちの授業の準備負担を減らすことも期待されます。学校の先生たちがそれぞれ授業のプリントなどを作っていると思いますが、より情報が共有されるようになれば、過去のものを参照したり、他の先生たちのものを参考にしたり、授業で使える素材がオンラインで共有されたりといったことが起こります。

また録画されたオンライン授業配信が広まれば、先生は一度だけ授業を収録すれば良いので準備負担が大幅に減ります。

また、テストの採点などを自動化している予備校などもあります。生徒一人一人のテストの採点を先生一人が行うのは非常に大変なため、全てデジタル化されて自動で行われるようになれば、先生たちもより授業の質を高めるために時間を使うことができるようになります。

3-4. EdTech事例:アダプティブラーニング

アダプティブラーニングとは、「適応学習」と呼ばれる一人ひとりに最適化した学習のことです。学校ではどうしても生徒がみんな同じペースで授業を受けることになるので、誰かついていけない人がいたとしても置いてけぼりにされることが少なくありません。

そのような問題を解決するのがアダプティブラーニングで、一人ひとりの学習進度の情報を蓄積、分析を行うことでその人に合った学習を提供することが可能になります。

3-5. EdTech事例:オンラインを活用した学習の促進

子どもだけではなく大人の学びにもEdTechは活用されています。オンラインの大学も今や浸透してきていますし、動画教材による学習を行う人も多くなってきました。

語学、資格、業務効率化スキル…幅広い教材にオンラインでアクセスできるようになっており、今までは学校に行かないと知れなかった情報が、家でも簡単に手に入るようになりました。

4. EdTechの具体例

すでに使っている人が多いEdTechですが、改めて具体例を見てみましょう。

4-1. EdTech具体例:スタディサプリ

EdTechとは

https://studysapuri.jp/

スタディサプリは、株式会社リクルートマーケティングパートナーズが提供・運営しているオンライン学習アプリです。スマホやタブレットで講義の動画が見れたり、問題を解いたりできるというもので、利用者は140万人を超えています。

元々は小中高生向けの学習アプリとして提供されていたスタディサプリですが、今は学校や自治体向けにも展開されています。コロナ禍ではオンライン授業を行っている学校も多くあり、そのような学校のためにオンラインでの宿題配信機能や生徒の学習進捗の把握機能を備えています。

4-2. EdTech具体例:Udemy

EdTechとは

https://www.udemy.com/

Udemyは、アメリカ発のオンライン学習プラットフォームです。Udemyにはスキルアップのための動画講座が多く登録されており、ユーザーは好きなものを購入することができます。

講座を購入した後、講師とのメッセージ機能が使えるので、講座でわからないところがあれば質問をすることができます。

4-3. EdTech具体例:Classi

EdTechとは

https://classi.jp/

Classiは、学校ICT化(インターネットによりを多角的にサポートする教育プラットフォームです。

学校では日々多くの情報が生まれますが、Classiでは日々の記録、テスト結果などの成績データ、進路調査の結果など、生徒の学びに関するあらゆる記録をひとつにまとめる機能を持っています。先生はClassiのwebテスト機能でテストを作成したり、教員同士のグループチャットで情報を共有をしたりといったことが可能になります。

生徒側では、コンテンツボックスと呼ばれる機能から授業の資料をダウンロードしたり、クラスのチャットルームで質問したり、万が一授業を休んでしまったりしてもケアできるようになっています。学習動画も配信されており、家でも動画で学習を行うことができます。

5. EdTechのまとめ

EdTechにより、より効率的で、かつ一人ひとりに合わせた学習が可能になってきています。教育現場も今後テクノロジーによって進歩していくことが期待できますね!

6. EdTechに適応したアプリ開発ならバイタリフィへ

EdTechとは

バイタリフィ並びにベトナム子会社のバイタリフィアジアでは、ベトナムでのオフショア開発に加えて、将来ベトナムのマーケットを狙っていきたい企業のお手伝いができるよう現地情報の提供を行っております。

また、ハイリスクかつ費用の高額な現地法人設立の前に低コスト&リスクでベトナム進出を試せる拠点開設プランなど、11年以上に及ぶベトナムでのオフショア開発経験を活かした+αのサービスとメリットを提供しております。無料でご相談頂けますので、ぜひ一度お気軽にお問合せいただけましたら幸いです。

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