コロナのステイホーム期間に誰でも手軽にプレイできるとして話題になった「ハイパーカジュアルゲーム」。シンプルで作成も比較的ハードルが低いということもあり、作ってみようと思っている人もいるかもしれません。
今回は、ハイパーカジュアルゲームでの収益モデルや、人気が出やすいゲームの特徴について解説していきます。
目次
1. ハイパーカジュアルゲームとは?
ハイパーカジュアルゲームとは、シンプルなルールでプレイが容易で、年齢や国籍問わず遊べるゲームのことを指します。難しい説明などが不要なのですぐに始めることができ、単純なパズルやレース、シューティングゲームなどが多いのが特徴です。
スマートフォンやタブレットでプレイでき、ダウンロードしてすぐに遊べる、課金モデルでないことが多く無料で遊べることから幅広い人から人気を得ています。
シンプルが故に中毒性があるようなゲームも少なくなく、RPGやソーシャルゲームとは違い長い期間プレイされることは少ないですが短期間でやり込むようなゲームが多いのも特徴です。
2. ハイパーカジュアルゲームの収益モデルは?
ハイパーカジュアルゲームの主な収益モデルはアドネットワークと言われる広告でのマネタイズがメインとなっています。例えば、ゲームを続けるためには動画広告を30秒間見る必要がある、ゲーム中に下の方に広告バナーが出ているなど、ゲームプレイ中に広告を表示させることで収益を得ています。
そのためより多くの人にダウンロード、プレイしてもらうことが必要になりますので、多くのハイパーカジュアルゲームは多くの広告費をかけてゲームの宣伝を行っています。
3. ハイパーカジュアルゲームではいくらくらい収益が出る?
ハイパーカジュアルゲームはどのくらいダウンロードされてプレイしてもらえるかで収益が決まりますが、有名なFlappy Birdだと1日500万円の収益とも言われています。
Rescue Cutという、スワイプだけでプレイできるシンプルなハイパーカジュアルゲームでは、1日1000万ほどの広告費をかけて宣伝してユーザーを集め、かけた広告費は3日で回収できたとのこと。うまくヒットすればかなり収益が出るということがわかります。
どんなアプリがヒットするかは出してみるまでわかりませんが、ハイパーカジュアルゲームは他のゲームに比べて制作にかける時間が短く済むということもあり、短期間に何十本ものハイパーカジュアルゲームを作成してリリースし、反応が良かったものに集中して広告費をかけて一気にユーザーを獲得、収益化につなげるという会社が多いようです。うまく行けば何億もの収益を上げられる世界である一方、参入障壁は低いため多くの開発者が参入してきています。
4. ハイパーカジュアルゲームでヒットを出すコツは?
どのようなハイパーカジュアルゲームがヒットしやすいのでしょうか?ヒットするハイパーカジュアルゲームにはいくつか特徴があるようです。
4-1. シンプルな操作性
多くの人がプレイするハイパーカジュアルゲームでは操作がシンプルであるという特徴があります。どんな年齢層の人でもハマることができて、ずっとやっていられるゲームはタップやスワイプだけでゲームをプレイできることがほとんどです。
最初のチュートリアルが長かったり、操作が複雑なゲームでは最初で離脱するユーザーも出てきます。ターゲットが狭まってしまうと、収益には繋がりにくくなってしまいます。
チュートリアルが殆どいらないほどシンプルな操作だからこそ、多くの人がすぐにプレイできて疲れないので長くプレイしてもらえる可能性があがります。
4-2. グローバル展開を視野に入れたもの
ハイパーカジュアルゲームは広告収益が主となりますが、日本では広告が多く出るゲームは敬遠される傾向にありますが、海外では広告が出るゲームに慣れている国の人も多く低評価がつきにくい場合があります。
グローバル展開を視野に入れて、ローカライズが最小限の手間でできるようなゲームは多くの国に展開することができるのでより広いユーザーにプレイしてもらえることになります。
4-3. 難易度が適切に設定されている
操作は簡単だけどクリアするのが難しい、なかなか次のステージに行けない、高得点が出しづらいというゲームはすぐに飽きられてしまいますので、ゲームの難易度は適切に設定する必要があります。
ユーザーはゲームを通して達成感を得られることで、プレイを続けようと思うものです。最初のステージは簡単にし操作に慣れてもらい、段々と難易度を上げていき、「少し難しいけどクリアできないほどではない」というくらいの難易度になるように設計しましょう。
4-4. 音やエフェクトが気持ちの良いゲーム
ハイパーカジュアルゲームでは、効果音やエフェクトも重要です。
常に一定のテンションで、なんの手応えもないゲームは気持ちが乗りにくく、ユーザーが早期に離脱してしまう可能性があります。
自分が行った操作や、コンボが決まったときに気持ちよく効果音や視覚的なエフェクトが出るとユーザーも小さな達成感を得ることができ長くプレイしたいという気持ちになります。
5. ハイパーカジュアルゲームまとめ
作る手間に比べると大きな収益を得ることができるハイパーカジュアルゲーム。最近ではコーディングなしでも作れるようになってきているので、興味がある方は挑戦してみるのも良いかもしれません。
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