近年スマートフォンの普及、デジタル化の加速によって様々な企業やサービスからアプリがリリースされています。2021年にリリースされた新規アプリの総数は200万本にのぼると言われており、今後も伸びていくとみられています。

本記事では、アプリに欠かせない要素“アプリデザイン”について、デザイナーでなくても知っておきたいアプリデザインの基本を解説していきます。「アプリのデザインを考えたいが、デザインの知識に不安がある」とお悩みの方はぜひご一読ください。

1. アプリデザインとは?

person writing on white paper

そもそもアプリデザインとは文字通りアプリのデザインのことを指します。

アプリにおけるデザインは、単純にかわいい・かっこいいデザインにすればいいというものではなく、様々な要素を加味して決めていく必要があります。アプリデザインではユーザー視点で考えられていることが何よりも重要になってきます。次の章から詳しく解説していきます。

2. アプリデザインの重要性とは?

アプリデザインは、そのアプリがユーザーに使ってもらえるか、使い続けてもらえるかを大きく左右する要素です。導線やアイコンがわかりにくかったり、直感的に操作できなかったり。一度使いにくいアプリと判断されてしまうとユーザーが再度アプリを利用する可能性は一気に低くなります。見栄えのみならず導線設計なども含めて“使いやすいアプリ”と思ってもらうためにもアプリデザインは非常に大きな役割を果たします。

3. アプリデザインの基本とは?

person holding brown pencil

アプリデザインは見た目が良ければいいものではありません。画面の視覚的デザインに加えて使用感を考慮したものである必要があります。例えば、おしゃれさやアート要素を追求したデザインのアプリはインパクトを与えることはできますが、見た目にこだわるばかりに「見にくい」「使いづらい」など、操作する上で不自由さを強いてしまう可能性もあります。

アプリは、ユーザーに直感的に使ってもらうことや使い続けてもらうことに注力する必要があります。そのためアプリデザインでは「ユーザー視点での使いやすさや見やすさを最大限に考えること」が基本とも言えます。そして、これにはUIUXの向上が前提として必要になってきます。

4. UIUXとは

UIUXはそれぞれユーザーインターフェイス(User Interface)とユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略です。一つずつ解説していきます。

4-1. UI

UIとはユーザーと機械の接点を意味します。アプリにおいてはユーザーが触れる画面のデザインや情報を指し、アプリアイコンやアプリ内に表示されるメニュー、ボタンの配置やフォント、配色、余白などもUIに当たります。

初めてアプリを使うユーザーでも直感的に操作のイメージができたり、統一感や洗練さが感じられたりと、情報が整理されているデザインほどユーザーには“良いUI”と思ってもらいやすくなります。

4-2. UX

UXとはユーザー体験を意味します。アプリにおいては画面デザインなどのUIも含め、表示速度やデータの読み込み速度、導線などアプリが与える要素によってユーザーが実際に体験する使用感のことを指します。

ボタンを押したのに反応しない、表示させたいページに辿り着かないなどユーザーにストレスを与えてしまうものはいいUXではありません。反対にストレスフリーに使うことができ、ユーザーにとって“このアプリは使いやすい”と思ってもらえるものは“良いUX”とされます。

アプリデザインを行う際は、UIUXにフォーカスした設計をしていくことでユーザーが感じる使いやすさ向上に繋がります。常にユーザー視点で捉え、UIUXの向上を目指していく姿勢が大切です(もっと詳しく学べる、好まれるアプリに共通するUIUXとは?も無料配布しています)。

5. アプリデザインで覚えておくべき原則

本章では、アプリのデザインで覚えておくべき原則をご紹介致します。アプリデザインを考える際に検討すべき点は複数ありますが、まずは基本的な以下3項目を覚えるようにしましょう。

原則1:シンプルさ

まず重要な要素と言えるのがシンプルさです。アプリ内の不要な情報は極力排除し、ユーザーに使ってもらいたい場面でストレスなく使ってもらえるよう意識することが大切です。「アプリを使用する場面はどこか?」「どんな時に使用してもらいたいか?」考え、アプリに入れたい機能や伝えたい情報に優先順位をつけるようにしましょう。

例えば、飲食店やアパレルなど店舗で利用するものであれば、クーポンを案内し来店促進を図りたいのか?ポイントを貯めてもらうために会員証を表示させたいのか?オンラインでの購入に繋げたいのかなど、目的や優先順位をどこに置くか次第でアプリを開いた時に表示される要素(画面やメニュータブに置くアイコンなど)が変わります。

またスマートフォンは、PCよりも画面が小さいため表示できる情報量に限りがあります。その中でユーザーが直感的に求めている情報へ辿り着くためには、情報を整理したシンプルな設計になっていることが最初の原則と言えます。

原則2:共通認識はそのままに

2つめの原則は、共通認識はそのままにすることです。共通認識とは例えば、バツボタンを押すとページが閉じる、右にスワイプすると前のページに戻る(もしくは隣のタブに移動する)、家のアイコンはホーム画面を意味するなど、多くのアプリで採用されている仕様のことです。

これがもし、クリエイティブにこだわるあまり一目でわからないアイコンを使用したり、右にスワイプしたにもかかわらず全く関係ない新しいページに遷移したりなど、多くのアプリの特徴とかけ離れた仕様を採用してしまうと、ユーザーに大きなストレスを与える恐れがあります。ユーザーが直感的に操作できるよう、共通認識されているものはそのまま取り入れるようにしましょう

原則3:3クリックルール

3つめの原則は、3クリックルールを設けることです。ユーザーが求めている情報までに3クリック以内で辿り着けるようにしましょう。階層構造を可視化した際に3階層で全てのページに辿り着けることが理想と言われています。また、ページ内に階層の表示を入れることで、前後のページの行き来を簡単にできるようにするといった工夫もユーザー視点の機能と言えます。

また最近では、ユーザーのページ遷移を容易にするチャットボットや検索ボックスといった機能を採用しているアプリも増えています。答えに早く辿り着ければ辿り着けるほど、ユーザーの利便性は増していきます。しっかり意識しましょう。

6. デザインするときに気を付けるべきポイント

では次に、アプリデザインを行う際に気を付けるべきポイントを紹介していきます。デザインを作り込んでいくうちに何をデザインしてるか?分からなくなる場合もあります。デザインを進める前にまず、注意点を押さえるようにしましょう。

ポイント1:見える化すること

アプリデザインを行う際に気を付けるべきポイント1つめは「見える化すること」です。

例えばページを読み込んでいる時間で画面上に何も表示されていない場合。ユーザーは、このまま待てばいいのか?アプリが落ちてしまったのか?不安を感じます。そのため、ページ読み込み中のアイコンやパーセンテージを表示させる、この読み込みには最大〇〇分かかる場合があるという注意文を表示させるなど、読み込み状態を見える化させる手法をとることで、ユーザーはそのまま待機すればいいという判断を下せるようになります。

またアプリによっては、会員登録やログイン時にユーザーの個人情報やパスワードの入力を求める場合があります。この際に入力の文字数や入力例、全角半角など「何を入れればいいか?」見える化することも重要です。全て入力後にエラーとなりやり直しが発生してしまうとユーザーはストレスを感じやすくなります。入力に条件がある場合は、入力完了した項目に自動でチェックが入るようにする、入力欄の色を変えるというのも一つの”見える化”と言えます。

アプリを制作している側が理解していても、ユーザーが理解できなければ全く意味がありません。ユーザー視点で見える化を意識することが大切です。

ポイント2:パターンを意識すること

2つ目に「Fパターンを意識すること」です。

人は情報をスキャンする際、F字型に視線を動かすと言われています。左上から順に右へ読み進め、段落が進むにつれて目に入る情報を選択してキャッチしていきます。全ての情報を隅々まで読む人は少ないとされているため、重要な情報は左上に置き、優先順位に従って情報を配置することが重要となります。

ユーザーにとってメリットのある情報(クーポンや新機能、新商品など)を左上に配置することで利用率の向上にもつなげることができるでしょう。何が必要な要素か?優先順位を決めるのにも役立ちます。

ポイント3:あらゆる画面サイズを意識してデザインすること

3つ目に「あらゆる画面サイズを意識してデザインすること」です。

アプリを利用する端末はAndroidやiPhoneなど様々です。特に小さい画面の端末では、項目が一部表示されていない、文字のフォントサイズがバラバラになっているといった不具合が起こりかねません。利用が想定されている端末で検証を行い、デザインに不具合がないか?きちんと確認するようにしましょう。

また、端末の回転への対応やタブレットでの利用も想定している場合はレスポンシブデザインを適用する必要があります。アプリの提供を想定している端末を予め定めて、検証できる環境があるか確認しておきましょう。

7. アプリデザインが得意な会社

最後にアプリデザインが得意な会社を紹介します。

▼おすすめ会社 株式会社バイタリフィ

バイタリフィバナー

本記事を執筆している株式会社バイタリフィでは、設立から16年にわたり開発業務に従事している豊富な経験と実績を保有しています。エンタメ系からツール系、サービス系など様々なアプリ開発の経験をもとに、UIUXにこだわったユーザー満足度の高いデザイン制作を得意としています。デザイン〜開発まですべて内製で対応できるため、1社完結でデザイン制作できます(バイタリフィの実績は、実績一覧をご覧ください)。

最新技術(AIやIoTなど)を活かした開発についても強みを持っているためアプリ開発についてトータルで相談できる点が最大の特長です。

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8. まとめ

アプリデザインは、アプリ利用ユーザーからの印象を左右する大きな要素です。これからアプリ開発を検討されている方は、企画段階で情報の整理を行うのはもちろん、制作段階でも絶えずUIUXを意識していく必要があります。デザインはアプリの良し悪しを決める重要な要素なので、妥協せず細部までこだわるようにしましょう。常にユーザー視点でいることが大切です。

「自社でデザインを考えるのは大変」「最初からデザインのプロに任せたい」と感じる場合は外部委託を検討してみるのもよいでしょう。豊富な知見から妙案を出してくれる可能性が高いです(アプリ開発会社にご相談する)。

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